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いつかの子守唄:あとがきと設定
2008.10.05 |Category …箱庭の君 短編3
とりあえず、一回区切ります。
話も終ってます。
まだ続きというか話が違うけど……そんなんがあるんですが。
始めに「己(おれ)たち」を封じたのは、「須佐之男命(すさのおのみこと)」。
「己たち」は8つの首の龍…「高志野八俣遠呂智(こしのやまたのおろち)」。
本編では玄武たちが「八つ口(やつくち)」と呼んでいるのが↑コレ。
酒呑童子の親が伊吹童子で、伊吹童子の正体はヤマタノヲロチだという説の方で箱君は設定しています。
そんでもって伊吹童子は不老不死の薬を飲んでしまっていることから、この短編での語りべの“五番目の己(おれ)”は童(わらし)のまま育たなくなっちゃってるのです。
なので、扇は大人の姿だけど実は大人に化けているだけの子供だったり…
どんな姿にも化けるから、あんまり関係ないんですけどね。
▽つづきはこちら
「雨雪」や「響く炎」と違って、ひたすら淡々としてて淡泊な悪党話で何ですが…(爆)
扇は“悲しい”がちょっと欠落しててわかんないんですよね、あんまり。
本当は解っているんだろうけど、でも説明できるほどはわかってない。
ちなみに「娘の骨」は今もまだ扇が持っています。
本人?に言わせると連れ歩いている。ということになるのですが。
ゲームでは扇と親しくなったキャラだけがその「娘の骨」のことを知ることになっていました。
雨雪~の「私」もヤバイ人でしたが、今はちゃんと精神的に成長してます。
でもこっちの「己(おれ)」はまだ幼くて危険。
表面上は大人なんですけど、イタズラな子供の部分が残っていて、分別つかなかったりしちゃう。
遊んでいるつもりで殺してしまったりすることもあったり。
一応、「己」もこの短編中に順を追って人間らしくなってはいるんですけど;
薬に詳しくなっていったりと徐々に現在の扇にたどりつくようになってます。
酒呑童子の話に戻りますが、箱君では酒呑童子は扇の拾った子供たちの総称としております。
扇の側に居続けるといつかその妖気の影響で魔物化してしまい、その成れの果てが「酒呑童子」。
男も女も酒を呑んでも呑まなくても酒呑童子…鬼になってしまうということです。だからアズサ、朔夜、桜華、玲も酒呑童子予備軍だったのです。
レイメイでも鎮が同じく、妖気で周囲に害を与えますが、同じ種類です。
五番目の扇はあの酒を盛って自分をだました女を気にしてますが、好奇心なので恋しているのとは別。
“自分を殺す女”に好奇心で会いたいと願っている。会ったらどうなるか…それが知りたいのです。
この女は当然、すでに死んでいないので、正しくはその血筋だけど。
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