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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 16-3

氷鎖女「あー……えーと……2年目からは……」

メイディア「ワタクシはメイディア!! メイディア=エマリィ=シャトー!!」

 

 氷鎖女がまだ何か言いかけているのを遮って、ひょいと机に飛び乗るメイディア。

 

メイディア「ワタクシをご存じない方はいらっしゃらないと思いますけど、念のために自己紹介ですわ。新しくクラスメイトになった皆さん、ワタクシと共に学べることを光栄に思いなさいね!! オーッホホホホホッ」

 

 一年前を思い出す光景である。

 

クレス「出たよ……」

 

 シラケた顔でほお杖をつく。

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レイディ・メイディ 16-2

 1回目の試験で減点をくらい、出遅れたクレスも2度目の進級試験では本来の成績を取り戻していた。

 前回の減点が効いてメイディアの次点という不本意な結果に終わっていたものの、その差はわずか。

 さすがとしか言いようがない。

 

メイディア「どうかしらね」

クレス「今に見てろ」

リク「いやぁ、君たちと同じクラスでよかったよ」

メイディア「別にちっともよろしくなんてありませんっ」

 

 べっ!!と舌を出す。

 

クレス「僕も別にどーだっていいね!!」

 

 ふんと鼻を鳴らして腕を組む。

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レイディ・メイディ 第16話

第16話:レベル2

 季節は紅葉の美しい秋から白い冬へ、そして花開く春へと移り変わっていた。

 養成所では今日も変わらずの厳しい訓練が繰り返されている。

 その間、クロエ応援のために白薔薇騎士を襲って制服を強奪したことがバレたジャックと道連れガーネットが減給された上、一カ月間、休日返上で学徒の相手をさせられていたことも付け足しておこう。

 今年も試験結果が廊下に貼り出されている。

 黒薔薇の天才と称されるリクはずっとトップを走り続け、その後を追いかける形でメイディア。

 いつか大風呂敷を広げた通り、前にいた14人をジリジリと追い上げ、とうとう抜いてしまったのである。

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レイディ・メイディ 15-4

シラーブーケ「ハイ」

母「ペンダントがどうとかおっしゃっていたと聞きましたが?」

シラーブーケ「母がお館様にいただいた物だと肌身離さず身につけていた物ですが……」

母「お見せなさい」

シラーブーケ「いいえ。もう貴女様には関係のない物でございましょう。失礼します」

母「見せなさいッ!! それが偽物であれば、貴女を捕らえますからね」

 

 仕方ないといった風に少女はペンダントを懐から取り出した。

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レイディ・メイディ 15-3

使用人「デタラメはやめなさい。何の証拠がある」

少女「父からマルガレーテが授かったペンダントです!!」

 

 首に下げて服にしまっていたシャトー家の紋章の入ったペンダントを見せる。

 

使用人「……………では……もう一度、その旨、伝えよう。それでもし語りなら、その命、保証しませんよ」

少女「もし本当ならば、アナタも覚悟しておくのね!!」

使用人「…………」

 

 使用人は仕方なく、もう一度奥方の部屋を訪れる。

 

母「一体、何の騒ぎ!!? 先ほどの件なら……」

 

 娘の言い分とペンダントのことを話すとシャトー婦人はたちまち顔色を変えた。

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レイディ・メイディ 15-2

 鳥。

 外国からわざわざ取り寄せた原色カラーの鳥。

 人の言葉を覚える不思議な鳥。

 それはオウムといった。

 年に数回、顔を合わせるか合わせないかの娘のためにプレゼントした。

 しかし久しぶりに我が家へ帰ってくるとその鳥は届かなかったと娘は言う。

 そんなことはないと問い詰めると娘は口を結んで逃げ出してしまった。

 使用人に聞いてみればまぁ、羽根をむしって犬に与えてしまったという。

 酷い声をあげて羽ばたく鳥はもう空に舞い上がることはできない。

 凶暴な番犬が何匹もやってきて、嬲り殺して食べるところを娘は喜々として眺めていたという。

 笑っていたかと思えば、突然ヒステリーを起こしてその犬の内、1匹を単式ピストルで打ち殺してしまったというのだ。

 目を覆いたくなるような惨劇だったという。

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レイディ・メイディ 第15話

第15話:もう一人のメイディア

 一方、メイディア嬢奪回に失敗した昨夜の男たちは、馬をごっそりつれ去られ、数日かけて徒歩でようやく屋敷にたどりついていた。

 

男たち「馬まで持っていきやがってとんだお嬢様だぜ」

   「それにしても薔薇騎士レンジャーって本当にいたんだな」

   「…………」

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