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レイディ・メイディ 18-4
2007.12.16 |Category …レイメイ 18話
クレス「早くしてよね!! もういいや。先に行くから」
苛立たしく足を踏み鳴らしていたクレスはとうとう我慢の限界に達して歩きだしてしまった。
しょっぱなからつまづいてはいられない。
フェイト「待て。チーム戦だ。先に行くのは許さない」
クレス「だったら早くさせろよ」
フェイト「わかってる」
セルゲイ「あ~あ。前途多難」
肩をすくめる。
▽つづきはこちら
ダレス「好成績の連中ばっかりのチーム構成だからラッキーだと思っていたのに、意外なお荷物がいたとはね」
あきれた物言い。
フェイト「いい加減にしろよ。お前一人の試験じゃないんだ。皆が迷惑しているのがわからないのか」
メイディア「……ム」
フェイト「お前が一人で勝手に落ちるのは構わないが、俺たちまで巻き込むな。これだから何もできないお嬢様は嫌だと言っているんだ」
セルゲイ「ちょっ……おっ……言い過ぎっ。マズイって。相手はシャトー家の」
フェイト「シャトーも何も関係あるか。ここは騎士を育てるところだ。国を、国民を守るための。守られたい奴の来るところじゃない。嫌なら今すぐ屋敷に帰ったらどうなんだ」
クロエ「フェイト!!」
フェイト「何だ?」
クロエ「それはあんまりだわ」
フェイト「……中途半端だな、君も」
クロエ「何がよ」
フェイト「君も周りも、俺と同じ意見だろう。なのにいざとなるとそこの姫さんをかばう。そんなだから、結局誰かが許してくれる、やってくれるっていう甘えが治らないんだろ」
クロエ「………でも……言い方だってあると思う」
フェイト「知らないな」
クロエ「同じ意味でも言い方によって人は聞き入れやすかったりそうでなかったりするものでしょ、それを……」
メイディア「クロエ!! もうよろしいです」
ふくれていたメイディアがようやく立ち上がって言った。
クロエ「メイディア、ぬいぐるみ置いて行く気になったの?」
メイディア「いいえ。コレは持って行きますが、他のは置いて行くことにしましょう」
クロエ・セルゲイ・ダレス『……ホッ』
メイディア「要するに!!」
フェイトを睨みつけ、
メイディア「期限は一週間ですが、それより早く戻ってくればよろしいだけですわっ!!」
ビシッと人差し指を立てる。
クレス『出たよ……』
メイディア「クレスッ!!」
クレス「今度は何?」
不機嫌に返事を返す。
メイディア「荷物を持ちなさいっ!!」
クレス「…………」
拳を握って息を吹きかけ、
ごっちん☆
メイディア「………………………」
クレス「さぁ~て。出発するかぁ~」
クロエ「そ……そうね」
メイディア「ぶった……ワタクシを……ぶちましたのねっ!!? お父様にもぶたれたことないのにっ!!!」
クレス「うっさい!!」
メイディア「ぶった、ぶったぁ~っ!!」
地面に寝そべって手足をばたつかせる。
●Thanks Comments
アムロ!!
メイディア行きまーす!(アムロいきます風)
遠征に。
ガンダム!!
関係ないけど、こないだいきなりガンダムZのエマ中尉の夢を見てしまいました。
……本当に関係ない(爆)