忍者ブログ
NinjaToolsAdminWriteRes

ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

HOME ≫ [287] [288] [289] [290] [291] [292] [293] [294] [295] [296] [297]

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


レイディ・メイディ 11-3

ステラ「試験の結果発表が貼り出されてるよ。見てこうよ」

クロエ「うん」

 

 廊下には多くの学徒たちが自分の成績確認をしていた。

 

クロエ「クロエ=グラディウス……クロエ=グラディウス……あ、あった! ……!? 何でこんなに悪いのっ!?」

 

 ガーンッ!?

 後ろから数えて10指に入っている!!

 

クロエ「に……298人中……290番……」

 

 くらり……

 一瞬めまいがしてガックリとひざを折る。

 

ステラ「あんなコトしでかして成績が良いとでも思ったのぉ? 勘弁してよ~」

クロエ「だって……だってだって…… あの後、回復と結界はがんばったモン……取り返そうと思って……」

拍手[0回]

PR

▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 11-2

氷鎖女「……といったところで本日は終了でござる」

 

 授業終了の鐘が鳴って氷鎖女は教本をパタンと閉じて時間ピッタリに出て行こうとする。

 その彼を引き留めた者がいた。

 

学徒「先生、質問です」

氷鎖女「うん?」

 

 ぎこちなく振り返る。

 

学徒「先生はおいくつなんですか」

氷鎖女「……ハ?」

学徒「先生、何歳?」

氷鎖女「…………20」

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 第11話

第11話:先生を捕まえろ

氷鎖女「先日の試験の結果は廊下に貼り出される。それを各々確認するように」

 
 朝。

黒薔薇クラスで教官の氷鎖女 鎮が言った。

 

氷鎖女「……えー……その~……まぁ……何だ……えっと……あー……」

学徒たち「?」

 

 一つ咳払いをして、

 

氷鎖女「全体的に……よく……やったと思う。試合に負けた者も今度の反省を生かして次につなげて欲しいと願うものである。……試験については以上」

   「…………授業を始めるでござる」

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 10-6

 クレスとメイディアが猫を構っていたその頃、ジェーンたちはリクとレクを見つけて呼び止めていた。

 

ジェーン「ねぇねぇ。せっかくの日曜日だし、町に遊びに行かない?」

レク「あ」

モーリー「ね、行こ、行こ」

 

 勝手にレクの腕を取ってピタリとくっつく。

 

レク「わっ、わっ」

  「あ、あの……」

 

 胸の感触が腕に伝わって、顔を赤くる。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

メイディ・レイディ 10-5

 それに助けられて、クレス「あー……えー……その……そいつ……えっと……」

メイディア「ダイヤモンド・チェリーっていうの?」

クレス「……っていうか……」

メイディア「可愛いの。……貴方の?」

クレス「ちっ……ちがっ……僕っ……僕はっ…………ニャ……ニャーニャーうるさいからちょっとエサやっただけだよっ!」 ムキになって否定。

メイディア「でも名前までつけてるんだから、貴方の猫でしょ? 食事まで与えているみたいだし、可愛がっているのね」

クレス「アイツと似たようなコト言うなよ」

メイディア「アイツ?」

クレス「別に」 ぷいっ

 

 以前、リクにもこの猫のことがバレてごまかすのに大変だった。

 しかもリクときたら、豆大福などと妙な名前で呼ぶ。

 コイツはダイヤモンドチェリーなのに。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 10-4

 失恋して傷ついているであろうメイディアを追いかけたクロエがやっと追いついてその肩に触れる。

 

クロエ「メイディア」

メイディア「あら、クロエ。いかが致しまして?」

 

 思ったより落ち込んでいるようには見えなかった。

また怒りに身を任せるでもなく、普段通りの表情に見える。

 

クロエ「いかが……って……あの……その……さっきのことだけど……」

メイディア「さっき?」

クロエ「私……ごめん……後をつけてしまったの……」

メイディア「…………………………」

クロエ「あ、あのっ、でもお兄ちゃんだと思って…………あ、でもいけなかったよね。ごめん」

メイディア「そうね。はしたない。レディのすることではございません。お気をつけなさい」

クロエ「……うん……」

メイディア「それで? 何か御用?」

クロエ「あんな言われ方して落ち込んでいるんじゃないかと思って……」

メイディア「あら。同情かしら」

クロエ「同情なんかじゃないわ! あの人、ヒドイと思ったのっ! メイディアもどうかと思うけど、あそこまで言う必要ないじゃない?! あんまりよっ。ぷんっ」

メイディア「ふぅん……」 少し考えて、

     「貴女が腹を立てるところではないと思うけれど、でも、まぁワタクシをどうかと思うと面と向かって言う勇気はかってあげましてよ」

クロエ「……う……ご、ごめっ」

メイディア「謝るくらいなら初めから言わない。本音なら謝ったりしない。……よろしくて? クロエ=グラディウス」

クロエ「あ……うん……」

メイディア「他に御用がないのでしたら、ワタクシ、失礼させていただきますわ」

 

 言い残してその場を去る。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 10-3

 追いかけてきたモーリーたち。

垣根に身を隠している。

 

モーリー「ぎゃっ! メチャメチャ直球じゃん!?」

クロエ「アレ? お兄ちゃんじゃない??」

アン「お……お兄ちゃんって誰?」

ジェーン「さすがはメイディアねー。いきなり好きですでも付き合って下さいでもなく、結婚しろときたもんだ」

 

 事態を飲み込めていないフェイトが真っ白になって立ち尽くしている。

 

メイディア「貴方はワタクシと結婚するのです」

フェイト「……………………断る」 こちらも速球。

    「いきなり何なんだ」

 

 眉をひそめる。もっともな質問だ。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

≪ 前のページ |PageTop| 次のページ ≫

もくじ ▽

初めましての方へ☆必読お願いします ▽

金魚飼ってます☆ ▽

さらに金魚飼いましてん☆ ▽


ブログ内検索

カウンター

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

最新TB

フリーエリア


※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【ゼロ】  Design by NUI.T  Powered by NinjaBlog