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オススメ漫画:1 「へうげもの」
2008.02.07 |Category …映画・小説・漫画等の紹介・感想
「へうげもの」 作者名:山田芳裕
毎週木曜日発売の、週間モーニング連載中。
(でも載ってたり載ってなかったりするけど(爆))
「君は物のために死ねるか!?」
1話がいきなりコレです。
武将でありながら、茶の湯の世界に魅了されて物欲の権化と化している戦国武将・古田織部(左介)が主人公。
戦国時代を表向きからではなく、文化面から捉えた異色の歴史物漫画。
信長に仕え、秀吉に仕え、徳川に仕え、千利休の弟子でもあった古田は数寄者。(数奇:風流・風雅に心を寄せること。また、茶の湯・生け花などの風流・風雅の道。「―者(しゃ)」)
影響を受けやすいミーハーで、すぐにカンチガイ行動が始まってしまう。
物欲のためには手段を選ばず、時に人をだましたり下手な芝居を打ったりするが、どれもしょうもない。
本人真面目なのに笑いを誘う、パワフル戦国文化物語……だと勝手に解釈。
笑えるけどカッコ渋いところがあったりしてきゅんvV
出てくる登場人物がいちいち個性的!! そして自分を持っており、カッコイイ。
絵が一般受けしないかもしれません。
でもそんなのは気にならないくらいに面白いです。
美形ばかりがカッコイイの定義ではない!!……と思わせてくれます。
むしこの絵じゃないとダメだと思っちゃいます。
時々あるニクイ台詞もたまりません。
この作者の特徴ですが、オーバーアクションも他の漫画では見られないです(笑)
歴史なんかさっぱりで古田織部が実在の人物だったなんて知らなくても全然OK!
茶の湯に興味なくても、千利休が誰なのか知らなくても(笑)全然平気。
楽しく読めます。
超オススメ☆