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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 19-15

ジャック「口に放り込んで、水で流せばいいだろう。ホラ、君。そのもっちゃりしたキモイやつを飲ませるんだ」

クレス「う、うるさいな、わかってるよっ。詳しく形状説明すんな」

 

 もっちゃりした……薬草を恐る恐るクロエの口元にもっていく……が、やはりできない。

 

ジャック「ええい、グズグスしないっ。クロエ君の魂が天に召されるじゃないか。さぁ、早く!!」

 

 強引にクレスの腕をつかんで手のひらの物をクロエの口の中に入れてしまう。

 続けて飲み込む力も残っていない彼女の口内に水が乱暴に注がれた。

 

ジャック「これで入って……   ノゥッ!!?」 びくっ!!?

クロエ「えれえれえれ~……ぎょばぶぅごへぇ~……」

 

 薬草と水が混ざって緑色になった液体を吐き戻す。

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レイディ・メイデイ 19-14

ダレス・セルゲイ・クレス「コラッ!! ケガ人にツッコミ入れるな」

ダレス「何なんだ、この見るからに怪しい奴は」

 

 ため息交じりにジャックを指さす。

 

フェイト「……まぁ……なんだ……その……口を謹んだ方がいいぞ、一応。アレでも正騎士だからな。聞くところによると立派だったり立派じゃなかったりする人らしい」

 

 言葉を濁す。

 ダレスの印象はもっともだ。せめてここに居たのがこのおかしな男・ジャックではなく、まともなガーネットだったら……フェイトとてそう願わずにはいられないのだから。

 

ダレス「あの怪しさ大爆発の奴が?」

フェイト「俺に聞くなよ……こっちだって頭が痛くなりそうなんだから」

 

 説明するのも億劫といった風に手を振る。

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レイディ・メイディ 19-13

ジャック「だから内緒だと言ってるのにわからない子だな、君は」

クレス「いいから薬草よこせ」

ジャック「君は少々礼儀作法という物を習った方がいい。授業で入ってくるだろう」

クレス「入って来たよ、わけわかんないの。役に立つとは思えないけどね」

ジャック「薔薇騎士を目指すなら必要だよ。気品まで問われるからね。それよりどれ? 怪我人はどこだ。案内したまえ」

フェイト「失礼ですが、信用してもよいものですか。貴方を」

ジャック「もちろんだ。よい子の味方だからね、薔薇騎士レンジャーは」

フェイト「水に余分はありますか。水も必要なんだ」

ジャック「あるとも。しかし高熱を出しているなら冷やさないとな。コレもついでに持って行こう」

 

 先程クレスがジャックを狙って放った氷柱が地面や幹に刺さっているのを引っこ抜き、無造作にカゴに放り込んだ。

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レイディ・メイディ 19-12

レッドと名乗る男「待て、青少年!! 始末などと軽々しく口にしてはいけないな。私はただ、キノコを取りに来ているだけなのたから。何なら、ちょびっとわけてあげてもいいんだぞ。場所は私が落第に落第を重ねてようやく見つけた所だからそうカンタンに教えられないけれどね。フフッ」

フェイト「あの……小隊長……」

レッドと名乗る男「チッチッチッ。ノンノン」

 

 立てた指一本ゆらして、

 

レッド「素敵戦隊☆薔薇騎士レンジャー・レッドだ」

フェイト「……す……素敵戦隊……薔薇騎士レンジャー……レッド……さん……」

レッドと名乗る男「何だ、希望に燃えた青少年。大志を抱けよ?」

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レイディ・メイディ 19-11

 薬草を探してさまよう二人の耳に妙な歌声が流れて来た。

 

声「~ダッダダダ♪ ダッダダダ♪ アイツは誰だ、ステキな仮面。長いマントをはためかせ、赤い閃光、青い稲妻、黒い突風、白いきらめき、4人そろって鉄拳ジャスティスアタック~♪ その名は素敵、素敵戦隊☆ 素敵、素敵、素敵戦隊☆薔薇騎士レンジャー♪」

クレス・フェイト「…………………………」

 

 足を止めて惚けていると、続けて2番が始まってしまう。

 

声「正義のためーに戦うぞ、ステキなかめーん、その姿♪」

フェイト「あのーう……」

 

 2番までフルコーラスされたくなかった二人はとりあえず声の方向を目指して草をかきわけた。

 すると出現したのは、背中に大きなカゴを背負ったキノコ狩りの男。

 歌いながら夢中でキノコを摘んでいる。

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レイディ・メイディ 19-10

レイオット「ところでそこに担がれているのは、ステラじゃない? おっきいタンコブ……大丈夫なの?」

 

 ヴィクトルに抱えられたステラは巨大なコブを作って気を失っている。

 実は反対してS班にこのことを正直に話すといって聞かないので、黙らせられてしまったのだった。

 

ミレーヌ「あ、気にしないで。彼女、さっき転んで頭打っちゃったの。それより、ウチのシラーを連れて来てくれてありがとう、レイ様」

レイオット「えっと……それはいいんだけど……えーっと……?」

ミレーヌ「バイバーイ、レイ様、リッ君♪」

リク「ばいばーい」

ロイド「ばいばいって……顔に似合わねんだよ、このっ」

 

 リクの後頭部をごつく。

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レイディ・メイディ 19-9

 リクにつかまって顔を赤らめる。

 

シラー『何、この人……』

 

 キレイだと思った。

 男の人相手にキレイというのも何だと思ったが、間近で見ると周囲の娘たちがはしゃぐのも分かる気がした。

 その様子を穏やかに見ていられないアンが咳払い。

 しかしシラーブーケが気に止めるはずもなく。

 

シラー「ごめんなさい。こんな調子で……落ち合うにも進めなくなってしまって……」

   『ダメダメ。今は札を奪うことだけ考えるのよ。誰が持っているのかしらそれとなく聞き出して………………ん? アレ? ……ちょっと……なんて不用心なの!!? あるよ、コレ……そうよね??』

 

 リクにしがみついたシラーブーケが手を動かした拍子にリクのポケットに触れてしまった。

 固い木の感触。

これはまさしく……

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