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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイメイ 簡易キャラクター紹介1

キャラクターが多くて、ゴチャゴチャしてると思うので、今回は超簡単に紹介させていただきます。

ちゃんとしたキャラクター紹介は後でぼちぼちやっていくつもりです。

画像を入れつつ。画像まだ用意できてなかったので、キャラ紹介後回しにしていたんですけど;

 

メイディア=エマリー=シャトー

7a5abd82jpeg15歳/女/身長:167/血液:O型/専攻:黒薔薇

政略結婚をさせられることになり、薔薇の騎士団養成所に逃げ込んだ伯爵令嬢。

気が強くワガママ、勝気で自信過剰。目立ちたがり。世間知らず。気位が高い。

ちょっぴり壊れ気味イジワル主人公。

画像はクリックすると大きくなります。

 


氷鎖女(ヒサメ)

541be0e1jpeg20歳/身長:自己申告160/血液:A型/黒薔薇教官

メイディアの担任。海を隔てた遠い島国からやってきた、風変わりな教官。

顔半分を額当てで隠しており、素顔は誰も見たことがない。名前もまだここでは不明。

 






81db2f6d.jpegリク=フリーデルス

16歳/男/身長:176/血液:AB型/専攻:黒薔薇/希月さまの主人公キャラ

メイディアのクラスメイト。幼い頃から神童として騒がれていた絶世の美少年。

柔らかな物腰だが、時に毒舌を発揮。伯爵令嬢であるメイディアにも物怖じしない、権力に媚びない人物。外見に似合わず、大喰らいで味オンチ。

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レイディ・メイディ 4-8

 同室のフェイトと友人になった赤薔薇志望の少女・レイオットと共に食堂で朝食をとっていた時のことだ。

 

レイオット「昨日、私たちの部屋に泥棒がっ!」

フェイト「エッ!? 女性ばっかりの部屋に!? 危険じゃないかっ。気づかなかったのか、君は。それでも君は……」

レイオット「…女なんだけど…」

フェイト「…あ…」

 

 シーン…

 気まずい空気が流れる。

 それを何とかごまかそうとレクが割って入った。

 

レク「盗まれたモノは?」

レイオット「それが…まったく」

 

 ごまかしはうまくいったようだ。

 

レイオット「どうも侵入する前にクロエさんがロープを切って落として、逃げていったようなんだけど……

フェイト「物騒だなぁ。ちゃんと窓の鍵は閉めてあるんだろうな?」

レイオット「かけてるわよ。女の子しかいないんだから」

 

 “女の子しかいない”レイオットの口から出た台詞に一瞬、止まってしまう二人。

 レイオットはこめかみに薄く青筋を立てる。自分だって女の子に含まれているのだ。

 今、二人、笑ったな? 笑ったでしょう? そんな目で睨みつける。

 

フェイト「ああ、すまない。話がとぎれたかな」

 

 あわててフォロー。

 

フェイト「しかし窓が空いていてロープがかかっててってことは、これから入るところじゃなくて逃げる途中だったんだじゃないか?」

レク「そういえばそうだよな、だいたい………あ…」

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レイディ・メイディ 4-7

レク「…エート…?」

 

 “穴”?

 戸惑っているレクの手首をつかみ、少女は颯爽と歩きだす。

 

レク「ちょっ…!? ちょっとっ」

メイディア「あまり大きな声を出さないで下さる?」

 

 淡いピンク色の唇に指を一本立て、その指でレクの口にもチョンと触れる。

 

レク「あ…え…」

 

 途端に真っ赤になる純情少年。

 彼はまだガールフレンドはおろか、女の子の手も握ったことがない。

 

メイディア「さ、急ぎましょう」

レク「あ、う、うん」

 

 何が何だかわからないままに流されてしまう自分が少々情けないと思いつつ、この状況をくすぐったく思っている自分も確かにいた。

 いた……が。

それはすぐに夢幻だったと悟ることになる。

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レイディ・メイディ 4-6

 結局、鳥は……

 水晶珠に映る不細工な自分を見て思い出そうとした。

 でも、よく思い出せなかった。

 そんなに遠い過去のことでもないというのに。

 ともかくそれからだ。

 彼女が自分の意志で勝手気ままをするようになったのは。

 家庭教師たちに悪意あるイタズラを仕掛けては辞めさせてしまったり、それまでしていた努力を怠り礼儀作法を無視したり。

 時には一人で馬に乗って屋敷を抜け出したりもした。

 町で危ない目にもあったこともあったが、それでも懲りなかった。

 お金を無意味にバラまいてみたり、弱い立場の者を踏み付けたりしてもみた。

 けれど(みな)は言う。

 貴族様、貴族様。

 貴族様ってそんなにご立派?

 他人を踏み付ける権利があるんだ。

 そうそう。だって、自分の子だって売ってしまってもいいのだから。

 ワタクシは貴族! エマリィ=シャトーの。

 皆がかしづかなくてはならないの!

 水晶に映った少女がメイディアに語りかけてくる。

 

メイディア「そうですわ…あの、あの教官…いなくなっちゃえばいいの。だって、ワタクシにいつも恥をかかせて…何様のつもりかしら」

 

 小さくつぶやく。

 水晶に映った少女もうなづいた。

 あのチビ教官を実力でもって屈服させ、さらに嫌がらせで追い出そうというのが当面の、彼女のちっぽけな目標となったのである

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レイディ・メイディ 4-5

 教官室を後にしたメイディアは意味を悟って青ざめた少年と違い、ただただ例によって腹を立てているだけであった。まったくもって反省も成長もない娘である。

 皆が自習している教室に戻ると噂話がピタリと止んだ

 

メイディア「…………」

 

 ジロリジロリと教室内を見回して、空いた席につく。

 

メイディア『何ですの、何ですのっ!? “ガキは好かない”ですって!? 何よエラソーにっ! ワタクシより背が低いクセしてっ! お子様は貴方ですっ! チービチービッ! 子守なんてしなくて結構よっ。ええ、ええ、そうですとも、そうですともっ! ワタクシは子供なんかではないのだわっ! もう15。立派な…立派な貴婦人なんだからっ! …嫁ぎ先だって……もう……決まっているのに…』

 

 用意してきた水晶球を机の上に乗せ、魔力を注ぎ込む。

 こうなったら、あのナマイキな教官をぎゃふんと言わせてやろう。

 自分はその気にさえなれば何だってできるのだ。

 そう。今までだってそうだった。

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レイディ・メイディ 4-4

 教室の様子をよそに、同じ頃の教官室では…。

 大きめの教官用机に腰掛けて足をぶらつかせているのは氷鎖女(ひさめ)

 その前に立っているのはマラソン時に騒ぎを起こした二人。

 

氷鎖女「一通り事情は聴いたでござるよ」

メイディア「ワタクシはまだ何も言っておりませんわ! 一方的にそちらの方の話だけをお聞きになるというの!?」

 

 かみつく勢いで隣の少年を指さす。

 

少年「先生、俺はホントに…っ」

氷鎖女「あーあー。うるさいうるさい。言いたいことがあるなら、ハッキリ言えばよかろうに。あ~、そっちのからは聞いた。今度はごっ…その…」

メイディア「メイディア=エマリィ=シャトー」

氷鎖女「ああ、めいであ=えまりぃ=しゃとぉ…言い分を聞かせてもらお?」

メイディア「この方がお付き合いを断られた腹いせにとワタクシを転ばせて、乱暴しようとしたのです」

氷鎖女「交際を拒否された腹いせと何故にわかった?」

 

 額当ての角度を直すしぐさをする。

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レイディ・メイディ 4-3

 かくして少年は、引きずられて教官室に連行されることになったが、担当の氷鎖女(ひさめ)が少年からだいたいの事情を聞き、事なきを得たのである。

 

レク『さっきのコ…なんかちょっと可愛かった…かな?』

 

 見事な巻き毛の金髪。

肌の色はまるでいままで日の光に当たったことのないような白。

 顔を両手でおおっていたが、その前に見た目は大きくて色素の薄い青が印象的だった。

 触れたら折れてしまうのではないかという弱々しさ。

 

レク「可憐っていうのかな…ああいうの…」 ぼんやりしてため息をつく。

フェイト「…ハ?」

 

 レクは貴族の姫君を見るのは初めてだったから仕方がなかったかもしれない。

 しかし外見にだまされるなかれ。

 中身が悪魔だと落胆するのは、ほんの少し先のことになる。

 そして、レイオットの話にたびたび上がるあの「メイディア=エマリィ=シャトー」だということも。

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