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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 18-13

メイディア『いちいち頭にくる。なんでこんなに意地悪な人ばかりなのでしょう。リクだってアンだって……ワタクシのどこが気に入らないというのかしら。ワタクシに優しいのはレイオットとレクだけだわ。ちょっと怒りん坊なところはあるけれど、二人はワタクシの友人です。……きっと…………たぶん……向こうがそう思ってくれているのなら……ですけど……』

 

 実は自分に自信のない令嬢・メイディア。

 外からは決して知れることはないが、いつも周囲からの評判を気にしていたりする。

 それならばとっぴな言動やワガママを控えればいいようなものなのだが、アレが彼女の“普通”なのだから手に負えない。

 

メイディア『それから……そう、キース君だけです』

 

 小脇に抱えたウサギのぬいぐるみに視線を落とす。

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レイディ・メイディ 18-12

シラー「さ、私のつまらない内輪話はもう切り上げて、そろそろ眠らないと明日の体力がもたないわよ」

テオドール「はいよ、シラーお嬢様」

シラー「ヤダ、やめてよ。お嬢様だなんて」

 

 そう言いながらも本人はまんざらでもなさそうにはにかんだ。

 

ステラ「……おやすみ」

 

 あえて関知せずに寝袋に入る。

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レイディ・メイディ 18-11

 これだけ騒がれ続けるのは家柄とあの強烈な個性、そして男女問わず学徒たちの憧れの的である二人の麗人・レイオット、リクと懇意にしていることにあった。

 そうでなくとも目立つ彼女がさらに目立つ二人といたらそれは噂に尾ヒレがつかないハズがない。

 メイディアにしてみれば、レイオットはともかくリクと懇意にしてるだなんて聞いたなら口から火を吹きそうな勢いで否定するだろうが、人々の噂が真実と違う場合というのは良くある話だ。

 

シラー「へぇ。嫌な奴ね、フェイトって。一言、言ってやらなくちゃ気が済まないわ」

 

 憤慨した様子を見せる。

 

ヴィクトル「君も変わってるなぁ。今でそのお嬢さんに煮え湯を飲まされてきたんだろ? それなのにかばったりするのか?」

シラー「だって愛人の子とはいえ、血のつながった姉妹だもの。これから私の妹になるんだから、仲良くしなくっちゃ」

ステラ「…………………………」

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レイディ・メイディ 18-10

 同じように第1グループに含まれていたシラーブーケたちのチーム。

シラー「まぁ、私に任せてよ。去年休学してたけど、初期のこの試験は受けてたから」

ステラ「頼りになるわね」

シラー「ふふっ。一応ね、秋の試験前にもいたのよ。休学届けの延長許可をもらいに」

 

 そこでメイディアを迎えに来ていたシャトー夫人の姿を見かけたというワケだ。

 

シラー「それより、ね、カードやらない?」

 

 ここでも火を囲んで円陣を組んだ形でカードゲームが始まった。

 

赤薔薇候補の少女・ミレーヌ「ねーねー、せっかくだから、罰ゲーム入れようよー」

青薔薇候補の少年・テオドール「賭けのが良くない?」

ミレーヌ「ダメよぅ!! 賭け事は禁止されてるでしょ」

テオドール「堅いこと言うなって。公然の秘密みたいなモンで皆やってるし教官たちも知ってるじゃん。ただの遊びなんだからさ」

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レイディ・メイディ 18-9

レイオット「ああ、気にしなくていいわよ。確かにメイディアは良くないところあるもの」

レク「モリモリとね」

レイオット「でも彼女も良いところ沢山あるから、そういうところも見つけてあげれば少しは許せるようになるかも」

レク「許せないときもあるけどね。ウハハハハ

レイオット「レク……何かあったの? 笑顔が怖いわよ?」

レク「気のせい、気のせい。ハハハハハ。だまされたり、だまされたり、突き落とされたり、穴に放置されたりしてないよ」

レイオット「………したんだ……」

リク「あー、アレねー。ビックリしたよね。ハハハ。まさかああ来るとは思わなかったしね」

 

 例の落とし穴ウ○コまみれ事件に関ったもう一人の当事者・リクがうなづいた。

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レイディ・メイディ 18-8

クレス「言っておくけどね、僕は君にもちょっとまだ怒ってるんだからね」

 

 さっきから黙ってやりとりを聞いていた

フェイト「うるさいな」

 

クレス「なんだよ」

フェイト「終わったことをいつまでも言っても仕方ないだろ。それより今後どういう風に進むかだ」

 

 地図を広げる。

 

セルゲイ「そうだね。ルートはいくつかあるけど、こちら側は崖になっているし、できれば……」

クレス「中央の道をズバーッといっちゃえばいいじゃん。距離は直線の方が短いんだからサ」

ダレス「待て待て。中央の道はこの地図では道になってるけど、ほとんど獣道なんだぞ」

クロエ「何で知ってるの?」

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レイディ・メイディ 18-7

 結局、今度はクロエの人の良いワガママで彼ら全員、罠にかかった連中を救い出すハメに。

 

クレス「あ~あ、まったく……。ついてないなぁ。こんなチームに配属されちゃってサ。僕一人ならもうとっくなのに」

ダレス「ブツクサ言うなよ。まだ一日目じゃん」

 

 夕方になり、足元が危うくなってきたので今日はひとまず休むことにした。

 

クレス「僕の独り言に返事するな。大体、まだなんて余裕かましていられる場合? そうでなくても足を引っ張るのが2人もいるのにさ、番号札はチーム分ないんだぞ!!? つまり、遅れたチームにはポイントがまったく加算されないってコトだ。そんなの冗談じゃないからな!!」

 

 腰を下ろした草の先をちぎって指で弾き飛ばす。

 初日から苛立ち最高潮である。

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