HOME ≫ Category 「レイメイ 14-17話」 ≫ [1] [2] [3] [4]
レイディ・メイディ 14-5
2007.11.28 |Category …レイメイ 14-17話
終了の舞台あいさつに俳優たちが再び舞台に登場。
観客席に黄色い声援が飛び交う。
白薔薇レンジャー役「皆さん、本日は応援に来てくれてありがとう。私、嬉しい♪ 純真の白い薔薇をあげちゃうね♪」
白い薔薇の花を観客席に投げる。
主に男性客が争ってバラを取ろうとやっきになっていた。
黒薔薇レンジャー役「遅い時間の公演だったに関わらず沢山の人達がきてくれて感動しました。安らぎの黒い薔薇をどーぞ」
同じく黒紫の薔薇が観客席に投げ込まれた。
青薔薇レンジャー役「えー、黒薔薇レンジャーの言った通り、時間帯が遅いのでどうぞ気をつけて帰って下さい。清き心の青い薔薇より」
続けて青い薔薇が投げ込まれる。
レイディ・メイディ 14-4
2007.11.28 |Category …レイメイ 14-17話
1対1の剣劇が始まる。
遅れて登場した青薔薇レンジャー、黒薔薇レンジャー、白薔薇レンジャー。
青薔薇レンジャー「助太刀に来ましたよっ!!」
黒薔薇レンジャー「全員でボコるぜ!!」
白薔薇レンジャー「姫と浮気してたのね!!? 許せない!!」
赤薔薇レンジャー「細かい事情は後だ!! 行くぞ、皆っ!!!!」
全員「見参っ!! 素敵戦隊☆薔薇騎士レンジャー!!!!」
4人でビシッ☆とポーズを決める。
レイオット・メイディア「キャアァーッ カッコイー!!!」
抱き合って感涙。
レイディ・メイディ 14-3
2007.11.28 |Category …レイメイ 14-17話
レイオット「さすがは城下町……こんな時間なのにまだ明かりがついているわ」
メイディア「夜の城下町は初めて?」
レイオット「ええ。私の故郷は農場ばかりの村だったから……」
町に着いた二人は目的の会場に向かい、馬小屋に馬を預ける。
レイオット「村に来ていた旅芸人一座とはやっぱり違うんでしょうね」
先程の後ろめたさも忘れて、期待に胸を膨らませる。
出入り口付近に貼られたポスターに目が釘付けだ。
メイディア「さーあ。旅芸人の方を知らないから何とも答え難いですけど……」
チケットを取り出してもぎり係に渡す。
レイディ・メイディ 14-2
2007.11.27 |Category …レイメイ 14-17話
教官が肝をつぶしている間にメイディアが開きっ放しのドアから中に滑り込む。
悲鳴をあげられる前にレイオットが教官の口を押さえて腹に一撃。
がくりと教官はその場に崩れ落ちた。
レイオット「ごめんなさい、先生。でも今夜だけ見逃してね。薔薇レンジャーにどぉぉ~っしても会いたいの」
まんまと中に入ったメイディアは複雑な魔法陣の一部をかき消して不完全なモノにしてしまった。
これで結界はおろか明かりを灯すこともできない。書き直さない限り。
メイディア「OKよ」
レイオット「ああ~ 我ながらなんて大胆なコトを~」
メイディア「何を今更。さ、バレないウチに善は急げよ」
レイオット「善……かしら……?」
レイディ・メイディ 第14話
2007.11.26 |Category …レイメイ 14-17話
第14話:見参!! 素敵戦隊☆薔薇レンジャー
正騎士二人が候補生の訓練に付き合っていた一週間を終えて翌週のことだ。
306号室のメイディアとレイオットはある計画を立てていた。
その名も「素敵戦隊☆薔薇レンジャーファンクラブ会員による、素敵戦隊☆薔薇レンジャーナイトショーを見に行くために危険を冒して養成所を平日に門限外にこっそり抜け出し、見た後は何食わぬ顔で帰って来よう大作戦」である。
略して、「素戦」!!
レイオット「……で? 具体的にどうする?」
メイディア「そうね。時間外外出は禁じられているし……」
こっそり出ようにも外からの侵入者はもちろん、中から脱出することもできないような結界が張り巡らされている。
門や囲いから出入りしようものなら、すぐに制御魔法陣に反応が伝わり、逮捕されてしまう。
メイディア「やっぱり制御室にどうやって忍び込むかが最大の問題ですわね」
レイオット「う~ん 鍵がかっているし、魔術系の教官が管理してるし」
メイディア「…………猫」
はたと思いついた。