れいめい小劇場４

メイたま、お料理に挑戦☆の巻

ワタクシ、皆さんご存知のスーパースペシャルＮＯ，１美少女・メイディア＝エマリィ＝シャトーです。

悲劇のヒロインであるワタクシ、スーパースペシャルＮＯ，１天才美少女・メイディア＝エマリィ＝シャトーは、嫁に行きたくもないのにしょうがないから行って、嫌だったので戻って参りましたの。

ヒサメ先生が土下座して、泣きながら、一緒に暮らして下さいというので仕方なく居てやっているのに、先生ったら、１週間に１度しか帰って来やがりませんの！！

どういうおつもり！？

可憐なスーパースペシャルゴージャスＮＯ，１天才美少……へぶっ……（舌をかんだ）

美少女・メイディア＝エマリィ＝シャトーを一人残していくなんて、人間の所業とも思えない。

とにかく一人残されたワタクシは退屈で退屈で。

本を読んだり、転がってお尻をかきながらＴＶを観たり、ゲームをやったり、……え？

この世界には、ＴＶもゲームもないって？

ああ、そうでした。

今の所、カットね。

本を読んだり、転がったり、独り言を言ったり、先生の部屋を荒らして……いえ、探索してみたり。

でもああ、もうムリムリ。

やることはやり尽くしてしまいました。

そこでワタクシ、料理に挑戦することにしましたのよ。

料理だなんて下々のやることだと思っておりましたけど、下々な先生がご飯作ってくれなくなってしまったから、自分でやるしかなくなってしまいましたし、無体なことに自分でやれなんておっしゃるのよ。

ひどいと思いませんこと？

それならよろしい！

ワタクシが一流のコックとなって見返してやります！

スーパースペシャルゴージャスハリケーンＮＯ，１天才美少女・メイディア＝エマリィ＝シャトーに不可能はないのです！！

そんなワケで料理の本を買い込んで勉強の最中☆

この間なんか、町のパン屋さん「ぱんだベーカリー」でパンやクッキーの作り方を習って来てしまいましたもの。

プロの腕前を見せてあげましょう！

 

 

…………………………。

「……マズイ」

　日曜日に戻ってきた先生の第一声がコレ。

「っていうか、このせんべい、手で折れないし。硬い」

　せんべいではありせん！　クッキーですわ！！

　失礼な！！

「せんべいっていうか、石？」

　いい加減になさい。

　強度はともかく、食べれば味は天下一品のはずです。

「だから、食えないゆーに。材料を無駄にするでない」

　む、無駄！？

　無駄になんてしてませんわ！！

「コレで人を殺せるでござるぞ」

　ワタクシは今現在、貴方を打ち殺したい気分です。

「物騒なモノを作って物騒なことを申すな」

　今ここで食べないなら、養成所にお持ち帰り下さいね。

「自分で食べればよかろう」

　ワタクシが食べられるハズないでしょ！

　そんなに硬い物！

「やっぱり硬いのではないか！！」

　ワタクシはか弱いから食べられないけど、先生なら平気です。

「勝手に平気にするでない。こんな化石のような食い物、食欲魔人リクだって寄り付かぬわ。もはや食べ物ではないではないか」

　んまー！　無礼にも程があります！！

　こんなにおいしいのに！！

「味見したのか？」

　……いいえ。

「オイ！！」

　うるさいですわね、細かいことをゴチャゴチャと！

　ぱんだベーカリーさんのところで習ったのですから、カンペキです！！

「ナニィ！？　ぱんだベーカリー！？　あの、粉っぽくなったのを餡でごまかしている、あのぱんだベーカリー！？　いかん、あそこで習っては」

　まぁ！！　ぱんだベーカリーを馬鹿にしてはいけませんわ！！

　ダイヤモンドチェリーケーキだってあるのよ！！（本物）


「あれは別の店でござる。よく記事を読んでみよ」

http://pukupan.blog.shinobi.jp/TrackBack/321/


　ががーんっ！？？

　そ、そうでしたのね！？

　でも作ったパンだっておいしそうですわ。

　ホラ！！

 http://pukupan.blog.shinobi.jp/TrackBack/320/

「でも粉っぽいって本人も……」

　いいえ。他にだって彼女は色々とお菓子に挑戦しているのです。
　ちゃんとブログを読みなさいな。写真も出てますわよ。

　ワタクシもぱんださんのように日々、頑張りますわ。

　さぁ、今日の夕食はシチューです♪

「…………ナニ、このゲロ。キモイ」

　……………………いい加減に口を慎まないと、ミジンコ焼きにしますわよ、そこのクソチビ。

※Ｐさん（ぱんだ）はゼロの石器時代からの友達です(笑)
　日記ブログで作ったお菓子や遊びに行った場所を映したり、観た映画の感想と紹介、雑学など日々のもじゃもじゃをもさもさ書いております。
　ヨコシク☆