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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 25-4

クロエ「んもー、とにかく、そういう意地悪はいけないってレイオットにも言われてるでしょ」

メイディア「……ごちそうさまです」

 

 それには答えずにそそくさとその場から逃げ出す。

 

クロエ「こらーっ!」

シラー「……いいのよ、クロエ。ありがとう。でもどうせ私なんか……」

クロエ「ふうぅん、ひょんなひゅーに自分を言ったららめ。めーでぃひゃらって……んぐ、今にきっと……モグモグ……わかってくれるわ!」

 

 シラーの手をそっと包み込むように両手をそえながら、口はモゴモゴ。

 

シラー「何を言っているかよくわからないけど、クロエは優しいのね」

クロエ「やだ、そんひゃこと………………ゴフッ……おふっ、げふっ、うぉえっ!」

シラー「キャーッ!? 食べながら話すからよ!」

クロエ「むぐぅっ!?」

 

 あわてて水を飲み干す。


▽つづきはこちら

そして思い出したように、

 

クロエ「いっけなーいっ!! 次はニンジャ☆氷鎖女先生の授業だったー。いっそがなくっちゃ~♪

ランランッ♪」

 

 スキップしながら行ってしまう。

 

シラー「…………………………」 変わり身の早さに唖然

   『な……なかなか手ごわい子ね……』 色んな意味で。

 

 あんなのが敵でなくて良かったと心底思う。

 もしもメイディアがあんな誰にでも好かれそうな天真爛漫な性格だったら、自分の方に有利に運ぶのは至難の業だ。

 欠点だらけの……むしろ欠点が服を着て歩いているようなメイディアだからこそ、ここまで面白いようにことが運ぶのだから。

 

シラー「あ、私も遅れる」

 

 時間を確認して足を速める。

 学科授業。

シラーもやや遅れて席に着く。

 

クロエ「はい、質問です、先生!」

氷鎖女『またコイツか……』

   「ん、そこの」

クロエ「先生はいつニンジュツを使うんですか」

氷鎖女「その質問は授業と関係ないので却下」

クロエ「はい、先生」

氷鎖女「何か」

クロエ「わかりました」

氷鎖女「何が?」

クロエ「その質問は授業と関係ないので却下だということがわかりました!!」

 

 キラキラまぶしい笑顔。

 教室内はクスクスと所々で小さく笑いが起こっている。

 

氷鎖女「……………………」 思わず閉口。

   『ビックリするほどのアホだな、オイ……』

メイディア「ま。相変わらずのおバカさん」

クレス『ク……クロエ……』

フェイト・ダレス『……………………』 汗。

ステラ「バカ」 ため息。

氷鎖女「……うん……わかったなら善し。座るがよろしかろ」

 

 言葉がなくなって、とりあえずスルーしてみた。

 

クロエ「はーい♪」

 

 素直に腰を下ろす。

 

リク「…………先生、俺も質問が」

氷鎖女「……堂々と飯を食いながら言うでない」

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