忍者ブログ
NinjaToolsAdminWriteRes

ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

HOME ≫ Category 「レイメイ 34・35話」 ≫ [1] [2]

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


レイディ・メイディ 34-7

ジェーン「いいなー。私もケガしたらなでてくれる?」

 

 アンの思いを代弁するかのようにジェーンが冗談交じりに言った。

 

リク「ははっ。ジェーンは年上だから気安くなでていいものかなぁ?」

ジェーン「いいよ、いいよー。大歓迎♪ 気軽になでてネ」

 

 言葉どおり、ひょいと気軽に頭を突き出すジェーンの性格をアンはうらやましく思いながらも、ただそれを見ているだけだった。

 

アン「…………………………」

  『リク君は……私を気にしてくれてるんじゃなかったの?』

 

 うつむいて下唇を噛む。

拍手[0回]

PR

▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 34-6

メイディア「ふっ……ううっ……」

 

 終了を知って緊張を解いたら、目にたまっていた涙が次から次と流れては枕のカバーに吸い込まれていった。

 

男子生徒「痛い、痛いぃ~っ!! 死ぬ~、殺される~!!」

ミハイル「うるさいな。捻挫はしているが骨は折れてない」

 

 悔し涙と嗚咽は都合よくレヴィアスクラスの少年の声にかき消されてくれた。

 

メイディア『悔しい。悔しい……!!』

 

 シーツを握り締めて声をこらえる。

 

メイディア『なんでこんなに悔しいの? ワタクシは養成所に騎士になりにきたのではないわ。ここは隠れ家よ。ステキなダーリン見つけて、自分の意志で幸せな結婚をするの。だから、魔法なんて本当は別に使えなくったって……………………』

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 34-5

 相手はレヴィアスクラスのトップ3。

 だが、ここでストップがかかる。

 

レヴィアス「ホセイ、トニアと変わりなさい」

ホセイ「ハ……ハイ」

 

 トニアと呼ばれたNO,1の少年と変わった。

 クレス=ローレンシアがあれほどの強敵なら、肩を並べるリク=フリーデルスもさぞかし強大な魔力の持ち主に違いない。NO,3では不足だと読み取ったのだ。

 例によって指輪が投げ渡される。

 

トニア「こんな物がなくとも勝ってみせますけどね」

 

 クラスメイトが医務室送りになる惨劇を目にしていながら彼は余裕を崩していなかった。

 

レヴィアス「用心のためだ。持っておきなさい」

 

 しかしレヴィアスはいつになく慎重だ。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 34-4

 クレスコールが沸き起こる中、リクは医務室に運んだメイディアをベッドの上に横たわらせていた。

 

ミハイル「擦り傷と打撲。もしかしたら、骨にヒビくらいは入っているかもしれないな。それに脳震盪。……アザや痛みは残るかもしれないが、ま、大丈夫だろう」

リク「そうですか」

ミハイル「にしてもずいぶん派手にやらかしたな」

リク「……ですね」

 

 意識を取り戻したメイディアがうめいて、二人が目を向ける。

 

ミハイル「おい。わかるか? 自分の名前は?」

メイディア「まぁ、ミハイル先生、ごきげんよう」

 

 薄くまぶたを開いてニヤリと笑う。

 

ミハイル「ああ。大丈夫そうだな」

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 34-3

レヴィアス「馬鹿な、やりすぎだ」

 

 壊してしまえと指示はしたが、普段の力をはるかに越えた大きすぎる魔力をそう何発も撃っては不正がバレるだろうに。小さく舌打ち。

 なす術もなく、生意気で高慢ちきな女が地面にはいつくばる様は少年にいいようのない高揚感を与えた。

 いつもは整えられている金の巻き毛が乱れて、顔を隠しているのが惜しいと思った。

髪が邪魔していなければ、どんな表情をしているか見てやったのに。

脅えていたか、泣いていたか、絶望していたか。

 さすがに魔法のアイテムだ。

結界を張られた中で魔力が抑えられているというのに威力!!

 なんて気持ちがいいのだろう!!

 大きく裂けたスカートの間から覗く白い足に目を留めてほくそ笑むと、もう一発お見舞いしてやろうかと少年は考えを巡らせる。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 34-2

レヴィアスクラスの生徒「チッ。俺らに勝った気でいやがるよ」

           「恥かかせてやれ」

 

 練習試合が始まった。

 萎縮してしまっていた氷鎖女クラスの生徒は2人目まであっけなくやられてしまい、3人目はもう負けが目に見えているのに明かに遊ばれていたずらに試合を長引かせられていた。

 普通、勝負あった時点で待ったが入るはずだが、レヴィアスも氷鎖女も止める様子もなく腕を組んで成り行きを見守るだけだ。

 4人目になると血気盛んなのが現れて、3人のカタキをとってやると息巻いた。

 彼は相手の多彩な魔法をものともせず、力強い魔力で全てをねじ伏せた。

 

男子生徒「どうだっ!!」

 

 雄叫びを上げてガッツポーズ。

氷鎖女クラスが歓声に沸く。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 第34話

第34話:クラス対抗

 レヴィアス教官からの申し出で午後は2クラス合同訓練が行われることとなっていた。

 養成所の外に出ると大きく結界を張り巡らせて会場とした。

昼食を終えたヒサメ組の学徒たちが移動してくると、先に到着していたレヴィアス組がすでに訓練に入っていた。

 氷鎖女にしか教えを受けたことのない生徒たちは、レヴィアスクラスの進行の速さに驚

 ここは他の組よりも進行が速いことで知られており、ついていけない子はほとんど切れ捨て状態にされる。

完全な実力主義で、成績によって優遇される度合いが異なるために才能のある生徒達はぐんと伸びたし、そうでない者は置いてけぼりにされていた。

 そんな両極端なクラスだった。

 ヒサメクラスの学徒たちの前で、今まさに他のクラスでも習っていない呪文が早々に飛び交ってい

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

≪ 前のページ |PageTop|

もくじ ▽

初めましての方へ☆必読お願いします ▽

金魚飼ってます☆ ▽

さらに金魚飼いましてん☆ ▽


ブログ内検索

カウンター

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新TB

フリーエリア


※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【ゼロ】  Design by NUI.T  Powered by NinjaBlog