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レイディ・メイディ 18-6
2007.12.17 |Category …レイメイ 18話
学徒「ギャアァッ!!?」
草むらに踏み込んだ途端、トラップ発動。
下から斜めに切った竹が飛び出して来た。
かと思えば、ロープにひっかかって転倒。
避ければその先に輪になったロープが。突然絞まって上に吊り下げられる。
山の頂上に登り、番号札を取って帰ってくる初期の団体試験が、いきなり罠だらけの危険なルートに早変わり。
監視室で、ナーダ「……ちょっとぉ……」
氷鎖女「ぷーっ♪ クスクスクスッ」
ヴァルト「余計なコトするなって……」 あきれ顔。
ニケ「だから子供は困るよ」
外見が12~3の子供で止まってしまっている150歳のニケが自分より年上に見える若造の氷鎖女を示して言う。
▽つづきはこちら
氷鎖女「遊び心は必要でござる」
ナーダ「誰の遊び心?」
氷鎖女「拙者のー♪」
ヴァルト「大した先生……だ。まぁいいさ。ここは難関の一つとして彼らがどう対処するかゆっくり見物させてもらおうじゃないか」
氷鎖女「なに、さすがの拙者とてわきまえてござる。ビックリドッキリは入り口付近だけでござるよ♪ でもこの先、まだどこに罠が待っているのか警戒しながら行くといい。……もうナイけどな、罠」
現場では我先にとスタートした連中があちこちで引っ掛かっている。
メイディア「ホラ、見なさい!! これを見越してワタクシは出発を遅らせたのですっ!!」
ふっふーん。いかにも計算どおりだと言いたげに鼻息を大きく吐き出す。
クレス「……ウソこけ」
宙づりになったままの、学徒「オイ、頼む!! このロープ切ってくれっ!!」
クレス「ばぁ~か。ライバルチームに手を貸すお人よしがどこに ……」
クロエ「ちょっと待っててね。今、何とかするから」 幹を登りだす。
……いた。
お人よしが、ここに。
クレス「こんなの放ってけよ。こっちが遅れるだろっ。タイムは早ければ早いほどいいんだ」
クロエ「このまま放っておけないじゃない」
クレス「僕は知らないからなっ。そうでなくとも誰かさんのせいで遅れてるっていうのに!!」
先に歩きだすクレス。
クロエ「ちょっとだから待っててくれたっていいじゃない」
クレス「チーム制だってコト忘れるなよ。迷惑だ」
クロエ「じゃあいいわっ。後で私が走って追いつくから、皆は先に行ってて」
ムキになって作業を続ける。
クレス「そーですかそーですか。じゃ、僕は先に行かせてもらうよ」
セルゲイ「君、助けていたら本当にキリがないぞ」
ダレス「そーだそーだ。ライバル減っていいじゃんか。っていうかパンツ見えてるぞ♪ い~い眺め」
クロエ「キャッ!! どこ見てんのっ!!? もぅっ!!」
枝にたどりついたところでスカートを押さえる。
フェイト「……そうだな。罠にかかったマヌケな連中を助けるつもりはないが、チームが欠けても困る。彼女が意地でもやるというなら、手伝ってコレを終わらせる方が早いか」
メイディア「ワタクシの時はああ言ったクセにクロエの時は手伝いますの!!?」
フェイト「内容が違う」
メイディア「……ぷんっ」
フェイト「どーでもいいけど、荷物、自分で持つんだな」
メイディア「手伝うんでしょ。無駄口叩くより行動したら?」
フェイト「……している」
メイディア「ふーんっだ!! ふーんっだ!!」