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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 21-14

 割って入ってきたシラーに二人が気が付いた。

 

シラー「あの先生って何歳なの?」

ジェーン「20だって。とてもそうは見えないけど」

シラー「へぇ。教官なのに年近いんだ?」

ステラ「お兄ちゃんと同い年だってクロエもはしゃいでたっけ。よくそれだけで浮かれていられるわよね。……幸せ者なんだから」

アン「でも先生、いい人よ」

ステラ「いい人、悪い人じゃなくてクロエが変って話」

アン「あ……うん……それはもう……」 今に始まったことではない。


▽つづきはこちら

 クロエはレイオットの薔薇騎士レンジャー病を笑うが、本人も大して変わらないことをまるっきり自覚していなかった。

 

シラー『先生も使えそうね』

 

 消えた教官を探してゴミ箱に頭を突っ込んでいるリクに視線を投げかけて小さく笑う。

 シラーは知っている。

 ターゲットを失脚させるには周囲から攻めた方が効率がいいと。

 孤立は人を弱くさせるものだ。

 彼女から全てを奪う。

 欲しい物はどうやっても手に入れる。

 それが貧民街で育ったシラーブーケのしたたかさだった。

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