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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 60-4

初「おシズがどのような力を持っているか知れませぬ。もっと下調べが必要だったのでは?」
悟六「それはワシも思ったが、偲が行くと言うでな。任せることにした」
初「…………」
炎座「そう案ずるな、お初。シズは忍の法を心得ておるまい。ワシらの勝ちに決まっておる」
初「しかし、この西の大陸には“まぢっく”なる怪しげな妖術が……」
炎座「大したことはなかったではないか。あの公爵も操っておったが、あの程度では我ら一族の敵ではない」
 
 体を揺すって巨漢が豪快に笑った。
 
悟六「油断は禁物ぞ、炎座。あの大名、まだ何か底知れぬものを感じるでな。隙は見せてはならん」
炎座「相変わらず、慎重よな。慎重も過ぎると臆病となり申そう」
悟六「なんだと」
 
 臆病と聞いて、悟六が鋭い視線を突き立てた。
 

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レイディ・メイディ 60-3

人形「シズの部屋は?」
リク「そこまで案内はちょっと……食堂に入れたのも本来ならマズくて……」
人形「偲、出て行けって」
リク「あっ、出て行けっていうか」 アセアセ。
人形「シクシクシク……せっかく遥々、会いに来たのに。ここから歩いて戻ったら何日かかるか……それなのに。ああ、それなのに。およよ」
偲「………………」
 
 泣きまねの人形をなでて、チラッチラッとリクを見る。
 催促満々の視線ビームを放って。
 
リク「…………わ……わかりました………俺たちの部屋で良ければ……」 滝汗。
 
 ……負けた。
 変な人に負けてしまった。
 

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レイディ・メイディ 60-2

リク「あのすみませんけど……家は誰も知らないんです。明日には戻りますので、御足労ですけど、また出直してもらえませんか?」
氷鎖女・兄「……………」
 
 紅い瞳と黒い瞳が一瞬、かち合った。
 
リク『これが………先生の……素顔?』
 
 無表情で感情の読み取れない、温かみの感じられない顔立ち。
 背から声からこれだけ違うのだから、素顔もきっと違うだろう。
 しかし似てはいるはずだ。何せ双子なのだから。
 鎮の額あての下にこの顔を当てはめて、想像してみた。
 
リク『……もっと可愛いかと思っていたけど……』
 
 リクの中で、オコジョな鎮の顔にバッテンがつけられる。
 

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レイディ・メイディ 第60話

第60話:兄弟再会
 6月。
薔薇の騎士団養成所・宿舎3階。
 
カイル「リクリク、クレス! リクレス!!」
 
 カイルがノックして叫ぶ。
 
クレス「うるさいな。混ぜて呼ぶなよ。何がリクレスだ」
カイル「超巨大ビックニュース!」
クレス「ニュース?」
カイル「ヒサメ先生のお兄さんが……キータァー!!」
クレス「なんだそんなこと……………………………………って……」
   「エエェエェエェエ!??」
リク「!!」
クレス「ど、どういうことだよ、それ!?」
 
 ドアを開け放ってカイルを引き入れる。
 

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59話の話。

リクのカノジョの話を入れようと思ったら、誕生日の話になった(爆)
実はいつが誕生日か知らないんだけど、成り行き上、春になりもうした。
この夜中に独りでケーキは旧・硝子の追憶のしょっぱなに入っていた場面です。
こんなトコでリンクしてみました。
そしてその旧・硝子~の後の方で、独りでケーキ可哀想じゃん!みたいなことをレクが言っていた気がする。
……スミマセン、ウロ覚えで。
言ったのがレクだったかハッキリは覚えてませんけど。
台詞は今、こっちで勝手に作って言わせたので、全然違います。
内容すら違うハズ。ニュアンスというか。
そして言われている側はメイだったような??

とりあえず、似たような場面はありました。ハイ。
書いたときには載せておこうと思ったんだけど、どうしてそう思ったのか、今は思い出せません(オイ)
なくてもよかった気がしてきた……(爆)
もしかして、リンク入れたかっただけか、自分??
なんだか別に必要性があったような気がするんだけど? お、思い出せな……ゲフン。

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レイディ・メイディ 59-6

レイオット「主役にも容赦ないわね、このクラス」
フェイト「主役だから容赦ないの間違いだろ」
レイオット「うん、まっ。……そうかもね」
 
 くすっと笑みをこぼす。
 
氷鎖女「心配するでない。それは花火でござる。では拙者、用事があるゆえ、御免」
 
 それだけで氷鎖女は会場から姿を消した。
 
クロエ「リク、花火だって!」
 
 背後からクロエが顔を出す。
 
リク「へぇ。小さいけど、これが花火なんだぁ?」
 
 手の中の黒玉を見つめる。

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レイディ・メイディ 59-5

 そこでまた拍手が起こる。
 18歳のリクを祝う垂れ幕と輪をつなげて作った飾りと一部、ブサイクな紙の花。(フェイトとレイオットのせい)
 厨房を借り、皆で手に寄りをかけて作った一部、不評の料理。(フェイトとレイオットのせい)
 抱え切れないほどのプレゼント。
 歌と踊りと付け焼き刃で失敗した手品とおしゃべりと。
 これで彼が孤独を忘れてしまえればいいと皆が願った。
 だがその主役紅い両目は何かを探してさまよっている。
 
レク「!」
  『……ヒサメ先生だ』
 
 リクはあきらめたように目を伏せてしまった。
 

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