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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 3-4

クラスメイト「しかし、ミニっ子先生遅いなー…」

 

 やがて再び全身黒い衣装の先生が入ってくる。

 静まり返る教室で、教官・氷鎖女(ひさめ)が一言。

 

氷鎖女「ち…遅刻しちゃったでござる…」

 

 うつむいてモジモジ…

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レイディ・メイディ 3-3

 床を乱暴に踏み鳴らしていると、追い討ちをかけるようにリクがやってきた

 

リク「その、良いところのお嬢様が暴れていたらどうなんだろうね?」

メイディア「んん?」

 

 振り返り、声の正体を知るや否や、目をあからさまにひそめてみせた。

 

メイディア「まぁた貴方ですか」 鼻を鳴らす。

 

 すれ違うだけでハッと振り向かされてしまうような整った顔立ちの少年は、まだこの養成所に来て2日目だというのに、すでに女の子の憧れの的となっていた。

 んが、しかし。

 

メイディア「ワタクシにライバル意識を持つのは構いませんが、残念でーしたっ!

 ワタクシは王家の血を引く者!

 どこの馬の骨だか知りませんが、そのうちワタクシにかしづくことになるんですからねっ! せいぜいワタクシの機嫌をそこねないことです。ホホホホホッ」

 

 一度高笑いを引っ込め、イーッとばかりに舌を出して、次の教室へと駆け出して行ってしまう。

 

ジェーン「ホホホホホ…あ、待って、メイディア様」

 

 あわてて追いかけて行くジェーン。

 モーリーは何度かリクと見比べたが、他の取り巻きたちがついていってしまうとそれに習って走りだす。

 

アン「あ…あの…気にしない方がいいよ、リ…フリーデルス君…」

リク「ああ、ありがとう。気になんてしていないよ」

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レイディ・メイディ 3-2

氷鎖女(ひさめ)「…を。ご…………えっと…?」

メイディア『またごーるでんと言いかけやがったですわ、コイツ…』

       「メイディア=エマリィ=シャトーですわ」

 

 あからさまな作り笑顔。

 

氷鎖女「…うん。で? 質問か何か?」

 

 一歩下がる。

 

メイディア「メイディア=エマリィ=シャトー」

 

 一歩近づく。

 

氷鎖女「わ、わかったでござるよ」

 

 さらに一歩引く。

 

氷鎖女『名前が長くてややこしいんだよ、…ごーるでん』

メイディア「アナタ、異国の方なんですってね?」

氷鎖女「さよう」

メイディア「この国に来てどのくらい?」

 

 ツカツカと容赦なく歩み寄る。

 

氷鎖女「1年と少しでござる」

 

 後ろ歩きで一定の距離を保つ。

 

メイディア「1年もいて…」

 

 作り笑顔に影が差す。

 

氷鎖女『何やら……怒ってる?』 ギク…

メイディア「この国の常識も覚えられないのですか、アナタは     っ!?」

 

 怒鳴り声に周囲の空気が震える。

 驚いた生徒たちが一斉に振り返った。

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レイディ・メイディ 第3話

第3話:ごぉるでんと天才クンと異国の先生

 朝から一風巻き起こしたメイディアは、彼女いわく「イジワルなルームメイト」と運よく専攻が違ったために心底ホッとしていた。

 それは傍から見る、イジワルなルームメイトとはクロエとレイオットではなく、まさしくメイディア=エマリー=シャトーのコトなのだが、本人はまったく理解していない。

 専攻も同じジェーンとアンになぐさめられつつ、教室に向かう。

 ジェーンとアンも内心はメイディアが悪いことはわかっていたが、ここは下手に出て機嫌を取る方が上策と思ったのだ。

 

ジェーン「あの二人もバカよねー。後でどうなっても知らないんだから」

アン「そうだけど…でもあの子がずっと一緒なのも疲れるよね……

 

 前を歩くお嬢様に聞こえないような小声で囁きあう二人。

 

ジェーン「何言ってるの。今のうちに仲良くなっておいた方が得じゃない。相手はシャトー家の令嬢よ」

アン「まぁ…」 あいまいにうなづく。

 

 先程の不機嫌はどこへ? 教室のドアを元気良く開け放ち、

 

メイディア「皆さん、ご機嫌よう! メイディア=エマリィ=シャトーですわっ!」

 

 すでに大半の者が席についており、一斉に振り向いた。

 家柄はすでに周囲の知る通りで、ジェーンと同じようなつもりで接近しようとする者も多い。

 たちまち彼女は人気者………のように、人々に囲まれた。

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レイディ・メイディ 2-4

 翌日。

 朝の光に照らされてメイディアは、顔をしかめた。

 

メイディア「ううんっ。カーテン開けたの誰ぇ?」

レイオット「おはよう、皆さん! 清々しい朝よ」

 

 …そうだった。メイディアは自分の現在の状況を一瞬、忘れていた。

 ここは我が家ではなく、養成所だったのだ。

 決められた朝は早い。好きな時間に起きて好きな時間に食事をとっていた彼女には辛い時間だ。

 それでも仕方なく、のろのろと起き上がって身支度を整える。

 部屋に一つしかない化粧台は今、クロエが使用している最中だった。

 

メイディア「…おどきなさい」

クロエ「うん、ちょっと待っててね。すぐ終わるから」 髪をとかしている。

メイディア「どいてと言ったら、素直にどきなさい」

 

 鏡とにらめっこしてまだどく気配のないクロエの椅子を蹴飛ばす。

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レイディ・メイディ 2-3

メイディア「わかりました。素敵戦隊☆薔薇騎士レンジャーのように……ですのね」

 

 馬鹿にしないでと怒るかと思いきや、神妙な表情でうなづくではないか。

 

ルームメイト・ジェーン、アン、モーリー『……通じてるしィー!!』

レイオット「そう! 素敵戦隊☆薔薇騎士レンジャーのようにっ!!」 キリリッ☆

クロエ「え~、説得できちゃったの? そんなんで?」 ガックリ、脱力~

 

 素敵戦隊☆薔薇騎士レンジャーとは、薔薇の騎士団を模した子供向けのお芝居である。

 大きな町には必ず1つや2つ、演劇団体があり、中でも人気なのは薔薇の騎士たちを題材にした舞台なの

 黙っていれば美形のレイオットは、実はこの薔薇騎士レンジャーから薔薇の騎士に憧れて試験を受けてしまったカンチガイさんだったのだ。

 …が、通じて納得してしまうメイディアもカンチガイ度では負けていない。

 

メイディア「言っておきますけどね。ワタクシ、試験のために我慢するのであって、ゆずったワケではございませんからそのつもりで

それと、ベッドは右側の一番上にさせていただきますわ

ああ、それから申し送れましたけれどワタクシは、メイディア=エマリィ=シャトー! わかってらっしゃるとお思いだけれど、本来ならば貴女方が気軽に口を利いて良い相手ではございませんのよ。ちゃんと分をわきまえて下さいね。……よろしくて?」

ルームメイト・モーリーは? あ、ええ、それはもう」

      ・ジェーン「メイディア様とご一緒できるだけで私たちは果報者ですわ」

      ・アン「……はぁ、ええ

 

しかし三人とも目が笑っていない。

 クロエはこれからの先を思うとうなだれるしかなかった。

 とんでもない人とルームメイトになったものだ。

 ただ救いがあるとすれば、専攻が違うということか。

 メイディアは黒薔薇専攻。クロエは白薔薇。レイオットは赤薔薇なのだ

 四六時中いたら大変なストレスになりそうな予感がムンムンである。

 レイオットはどうかというと、レンジャーで共通点を見いだしたのか、壁が一枚取れたようであった。

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レイディ・メイディ 2-2

クロエ「私もそうよっ!?」

メイディア「そんなことはありませんわ。ホラ、ご覧なさい? 306号室ですわ」

 

 書類を相手の鼻先に突き付ける。

 

クロエ「わっ、私だって……。だって、だって……この書類にも書いてあるでしょ? 6人部屋って」

メイディア「何をおかしなことを。6人でこんなに狭いところに暮らせるワケがないですわ。間違っているのはアナタです。ちゃんともう一度確認なさいな。まったく、顔と同じで頭の中身までボンヤリなさっているのね」

クロエ「…エ?」


 顔と同じで頭の中もボンヤリ!? 

 あまりにあんまりな暴言は、腹を立てるよりも驚きが先立ってしまい、反論を忘れてしまうほどだった。



メイディア「さ、どいて下さる? 邪魔ですわ」

クロエ「………………」

 

 相手から突き出された書類をもう一度確認するクロエ

 …が、何度確かめても6人部屋だ。

 そんな彼女を無視して、メイディアはドアの向こうに向かって呼びかける。

メイディア「レイオット! 早く荷物を持って来て!」

クロエ「?」

 

 再びドアの方へ首を向けると、巨大な荷物を抱えて小刻みに震えた誰かが部屋に入ってこようとしていた。

 しかし荷物が大きすぎてドアに詰まってしまっている。

 

レイオット「う~っう~っ」

クロエ「むっ…無理っ! 無理だからっ」

 

 あわてて駆け寄り、まずは荷物を下に降ろさせる。

 すると荷物の向こうから現れたは、女性にも男性にも見える中性的な美形であった。

 思わず息を呑んで見とれるクロエ。

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