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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 48-12

フェイト「だいたい、メイディアがどうした変だのって毎日うるさく言ってたのは、君の方じゃないか。俺は別に……」

ダレス「俺はほれ。お前さんの代弁よ」

 

 親指を立てて誇らしげに厚みのある胸を張る。

 

フェイト「頼んでない」

レク「まぁまぁまぁ」

 

 あわててレクが間を取り持つ。

 いつもこんな役割だ。


▽つづきはこちら

 

レク「ホラ、無神経が服を着て歩いている二人だって、ああやって気にしてくれているんだからさ、もう無理しちゃダメだよ。メイディ」

 

 無神経が服を着て歩いている二人。

 二人!?

 フェイトとダレスがお互いを指さした後で、同時にその指を自らに向ける。

 

フェイト・ダレス「………二人?」

メイディア「無理しないとならないときもあります。……でも」

     「ありがとう」

 

 何ケ月振りの晴れやかな笑顔を見せて、メイディアは短くなった髪を払った。

 

レイオット「あっといけない。授業が始まっちゃうわね。お昼は一緒に食べましょ、メイディ」

 

 時間を確認してレイオットが言った。

 

メイディア「ええ、ぜひ」

レク「フェイトも何か言ってやれよ」

 

 別れ際、レクのひじにフェイトがつつかれる。

 

フェイト「何かって……何だよ」

レク「がんばったメイディに何もないのか?」

フェイト「んー……あー……ごほん。メ、メイディア」

メイディア「?」

フェイト「よくやった」

メイディア「何です、偉そうに」

フェイト「………………」

    「会話終了」

 

 レクを振り返る。

 

レク「……ばーか」

 

 シラけた表情で無視。

 

レイオット「ばーか」

クロエ「無神経ばかー」

ダレス「朴念仁ばか」

 

 一言ずつ置いて、立ち去る面々。

 

フェイト「ば……ナ、ナニ!?」

 

 当のメイディアも自分の専攻する授業に向かおうとしており、珍しくあわてるフェイト。

 

フェイト「その…っ、まぁ、短い髪も悪くない……ぞ」

メイディア「……!」

 

 彼女が振り返る前にフェイトは駆け出していた。

 もう授業が始まる。

 その背中に向かい、

 

メイディア「ばーか」

 

 穏やかに微笑んだ。

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●Thanks Comments

恋の呪文はスキトキメキトキス☆

Pさんの小さな胸にトキメキをありがとうっ!!
最後のフェイトの不器用っぷりと、メイメイの「ばーか」に萌死しそうです!(悶絶)
あとPも、レイメイメンバーに加わって、一緒になってフェイトに「ばーか」と云いたい(笑)
はっ早く、この二人の小学生並なラブをもっと展開させてください~。

From 【 ぱんだ】2008.07.11 21:48編集

小学生並!

ゼヒ「ばーか」言ってやって下さい(苦笑)
どうしようねぇ、コレ。
あー…(‐_‐;)

ところでへうげもの読んだ?

From 【ゼロ】2008.07.11 21:58編集

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