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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 21-8

メイィア「降ろさないとヒドイんだからっ!!」

リク「もうヒドイから」

女子「ヒイィッ!!? リッ君のキレイなお顔がっ!!!!」

  「鼻の穴がっ!!?」

  「イヤー、やめてーっ!! 夢を壊さないでーっ!!」

フェイト「何が夢だ」

 

 馬鹿らしくなってその場を離れた。

 「人さらい、ヘンタイ」などと罵声を浴びせられつつ、リクはメイディア嬢を教室まで運んで行く。 道すがら、女の子たちの卒倒しそうな悲鳴を起こさせながら。

 

リク「はい、到着~♪」

 

 ゴスッ☆


▽つづきはこちら

メイディア「へぶあっ!!?」

リク「うん?」

 

 物凄い音がしたと思ったら。

 

リク「あれま。……ごめん」

 

 リクの背に乗ることで、入り口より高くなった顔をぶつけたメイディアが鼻血を吹いていた。

 その後、怒り狂った彼女に首を絞められたことは言うまでもない。

 

メイディア「ああ、ヒドイ目にあいましたわ」

 

 不機嫌に席につく。

 両方の鼻の穴に紙を詰め込んでいる姿を堂々とさらして、なんだか変に雄々しく立派であった。

 普通なら恥ずかしいと思ってしかるべきところだが。

 

リク「ホントにねぇ」

 

 そんな彼女を観察しながら隣に腰を下ろす。

 

メイディア「あっち行って」

 

 言われた途端、反対側をむいて逆隣に挨拶。

 

リク「やあ、クレス」

 

 友達のいないクレスの隣は大抵空いているものだからリクが陣取ることが多い。

 一部の女の子たちに可愛いなどと密かな人気もあるものの、いつも暗く不機嫌に見える態度のお陰で近くまでは寄って来ない。

 図々しさなら天下一品のジェーンなどはしょっちゅうくっついてくるのだが、今日は別の席にいる。

 

クレス「あっち行って」

 

 メイディアの口調を真似て手厳しく返す。

 

リク「うわ~い。嫌われてる~♪」

 

 台詞の割に何故か嬉しそうな彼。

 

メイディア・クレス『……………コイツ……バカだ』

クレス「……メイディア」

 

 真ん中に挟んだリクを飛ばして話しかける。

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