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レイディ・メイディ 22-5
2008.02.10 |Category …レイメイ 21-23話
メイディア「こうなったらクレスが相手ですっ!! 覚悟なさい、悪人怪獣レクザウロス!!」
クレスの服に頭を突っ込んだまま、ビシッ☆とあさっての方向を指さす。
……見えていない。
レク「誰が悪人怪獣レクザウロスだっ!!」
クレス「僕に言うなよ、違うだろっ!?」
メイディア「さぁ、やっておしまい、クレスモンガー!!!」
クレス「誰っ!!?」 びくーんっ!?
勝手な名前を頂戴して、薔薇騎士レンジャーゴッコにいつの間にか巻き込まれる二人。
……ところで女の子の告白を受けた後に取り残されていたレイオット。
ボケッとしている場合ではない。
そう、メイディアと薔薇騎士レンジャーゴッコをするために走れ、今すぐに!!
▽つづきはこちら
リク「え? メイディだったら、レクと仲良くあっちに走って行ったけど?」
フェイト「……仲いいっていうのか、アレは?」 呆れ顔。
彼女は人づてにメイディアの行方を聞き裏庭に到着。
レイオット「ハッ!!?」
レク「あ、いいところに、レイオッ……」
レイオット「怪人・レクゴンとクレスガスが姫を襲っている!!?」
レク・クレス「……ハイ?」
嫌な予感。
メイディア「レイオット!!」
レイオット「今、助けますぞ、姫っ!! 変身っ!! 薔薇騎士レンジャー、レーッドッ!!!!」
クレス「……変身って……アンタ……」 滝汗。
レク「…………………」
レイオット「姫を離せ!! やあっ!!」
クレス「わぁっ!? ……ちょっ!? 真剣振り回すなーっ!!!」
レク「コラ、レイオットもふざけるのやめろよっ!! ……って、わっ!! 聞いてない!?」
メイディア「あはは、きゃははっ♪ レッド、助けてー☆」
レイオット「食らえ、正義の鉄槌~♪」
嬉しそうなレイオットとメイディア。
レク「コラーッ!!!!」
いつのまにか手放した蛇とトカゲは必死にどこかへ逃げ去った。
後ろ足で首の後ろを掻いていた猫……ダイヤモンド・チェリーは大きく伸びをすると興味なさそうに歩いていってしまう。
……ところで、メイディア→レク→レイオットと見送ったリクとフェイトの会話。
リク「やんちゃで可愛いよねぇ」
フェイト「……誰が?」 ひく……
心底、嫌そうに顔をしかめる。
リク「3人共♪」
フェイト「ただのバカにしかみえないんだけど?」
リク「無邪気っていいなぁ。俺も仲間に入れてもらってこようかな」
フェイト「………………勝手にすれば」
リク「♪」
本当に行ってしまったリクを見送って、一人ため息を漏らすフェイト。
こうしてメイディア様の優雅な一日は、いつものように終了する。
好きな友達(一方的・そして一部除く)に囲まれて大満足だ。
腹違いの姉妹のことなど、これっぽっちも気がつかないで笑う彼女を冷たく見下ろす視線にまだ気づくことはない。
シラー「アラアラ。リクまできちゃった。楽しそうね、メイディア。だからもう充分でしょ? オマエは舞台から降りていい頃よ」
厚く魅惑的な唇に野心を含んだ笑みが浮かぶ。