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レイディ・メイディ 14-8
2007.11.30 |Category …レイメイ 14-17話
男たちに向かい、
メイディア「貴方がたは何者ですっ!? 名を名乗りなさい!! そして何が目的なのかハッキリなさいな!! 金銭ならくれてやるからおとなしくお帰り」
馬を寄せて来て、
男1「メイディア嬢だなっ!?」
レイオット「答えちゃダメよ、奴らの狙いは……っ」
メイディア「ええそうです」
レイオット「ブッ!?」
男2「そこの男は何者だ!?」
メイディア「人にたずねる前に自分から名乗りなさいっ」
レイオット「来るなら来なさい、私が相手よ!!」
男2「……オカマか……」
レイオット「がーんっ!!?」
戦う前から、ダメージ256。
▽つづきはこちら
レイオット「……っ! 切るっ!! たたっ切るっ!!!」 キレた。
メイディア「……レイオット……落ち着いて……」 ガビーン……
気が付けば男たちの包囲網が完成されてしまった。
鞘から細身の剣を引き抜くレイオット。
レイオット「やっ!!」
素早く突き出す。
男「なんのっ!!」
巧みに馬を駆って、それを避ける。
逆に向こうも剣を抜いて切りかかってきた。
メイディア「きゃあ、レイオット!!」
レイオット「大丈夫!! 突破して、メイディ!!」
男「そうはさせるかっ!! お嬢さんはもらっていくぜ」
馬上のメイディアの腰に腕を回す。
メイディア「お離しっ!!!! 汚らわしい手で触らないで!!」
男「そうも行かないのさ」
レイオット「メイディッ!!!!」
メイディアが男の馬に引き上げられたのがわかったが、助けに行く余裕はない。
メイディア「狙いは何!!? ワタクシを誘拐しても貴方たちに得はございませんことよ!! お父様もお母様もワタクシに興味なんてないのだわ」
男「ところがどっこい。そのご両親はアンタというコマがないと困るんだよ」
メイディア「……………………」
『困ったわ……。ワタクシが誘拐されて大変な要求を出せばお父様たちは飲むでしょう。多大なご迷惑をかけてしまう。そしたら……ワタクシ……本当に嫌われてしまう。ううん、それよりレイオットよ。このことがバレれば退学だけじゃ済まされない。シャトー家の報復が待っている……!! これは何が何でも捕まるワケにはいきませんわよね』
男「潔くあきらめて帰りましょうや、お嬢様」
メイディア「!!」
『帰る!!? そうか、この男たち……お父様かお母様にやとわれた連中だわ!! それならワタクシがおとなしく帰ればレイオットは無事なワケね……』
「………………わかりました」
男「お?」
メイディア「貴方たち、ワタクシを家に連れ帰れと命令されたのでしょう」
レイオット「!!?」
メイディア「ワタクシたちが外出するかどうかもわからないのに張っていられるワケありませんものね。手際が良過ぎるわ。あのチケット、当たったのではなく、家の者が買って送ったのでしょう!!?」
男「そこまでわかっているなら、話は早いや。俺たちはただの雇われ者でねぇ。礼儀作法はあんまり得意じゃねーんだ。お姫さんがダダこねると彼氏の首が飛ぶかもしれないところだったぜ」
レイオット・メイディア『……か…………彼氏……』
頭上から声「そこまでだっ!!」
全員「!!?」
その場にいた全員がハッとなって辺りを探ろうとした瞬間、バリバリバキバキと凄まじい音が夜の闇を切り裂いた。
近くに立っていた木々から沢山の葉と枝が落ちて来る。
最後に、
ぐしゃあっ
……人が落ちて来た。
●Thanks Comments
これは…
あのお方の参上!?
登場シーンから期待度アップ(笑)
オー、イエー。
あのお方です。
ウザさ120%☆