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渋谷怪談 著:福谷 修(感想)
2013.01.11 |Category …映画・小説・漫画等の紹介・感想
ふー。もっと短くまとめるつもりが上手くできなかった(TωT)
短くまとめるの超苦手。
お疲れサマでした(^_^;)
コレ、都市伝説をつなぎ合わせたような作品で、目新しいものもなく、ふーん?って感想で終わってしまいました(^_^;)
主人公がリエカから綾乃に移った後ももっとあらすじをモリモリ書いていたんですが、途中で気付いたんですよ。
アレ? 同じことの繰り返しじゃん!!(爆)って。
なので、後半はほとんどすっとばして最後の方だけを書き出しました。
いちいち書いてられん!ってくらい同じだったので。
サッちゃんの怖さや絶対に逃げられない絶望感を表現したかったんでしょうけど、犠牲者多過ぎ;
同じような展開が繰り返されるので、退屈でした。
幸運のロッカーと思いこんだ子たちがプレゼントを入れて狙われてという全部同じパターンで。
▽つづきはこちら
水子供養の地蔵の首を取ってしまって、そこから赤ん坊の泣き声が。
関った連中が次々死んでいく……というリエカのお話のところまでは楽しかったんですが、その後はただの蛇足みたいのがずーっと続くので正直、辛かった。
リエカがこのサッちゃんの過去を知り、哀れんで手を差し伸べる。
これで助かると思いきや、やっぱり殺されてしまうというどんでん返しでこれもOK。
なのに、なんでまた綾乃で同じことをる??
1冊の中に同じ話が2冊分入ってるカンジ(^_^;)
この本、235Pで終わってますが、この半分でいいと思いました。
犯されて出来た子供を人知れず産んでロッカーに捨てた。
これが原因なのに、「望まれずに生まれてくる子供なんかいない」って言ったって、説得力0じゃん!(笑)
こんなんでサッちゃんのハートをつかもうなんて、おこがましいにも程があるぜ!www
我がサッちゃんだったら、むしろ腹が立つと思う(笑)
望まれなかったから、捨てられたんだろーが!!ってwww
だから殺されたんだよ、リエカも綾乃も。とかって思ってしまった。
本の中ではそうでなく、サッちゃんが元々凶暴なヤツでそういった情が一切通用しない相手として書かれていたけど。
様々な都市伝説を取り入れて物語を構成しているのだけど、何の工夫もなく、ただつなげただけって印象。
しかもあまりに古いネタばかりで、それが羅列されているだけなので、読み進めれば読み進めるほど、シラけていく(TωT)
題材はいいのに残念すぐる;
まず、サッちゃん。
これはあの童謡です。
サッちゃんはね、サチコっていうんだ、ほんとはね♪
で始まるあの歌です。
実際には3番までですが、実は隠された4番というのがあって、サッちゃんの不幸な生い立ちが語られる歌詞という都市伝説。
2番が「バナナが半分しか食べられないの 可愛そうね、サッちゃん」となっていて、3番が「サッちゃんがね 遠くに行っちゃうってほんとかな」という歌詞があるので、そこから病弱でバナナが半分しか食べられないほど衰弱しており、もうすぐ遠くに逝っちゃう(死んでしまう)という展開に結びついたものだとされている。
もちろん、勝手に広まった噂で実際はそんな歌じゃない。
ていうか、小さいから食べられないって言ってんじゃん!
遠くへって引越しだろーが!ってツッコミどころ満載なんですが(笑)
本編の中で警察がコインロッカーに捨てられた名無しの赤ん坊の名前をあんまりに不幸だから、幸子と呼ぶことにしている。いわゆるサッちゃんですな。と語るところがあり、そこは本当かどうかは知らないけど、なるほど面白いなと思いました(^-^)
アメリカとかで身元不明の遺体を「ジョン」って呼ぶのと同じですよね。
そこはいいんだけど、あの女児の幽霊が自分であたしサッちゃんって名乗っちゃうんですよねぇ;
電話で「あたし……サッちゃん……きゃははは」みたいな。
興醒めすぐる……(´-ω-`)=3
ああいうのは、ペラペラしゃべらせたらダメですよねぇ;
犯罪者が自分で中二病的な名前を作って名乗っていい気になってるみたいな印象がww
だいたい、なんでこの子は自分をサッちゃんと名乗るのか?!
実はロッカーで亡くなった赤ん坊は関係なくて、皆の噂が作り出した怪異であるというのなら、サッチャンと自ら名乗る理由も説明がつくのですが、どう考えてもこれは話の流れ的にロッカーの赤ん坊が正体でしょうし。
過去の映像が何度か出てきますから。リエカと綾乃の脳裏に割って入ってくる形で。
それから、ブティックの試着室に入るとそのまま攫われて、手足を切られて生きダルマとして見世物小屋に出されるというのは、我が小学校のときにはすでにあった都市伝説です。
それをそのままもってくるか!?(笑)
最後にサッちゃんが言い捨てた、「死ねばよかったのに」。
これも有名な話のオチをそのまま持ってきていますよね。
これじゃただのフランケンシュタイン小説だよ~(^_^;)
もうサッちゃんならサッちゃんの都市伝説を徹底的に掘り下げて、面白い解釈をつけて挑んで欲しかった。
誰でも知ってる話をただ並べただけじゃ楽しめないってばよ;
登場人物も多過ぎて一人一人、上っ面を撫でただけなので、読んでいて追われる恐怖とかも伝わってこない。
綾乃の行動もおかしい。フツーはこんな行動とらない。と不自然に思えるのが多い。
結末が決まっていて、そこに持って行くために無理やりその行動を取らせたというカンジ。
しつこいようだが、それでもソックリさんよりは数段マシだったな(苦笑)
●Thanks Comments
サッちゃそ
このお話は、キャンプで地蔵の頭をとっちゃった祟りじゃなくって、はじめに荷物を預けたところ(幸運のロッカー)が原因となって怪異現象が続いてたって事だよね…?
赤ん坊の声が地蔵まったく関係ないなら、わざわざミスリードさせられたのが、たんなる遠回りにしかなってなくて、ゼロくんの言うとおり半分で良かったかもね!
散りばめられた題材のひとつひとつが、何か必然性を持っていて欲しいと思う、無駄ページを嫌う読者です(笑)
Re:サッちゃそ
まぁ、ここは、地蔵を元に戻して助かったと見せかけて……っていう展開なんだからいいんだけど。
その他がなぁ(´-ω-`)=3
我も無駄ページ嫌やわー。
しかもやっぱり貞子っぽいし。