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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 22-3

 告白を受けていた少年……ならぬ、少女・レイオットは、目の前の少女と静々と立ち去ろうとするメイディアとを見比べた。

 

レイオット「まっ……待ってメイディ……!!」

 

 彼女の心を一瞬にして奪ったのは、ステキなトカゲとヘビの存在だった。

 薔薇騎士レンジャーゴッコしたい!!

 レンジャーゴッコにかかせない存在!!

 それは悪役をやってくれる相手だった。

 薔薇騎士レンジャーファンクラブは会長のレイオットと副会長メイディアの二人。

 会員大々々々々々々……募集しているのだが、ちぃ~っとも同士が現れないのだ。

 ……当たり前と言えばそれまでだけれども。

 それで二人しかいないとなると、ゴッコ遊びをするにはどちらかが悪役を演じなければならないのだが、二人が二人とも正義の味方役を譲らないという大人げのなさ!!

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レイディ・メイディ 22-2

レク「油断も隙もないんだからっ!! まったく……んあ!?」

 

 ……もういない。

 

レク「も~っ!! イタズラ・メイディめっ!!! 今度という今度は許さないからなーっ!!」

 

 拳を振り回して走りだすレク。

 普段から温厚な彼を怒らせるのは、養成所広しといえど、メイディア=エマリィ=シャトー以外におるまい。……たぶん。

 退屈になるとメイディアは氷鎖女にイタズラを仕掛けるのが常だったが、大抵はかわされてしまう。

 気分を害した彼女の次の標的になるのが、ひっかかりやすいレクなのだった。

 今回などは単に見かけたというだけで、背中にカエルをinさせられてしまった。

 これでは怒らない方がどうかしている。

 氷鎖女に対してはギャフンと言わせたいだけのメイディアだが、レクに対しては恐ろしいことに好意の現れなのだ。

……本当に恐ろしいことに……

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レイディ・メイディ 第22話

第22話:メイディたまの優雅な一日

 2週間が経った。

 足の痛みが取れたメイディアは、ありあまる元気でいっぱいだった。

 クロエもすでに普段の生活に戻っている。

 メイディアがシャトー家の正式なメンバーでないという噂は広まる一方だったが、噂はあくまで噂でどこが発信源だかわからない。

 取り巻きはつかず離れずの距離を保っている。

 噂がまるっきりのデマだと困るからだ。

 一方で、新しくシラーの周囲に人が集まりだしていた。

 噂の真相を聞かれても、シラーははぐらかして答えない。

 それでいて否定はせずにあいまいに笑うのだった。

 その彼女は今、図書室の机で“母”への手紙を綴っているところだ。

 毎月、まめまめしくシャトー夫人にメイディアの動向について書き記したものを送っている。

 本来の役目はメイディアを連れて帰ることなのだ。

 だが、もちろんそんなつもりは毛頭ない彼女であったから、手紙の内容も嘘八百。

 前に送った手紙は夫人に届いている頃だろう。

 窓の下を眺めると自分の腹違いの妹の姿が見えた。

 たった数日違いの妹の姿が。

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レイディ・メイディ 21-14

 割って入ってきたシラーに二人が気が付いた。

 

シラー「あの先生って何歳なの?」

ジェーン「20だって。とてもそうは見えないけど」

シラー「へぇ。教官なのに年近いんだ?」

ステラ「お兄ちゃんと同い年だってクロエもはしゃいでたっけ。よくそれだけで浮かれていられるわよね。……幸せ者なんだから」

アン「でも先生、いい人よ」

ステラ「いい人、悪い人じゃなくてクロエが変って話」

アン「あ……うん……それはもう……」 今に始まったことではない。

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レイディ・メイディ 21-13

 生徒はそれぞれ伸びをしてみたり、友人同士で話を始めたりし始める。

 

リク「先生」

氷鎖女「ギク……」

 

 呼び止められて教室を出て行こうとした氷鎖女の動きが止まる。

 

リク「なんでそう身構えるかな。ただ話をしたいだけなのに」

 

 逃げ出される前に捕まえようと………………両手をゆっくり開いた。

 奇っ怪な束縛技(?)“円の動き”の構えだ。

 

氷鎖女『ヒイィィ~ッ!!??』

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レイディ・メイディ 21-12

シラー『……彼女を味方につけられれば、他の女子も味方につけたも同然だわね』

 

 ほお杖をついてノートの上に記したレイオットの名に丸をつける。

 女ながらに剣の腕前が達者で、並み居る男たちをスマートに倒して行く姿に養成所の女の子たちはハート釘付けだ。

 おまけに背が高く細身で中性的美人ときたら、年頃の女の子にもてないハズはない。

 この年齢の少女たちは同性に憧れることも少なくはない。

 汗くさくてムサい男衆よりもキレイでカッコよい女の人の方がいいという妖しげな魅力にとりつかれる娘も大勢いるのだ。

 

シラー『あとは彼ね』

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レイディ・メイディ 21-11

アン「ハッ!! あ……え……いえ……そ……そうですか……ハイ……」

 

 もう何を返してよいのやら。

赤面してゆっくりと腰を下ろすアン。

 

シラー「ちょっとぉ~……」

アン「ご、ごめん」

シラー「冗談だってば」

アン「なんだ、やめてよ脅かすの」

シラー「なんでそこで驚くのよ。いいじゃない。私が誰を好きになろうと」

アン「それはそうだけど」

シラー「それとも何? 私では無理って言いたいの?」

アン「そんなことは……」

シラー「いいけどね~♪ ウフフ」

   『さあ、誰を使って追い詰めよう?』

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