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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 21-4

メイディア「い……生きてて……良かった……」

クロエ「……うん」

メイディア「生きてて良かった……」

クロエ「ありがと」

 

 メイディアはそのまましゃくり上げ続けている。

 

クロエ『レイオットの教えてくれた通りだったな……』

 

 初めて見る弱々しいメイディアを目に映しながらクロエはレイオットのアドバイスを思い出していた。

 彼女は謝りたがっていると思うから。

 でもなかなかそれができない子だから。

 自分が悪いとかそういうこともわかっているけど、不器用でどうしたらいいのかわからないだけ。

 怖がりなだけ。

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レイディ・メイディ 21-3

クロエ「私ね、考えたんだけど、やっぱりあのときは私が悪かったんだと思う」

メイディア「……ウソ。そんなのウソ。貴女は自分が悪くないの知ってて、すぐそういうこと言うの。とりあえず謝っておこうっていうの、嫌いだと言ったでしょう」

クロエ「聞いて、メイディア」

メイディア「聞いています」

クロエ「私もやっぱり悪かったのよ。メイディアに言われて確かにそうかもって反省した」

メイディア「………………」

クロエ「ただし、ちょっとだけね」

 

 親指と人差し指で“チョット”を示す幅を作る。

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レイディ・メイディ 21-2

クロエ「でも……今回のは……そうじゃないよ……きっと」

シラー・レイオット「ん?」

クロエ「私に気兼ねしてたんだと思う。それにフェイトにもだいぶ注意を受けてたから……メイディアなりにがんばろうとしたんだよ。……もしかしたら、意地になってただけかもしれないけど」

レイオット「……不器用だからね。メイディは」

クロエ「うん。でも、私、もっと友達になれたら良かった」

レイオット「何言ってるの、友達じゃないの?」

クロエ「一応そのつもりだったけど……そこまで親しいワケじゃなかったし……。少なくともあっちはそう思ってないみたい。それに私……傷つけちゃったから……」

シラー「クロエが気に病むことないわ。大丈夫。私が仲を取り持ってあげる」

クロエ「ええっ!? い、いいよ、いいよ そんなの恥ずかしいもん やるなら自分で何とかするから~」

 

 あわてて頭を左右に振る。

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レイディ・メイディ 第21話

第21話:孤立の始まり

 女子寮402号室。

 

シラー「ああ~んっ!! せっかく高得点出したのに、試験中止って何よぉ~っ!!!!」

 

 ベッドの上で転げ回る。

 

クロエ「ごめん、私のせいで……」

シラー「え、違う違う。そうじゃないって。クロエを撃った不審者たちが許せないってこと。クロエのせいじゃなくてアイツラのせいよ。カタキを討ってやりたいくらいだわ。……でも無事で良かったわね。とても心配したんだから」

クロエ「ありがと……」

レイオット「ねぇねぇ。ところで薔薇騎士レンジャーレッドが助けに来てくれたって本当?」

 

 両手の指を組み合わせて、瞳の中はもはやキラキラお星様が輝く宇宙。

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レイディ・メイディ 20-2

 ついでに付け足すと……

 

ヴァルト「な、ん、で。正騎士(オマエ)があそこにいたんだ、ジャック。説明してもらおうか」

 

 職員室でヴァルトとジャック。

 

ジャック「わっ……」

ヴァルト「わ?」

ジャック「私はジャックではナーイッ!! 素敵戦隊☆薔薇騎士レンジャー・レッ……」

 

 ボカッ!!

 言い終わる前に頭上に鉄拳。

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レイディ・メイディ 第20話

第20話:試験終了。その後で

 目を覚ますとそこは養成所内の保健室であった。

 ベッドに寝かされていたクロエは重たく感じられる体をよじって上体を起こす。

 

クロエ「あれ……?」

 

 起きた気配を感じ取って、保健医のミハイルがカーテンを開いた。

 

ミハイル「寝過ぎだ」

 

 いつも不機嫌そうな表情の彼は今日も一段とゴキゲンナナメ。

 

クロエ「あ……ス、スミマセン……」

   『あれ? ……えーっと……』

クレス「クロエ」

セルゲイ「大丈夫か!!?」

ダレス「目が覚めたのか。良かったなぁ」

フェイト「……………………」

 

 チームメイトたちが我先にとベッドの周囲に集まってくる。

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レイディ・メイディ 19-19

男たち「このアマッ!!」

メイディア「お待ちなさい。仲間の命が惜しければ剣を捨てて」

 

 自分を捕らえていた男から短剣を奪うと形勢逆転とばかりに首に刃を当てた。

 しかし覆面の男たちは目配せをすると小さく笑った。

 

メイディア「!!? 何がおかしいの?」

男1「いやいや。失礼。お嬢さん、君に刃物は似合わない。さぁ、おじさんに渡しちゃいな」

メイディア「馬鹿にしないで下さる? ワタクシ、本気です」

男1「人を殺せはしないだろう?」

メイディア「殺したことはありません。ではできるかできないか今ここで試してみましょうか」

 

 短剣を振り上げるメイディアの瞳に輝きは消えうせ、表情から感情という感情が失われる。

 どうせできはしまいとタカをくくっていた男たちの顔色が一瞬にして変わった。

 ドシュッ!!

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