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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 4-2

クレス「?」

 

 一度、振り向いたが関係ないと思い直し、そのまま走り続ける。

 イジケたかな? そんなコトを思っていると…。

 

メイディア「思い知りなさいっ!」

 

 なんと、先を行く連中に向かって石を投げ付けた。

 

クレス「げ」

 

 あわてて避ける。

首だけねじ曲げて、自分は関係ないだろとお嬢様をニラみつける。

 が、本人はからかった連中にそれぞれ命中させて高笑いの最中。

 クレスなどに見向きもしない。

 どうやらしゃがみ込んだのはイジケたのではなく、単に石を拾っていただけのようだ。

…恐るべし。

 

メイディア「ホーッホッホッホ! 何て愚鈍な方々! そんなコトでは一生姫君に振り向いていただけませんことよ」

 

 後頭部に石を当てられて先頭の一人が転び、それに突っ掛かって次々と上に倒れ込む少年たち。

 その上をわざわ~ざ踏み越えて、気を良くしたメイディアが走り抜ける。

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レイディ・メイディ 第4話

第4話:恋は刹那、砕けて一瞬

 本格的な訓練が始まって1カ月。

 剣を基本に戦場の最前線に立たされることを前提とした赤・青、両薔薇騎士見習いたちは今日も早朝から汗を飛び散らせ、剣を振っている。

 レイオットも男性陣に混ざって剣を無心に振っている。

 隣にはこの一カ月で仲良くなった少年レクもいた。

 一見、無類の美少年に見える彼女は、正真正銘男性であるレクと並んでもさらに背丈があり、残念ながら男前だった。

上で結い上げた長い髪が彼女の動きに合わせるように踊っている。

 汗さえもキラキラと朝の光に輝きより一層美しさを際立たせているようだった。

 

メイディア「ほげぇ~…あ~ぢぃ~ですわぁぁあ~…」

 

 中庭で同室のレイオットが華麗に剣を振っているその頃。

 黒薔薇見習いのメイディアは外周マラソンをさせられていた。

 後ろから数えた方が良いような順位で。

 こちらはお世辞にも美しいとは言えない姿勢でダラダラと走っている。

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道のり長ッ!!

 こんばんは。ゼロです。

 レイメイ、3話を終わらせました、さっき。

 次回から「第4話 恋は刹那、砕けて一瞬」……です。

 ブログで物語。
 1回1回が長く載せられないからみじん切りで、続けて読めばそんなにページ数ないはずなのに長いです(滝汗)

 こんなペースでいつになったら終わらせられるんだろう;

 ブッツンブッツン切れながら読むのってどうなんだろうな;

 テンポ悪くならないのかな?

 かといって、あんまり頻繁に更新したらそれはそれで見るの面倒とか思われそうな気がしてならない今日この頃。

 お話書いて載せてるサイトさんで毎日更新してるようなところを知らないので、参考がないんです。

 うーむ。ブログで物語発表って思ってたより大変なのかも……(‐_‐;)

 いや、大変って記事載せるのとか操作は簡単ですけど、どういうタイミングで載せたらいいのかーとか、よくわかんなくて;

 ちゃんと読んでくれる人いるのかしらん、こんなんで。とか思ってしまうんですが。

 まぁ、来てくれる人は友達くらいだろうと思うけども^_^;

 遊びに来て下さってる方々ありがとうvV

 更新頻度についてのご意見とかございましたら、どうぞです。

 日記の方も何か役立ちそうなこととか載せたいなぁ。

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レイディ・メイディ 3-4

クラスメイト「しかし、ミニっ子先生遅いなー…」

 

 やがて再び全身黒い衣装の先生が入ってくる。

 静まり返る教室で、教官・氷鎖女(ひさめ)が一言。

 

氷鎖女「ち…遅刻しちゃったでござる…」

 

 うつむいてモジモジ…

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レイディ・メイディ 3-3

 床を乱暴に踏み鳴らしていると、追い討ちをかけるようにリクがやってきた

 

リク「その、良いところのお嬢様が暴れていたらどうなんだろうね?」

メイディア「んん?」

 

 振り返り、声の正体を知るや否や、目をあからさまにひそめてみせた。

 

メイディア「まぁた貴方ですか」 鼻を鳴らす。

 

 すれ違うだけでハッと振り向かされてしまうような整った顔立ちの少年は、まだこの養成所に来て2日目だというのに、すでに女の子の憧れの的となっていた。

 んが、しかし。

 

メイディア「ワタクシにライバル意識を持つのは構いませんが、残念でーしたっ!

 ワタクシは王家の血を引く者!

 どこの馬の骨だか知りませんが、そのうちワタクシにかしづくことになるんですからねっ! せいぜいワタクシの機嫌をそこねないことです。ホホホホホッ」

 

 一度高笑いを引っ込め、イーッとばかりに舌を出して、次の教室へと駆け出して行ってしまう。

 

ジェーン「ホホホホホ…あ、待って、メイディア様」

 

 あわてて追いかけて行くジェーン。

 モーリーは何度かリクと見比べたが、他の取り巻きたちがついていってしまうとそれに習って走りだす。

 

アン「あ…あの…気にしない方がいいよ、リ…フリーデルス君…」

リク「ああ、ありがとう。気になんてしていないよ」

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レイディ・メイディ 3-2

氷鎖女(ひさめ)「…を。ご…………えっと…?」

メイディア『またごーるでんと言いかけやがったですわ、コイツ…』

       「メイディア=エマリィ=シャトーですわ」

 

 あからさまな作り笑顔。

 

氷鎖女「…うん。で? 質問か何か?」

 

 一歩下がる。

 

メイディア「メイディア=エマリィ=シャトー」

 

 一歩近づく。

 

氷鎖女「わ、わかったでござるよ」

 

 さらに一歩引く。

 

氷鎖女『名前が長くてややこしいんだよ、…ごーるでん』

メイディア「アナタ、異国の方なんですってね?」

氷鎖女「さよう」

メイディア「この国に来てどのくらい?」

 

 ツカツカと容赦なく歩み寄る。

 

氷鎖女「1年と少しでござる」

 

 後ろ歩きで一定の距離を保つ。

 

メイディア「1年もいて…」

 

 作り笑顔に影が差す。

 

氷鎖女『何やら……怒ってる?』 ギク…

メイディア「この国の常識も覚えられないのですか、アナタは     っ!?」

 

 怒鳴り声に周囲の空気が震える。

 驚いた生徒たちが一斉に振り返った。

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レイディ・メイディ 第3話

第3話:ごぉるでんと天才クンと異国の先生

 朝から一風巻き起こしたメイディアは、彼女いわく「イジワルなルームメイト」と運よく専攻が違ったために心底ホッとしていた。

 それは傍から見る、イジワルなルームメイトとはクロエとレイオットではなく、まさしくメイディア=エマリー=シャトーのコトなのだが、本人はまったく理解していない。

 専攻も同じジェーンとアンになぐさめられつつ、教室に向かう。

 ジェーンとアンも内心はメイディアが悪いことはわかっていたが、ここは下手に出て機嫌を取る方が上策と思ったのだ。

 

ジェーン「あの二人もバカよねー。後でどうなっても知らないんだから」

アン「そうだけど…でもあの子がずっと一緒なのも疲れるよね……

 

 前を歩くお嬢様に聞こえないような小声で囁きあう二人。

 

ジェーン「何言ってるの。今のうちに仲良くなっておいた方が得じゃない。相手はシャトー家の令嬢よ」

アン「まぁ…」 あいまいにうなづく。

 

 先程の不機嫌はどこへ? 教室のドアを元気良く開け放ち、

 

メイディア「皆さん、ご機嫌よう! メイディア=エマリィ=シャトーですわっ!」

 

 すでに大半の者が席についており、一斉に振り向いた。

 家柄はすでに周囲の知る通りで、ジェーンと同じようなつもりで接近しようとする者も多い。

 たちまち彼女は人気者………のように、人々に囲まれた。

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