レイディ・メイディ ６１－２２

　……おまけ。

 

リク「先生、この券、１枚使っていいかな？」

鎮「いいよ」

 

　リク、鎮に肩を叩いてもらう。

 

リク「わー、気持ちがいいなぁ♪」

鎮「ほんと？」

リク「ホントホント」

鎮「じゃあハリキるっ」

 

　たんとん、たんとん。

　ぼかすか、ぼかすか。

　どすっ、どすっ。

 

リク『……どうしよう……先生、気合入りすぎで段々痛くなってきた……』

鎮「……疲れた」

 

　ピタリと突然止まる。

 

リク「エッ！？　もう！？」

　　『でも痛かったからまぁいいか』

 

　鎮、リクにあげた券を一枚千切る。

 

鎮「はい」

リク「何？」

鎮「疲れた。代わって？」

 

　リクをどかして、椅子に座る。

 

リク「ま……待って？　まさか俺があの……」

鎮「さぁっ！！」

リク「それって……俺がもらった券だよねぇ？」

鎮「いかにも」

リク「それで俺が肩叩く方って……なんか……アレ？　おかしくない？」

鎮「……なんで？」

リク「あ……うん……まぁ……いいよ、うん」

 

　……たんとん、たんとん。

 

偲「……スミマセン、ウチのが……」

リク「いえ……いいです……」

 

　……おしまい。