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レイディ・メイディ 51-10
2008.07.19 |Category …レイメイ 49-51話
レイディ・メイディ 51-9
2008.07.19 |Category …レイメイ 49-51話
レイディ・メイディ 51-8
2008.07.19 |Category …レイメイ 49-51話
レイディ・メイディ 51-7
2008.07.19 |Category …レイメイ 49-51話
レイディ・メイディ 51-6
2008.07.15 |Category …レイメイ 49-51話
強い風が吹き抜けてメイディアのスカートが大きくなびいた。
フェイト『返事……返事をしないと……』
それだけできびすを返す少女の背中に、何か言葉をかけなくてはという焦りが生じた。
年が明けて今はもう一昨年になってしまった5月のときと違う。
心境も、彼女に対するイメージも。
ワガママ身勝手なだけの貴族のお嬢様だと思っていたのが、努力家で仲間思いのストイックな少女である。
気が強くて口が悪く、ワガママも健在だが、勝利に対する執念と度胸、仲間を救うために走る勇気や割に生真面目なところも十分に魅せてもらった。
表面だけで何も見ていなかったのは、自分の方だったと今は反省している。
ただ……
レイディ・メイディ 51-5
2008.07.15 |Category …レイメイ 49-51話
しかし、翌日。
その時刻、その場所に現れたのは、怒りに燃える正義の味方・薔薇騎士レンジャー……になりたいレイオットではなかった。
フェイト「メ、メイディア!?」
『いや、まさかな。果たし状だし……』
メイディア「お手紙は読んでいただけたのですね?」
フェイト「き、君だったのか? お手紙っていうかあれ……」
メイディア「果たし状です」
フェイト「……だ、よ、な」 汗。
メイディア「仕切り直しですわ」
仕切り直しといわれても。
メイディアと共闘はしても、ライバルとして戦った覚えはない。
常にチームメイトだったからだ。
冷たい木枯らしが吹き抜けて、二人の髪を踊らせた。
レイディ・メイディ 51-4
2008.07.15 |Category …レイメイ 49-51話
リク「君は、厳しい事を言うんだね」
メイディア「そうかしら? でも、心配しないで」
リク「?」
メイディア「キース君はこんなヒドイこと、絶対に言ったりしないから」
リク「なんだ。ヒドイこと、言っている自覚あるんじゃない」
苦笑いを浮かべる。
メイディア「だって貴方はこんなこと、言われたことなさそうだもの」
リク「ないね」
メイディア「戻って部屋でシクシク泣くといいわ」
リク「ははっ、じゃあ早速そうしようかな」
メイディア「うん?」
今度はメイディアが目をしばたかせる番だ。