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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 13-10

ガーネット「クロエ、この子一体何なんだ?」

クロエ「気にしないで。ちょっと変なの」

メイディア「変じゃございませんっ!! 失礼しちゃいますわ。変なのはクロエさんでしょ」

ガーネット「クロエが変なのは今に始まったことじゃないが……」

クロエ「がーんっ!? ヒドイ、お兄ちゃん!!」

 

 食堂について、学徒の注目を浴びながら席に着く。

 

ジャック「お~♪ 懐かしいな。あのときのままだ」

ガーネット「そこまで懐かしむ程じゃないだろ、アンタだって」

ジャック「いや、皆より多くいたからな。この学食に対する思いでも一入なワケ」

 

 アンラッキーなジャックは、落第ジャックでもあった。

 早くから候補生になれた彼だが、試験に落ち続けてなかなか卒業できずにいたのだ。

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レイディ・メイディ 13-9

クロエ「ハッ!! メイディアッ何言ってんのっ!! 元はといえばメイディアがっ」

レク「うわー 俺のせいだ、俺がボンヤリしてたから~」

フェイト「落ち着けよ。ボンヤリはいつものことだろ」

 

 フェイトの痛烈なイヤミも耳に届いていないようで、おろおろしているレク。

 

レク「俺もついていきますっ」

ヴァルト「ダメだ。大したことはない。こちらはそのまま続けるぞ。散った、散った」

レク「そんな……」

ヴァルト「訓練にはつきものだ」

レク「……ハイ」

 

 この後、集中力を欠いたレクの訓練は散々で、早く保健室に足を運びたかったのに外周りの走り込みを言い渡されてしまう。頭を冷やしてこい、と。

 大惨事を引き起こした原因のメイディアはフェイトにあかんべーをして、自称・婚約者気取りで一緒に保健室へついていってしまう。

 クロエには帰れと責め立てられながら。

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レイディ・メイディ 13-8

メイディア「そこのグラディウスお兄様っ!! ワタクシと結婚なさいっ!!!」

 

 クロエに捕まったまま、巨大ビックボイスで大激白。

 一瞬にして静まり返る練習場。

 

クロエ「……って……」

 

 真っ白になって、石化。

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レイディ・メイディ 13-7

ジェーン・モーリー「えええっ!??」

ジェーン「ちょっ……ちょっと決断早過ぎません?」 アセ

モーリー「初対面でいきなり告白でもビックリなのに、いきなり結婚じゃ重いと思うんだけどぉ~」メイディア「だってワタクシ、急いでいるんですもの。薔薇の騎士ならば相手にとって不足はないハズよ」

ジェーン「いや、向こうの都合がね?」

メイディア「ワタクシを拒むなんてこと、あろうはずがございませんわ。なんたって、ワタクシはエマリー=シャトーの人間なのですから」

 

 また始まった。

例の悪い病気。

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レイディ・メイディ 13-6

 しばらくすると明かりのために各部屋に設置されている魔石がその輝きを失っていった。

 魔石は魔力の供給で輝く仕組みになっており、管理室にある魔法陣の書き換えで明るさの調整をされていた。

 管理しているのは当然、魔術関係の教官たちである。一週間交替で時間になると文字を少しだけ加えたり消したりを繰り返している。

それだけで自動的に明かりが灯され、また就寝時間になると消えるのだった。

 

 

 翌日、氷鎖女の数学授業をわざわざ選んだジェーンが言った。

 

ジェーン「今頃、赤・青クラスがやってるころよね。ちょっとサボッて見に行かない?」

モーリー「賛成~♪」

アン「で……でも」

 

 モーリーも初めからそのつもりで氷鎖女の教科をとった。

 彼はサボッても何も言わないからだ。

 その代わり、全ては自己責任でフォローはしないといった恐ろしい面もあるのだが。

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レイディ・メイディ 13-5

 夕食。食堂で。

 

レク「ガーネットさん、メッチャかっこいいよ~」

レイオット「私、ジャック小隊長さんと試合したの」

レク「エッ! 稽古つけてもらったのか? いいなぁ」

レイオット「レクの方はしなかったの?」

レク「うん、アドバイスとかはもらったけどね」

 

 秋から冬にかけては日が短いために外で訓練をする剣士学徒の終業時間は早い。

 まだ空いている食堂でレイオット、レク、フェイトが同席して食事をとっていた。

 フェイトの方は好きで同席したわけでなく、一人で食べているところへレクが当たり前のように隣に腰を落ち着けて、またまたレイオットもその2人を見つけてこちらにやってきたという図式だ。

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レイディ・メイディ 13-4

レイオット「……わかりました。皆、全員でかかれって」

チームメイト「何だって!?」

ジャック「早く来ないか。次が控えているんだ。急ぎなさい」

レイオット「は、はいっ」

 

 ナーダの教育する学徒たちが見守る中、5対1の練習試合が行われた。

 ルールは至ってシンプル。

 相手の得物を手から弾くか、参ったを言わせれば勝ち。

 負けた方はその戦いから身を引いて、見学席に戻る。

 席といっても地べたに体育座りか立ち見するだけだが。

 

ジャック「いつでも構わない。かかってきたまえ」

レイオット「いきますっ!」

 

 やはりと言うべきか、後の4人が正騎士相手にと戸惑っているその間に一番手に切り込んだのはレイオットだ。

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