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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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67話、終了~♪

 オモシロ展開だったアンのターン、無事終りました。
 書いていて、非常におかしかったです。
 頭の中では昔少女漫画風になってましたから。
 リクやら鎮はむしろオマケです。
 アンのアレのためにシリアスしていてもらったようなもの。
 泣きながら走っていくとか普通ではありえないことをやらせたかった。
 ぜひ、アンに。
 いやいや、楽しかったです。
 もうこういうお遊びはできないので、今後はレイメイを終らせるために頑張ってお話を前に進めていこうと思います。
 学園でのもじゃくさはこれでオシマイ。
 アン騒動は試験中に少しだけありますけどね。

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レイディ・メイディ 67-14

 ものすごい思われ方をしている教官たちには悪いけれども。
 
リク『そうか……ただ威張ってみたいだけでゴザルって言ってたのか……うわぁ……うわーあ……』
 
 まだ「拙者は大人でござるからな。むっふー」などと満足げに鼻息を大きく吐き出している小さな教官を見やる。
 ずっと先生として見ていたけれど、なんだか案外、自分たちと変わらない気がしてきた。
 いや、普段からああいった態度であるわけだが、改めて。
 もうこれは間違いない。拙者やゴザルはとってつけただけで、李紅としゃべる彼が本当の氷鎖女 鎮なのだ。
 自分のことを「俺」といい、「シズ」と言うのが本当だ。

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レイディ・メイディ 67-13

鎮「誰かの代わりになってだなんて、そんなとってつけたような優しさは願い下げだ」
アン「……!」
鎮「それにアンに慰めて欲しいなんて思ってないしな」
アン「それは……私が汚いとか言ったから……?」
  『どうしよう、謝らないと……』
鎮「いや。そうではない。思ってもいないのに上辺だけ言われても相手をするこっちが疲れるだけだ。そうでなくともリクとクロエがチョロンチョロンと周りをうろついてウザイのに」
リク「……えー、ショックー。そんな風に思っていたのー?」
鎮「今までの態度で気づかないのが俺もショックだ」
リク「うわ、ヒド」
 
 笑って頭をかく。
 すでに思いが通じたと思うからこその余裕だ。
 ほんの一時間前くらいなら、まともに受けて凹んでいるところである。
 

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レイディ・メイディ 67-12

リク「うわあっ!? ダメだよ、そんなこと!」
アン「約束して、今すぐに!」
 
 乾燥した風に二つのお下げが弄ばれて揺れる。
 
リク「アン! 戻って!! 危ないから!」
アン「来ないでったら! 近づいたら飛び降りるからっ!」
リク「お願いだから、ホラ」
 
 リクは手立てがなくなってその場から動かずに手を差し伸べる。
 
アン「どうして約束してくれないの!?」
リク「そんな子供みたいな約束、無理だよ。二人とも大事な友達なんだ。口利かないなんて……」
アン「まだそんなこと言うの!? 今、恋人の命がかかっているっていうのに!! そんなに約束するのが嫌なんだ! 私はリク君のためならジェーンやモーリーと絶交できるよ!?」
リク「そんなこと言ったらダメだって。二人が悲しむ」

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レイディ・メイディ 67-11

リク「ともかく、ここじゃマズイから他に行こう。ね?」
 
 図書館での一件と同じ結果が待っているような気がして気が重くなる。
 他に連れ出そうとしたが、アンは頑なに拒んで続けた。
 
アン「先生は大人だから、自分で何とかできるわ! 強いんだもの!!」
 
 おさげの赤茶けた髪を激しく振る。
 
リク「確かに俺は子供で何も出来ないかもしれない。でもあの人を独りにしておくワケにはいかないんだ。強いから余計に独りで抱え込もうとするからダメなんだ、放っておいちゃ」
 
 自分もそうだからよくわかるのだ。
 
アン「どうしてそこまで面倒見てあげなくちゃいけないの!?」
リク「アンだって苦しいときに誰かに側にいて欲しいだろ?」

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レイディ・メイディ 67-10

 それを見たリクが安堵のため息と共に笑顔を取り戻す。
 齢相応の無邪気な笑みを向けてくるので、鎮も少しほっとした。
 これで丸く収まる。
 本音もちゃんと隠さず言った。頑張って言った。言うのが嫌だったけれど、でも頑張った。
 どうしてムキになって食いついたりしたのか。それは好かれたかったからだと。
 あとはもうない。
 欲を出したらきりがないからこれまでだ。
 
鎮「シズは……」
 
 口元を隠していた手を下ろす。
 何だか、落ち着きなく左右にぐらぐら揺れる。
 どうして行動がいつもおかしいのかちょっぴり謎だ。
 

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レイディ・メイディ 67-9

リク「あの……俺……先日は、色々とご迷惑……」
鎮「ああ、気にするでない」
 
 予想通り、まずは寛大な言葉が返ってきた。絶対にこう言うと思ったのだこの人は。
 けれど叱られるよりそっちの方が怖い。
 
リク「はは……そう言ってくれると思いましたけど……なかったことにされるのが一番キツイっていうか……その……」
 
 手すりにつかまって、せわしなく木目を指でなぞる。
 
鎮「別になかったことにしておらぬよ。だって現実に減俸1カ月だもん。お前様に何を課してやろうかねちっこく考えておるところよ」
 
 踵を返して向き直る。
 

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