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レイディ・メイディ 18-3
2007.12.15 |Category …レイメイ 18話
メイディアとクレスが共にライバル視する天才少年・リクの方では……。
リク「リク=フリーデルス。よろしく」
ロドル「あーあー、知ってる知ってる。アンタ、有名だもんな。俺はロドルってんだ。知らないと思うけど。あ、青薔薇ね」
レク「クラス違うけど、俺も青薔薇なんだ。レク=フレグリット。皆で頑張ろう!!」
レイオット「私は赤薔薇のレイオット。気を引き締めて行きましょう」
ヒルコ「どーも。俺、白専攻のヒルコ。治癒なら任せてくれ」
アン「…………………………」
レイオット「アン、自己紹介しないと。どうしたの? ぼぅっとして」
アン「あっ、あっ、スミマセン 私、アン=ブラウンです 黒薔薇です」
ペコペコと頭を下げる。
アン『やった……!! やった!! リク君と同じ組だぁ~』
▽つづきはこちら
それぞれのチームが地図を確認して作戦を立て、出発してゆく中、1チームがまだ出掛ける気配を見せずにいる。
ナーダ「何をやっているの? 早くしなさい」 歩み寄って促す。
クロエ「あ、先生」
クロエが注意をナーダに向けたのを見計らってメイディアはその手から自分のぬいぐるみを奪い返した。
クロエ「あっ!!? コラ、メイディア、渡しなさいっよっ!!」
メイディア「嫌っ!! どーして貴女にキース君を渡さなければならないのっ!!? コレはあげないんだからっ!!」
クロエ「違うでしょ!! 何も取り上げようっていうんじゃないんだから!! ソレは邪魔になるから置いていきなさいってゆってるのっ!!!!」 再び薄汚れたウサギのぬいぐるみをつかむ。
メイディア「何が邪魔なものですかっ!!」
クロエ「必要な物以外は置いていかないと邪魔になるでしょ」
メイディア「必要ですわ!! コレがないと眠れませんものっ」
クロエ「じゃあ、この7日分の衣類を置いていきなさい」
メイディア「着替えを置いて行くなんてそれこそ正気の沙汰ではありませんわ。毎日同じ服を着ていろとおっしゃるの!!?」
クロエ「そうよ。試験は一週間内。それまでに戻ってくるんだから、下着と着替え1着あれば十分!!」
メイディア「……不潔……」
クロエ「仕方ないでしょ!! 模擬遠征試験なんだからっ!!!!」 荷物一式を引ったくって、
「も~っ!! 何で枕まで入っているのぉっ!!? ちゃんと寝袋用意されたでしょ!! パジャマも必要なーいっ!!」
メイディア「ぶぅ」
クロエ「ハイ、コレだけでOK」
余分なものを全て取り除いたリュックを持ち主に突き返す。
メイディア「………………」
そぉ~……っと放り出されたぬいぐるみを入れようとする。
クロエ「メイディアッ!!」
メイディア「あうっ」
ビクッ!!?