忍者ブログ
NinjaToolsAdminWriteRes

ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

HOME ≫ [280] [281] [282] [283] [284] [285] [286] [287] [288] [289] [290]

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


レイディ・メイディ 17-2

ジェーン「何でもないんですのよ、気になさらないで。ホホホホッ」

メイディア「ふぅん? ワタクシを追い出す算段でも立てていらっしゃるのかと思~った」

アン「そ……そんなコトないよ」

 

 ぎこちなく笑って場をとりつくろう。

 

メイディア「……ホント?」

ジェーン「もちろんですわよっ!! ねっ、アン?」

アン「う、うん……」

メイディア「……………」

 

 見下した視線を投げかける。

 

アン「…………」

 

 脅えたように首をすくめて背の高いメイディアを盗み見る。

拍手[0回]

PR

▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 第17話

第17話:対立

 「聞いてよ!! メイディアったら」

 

……これがアンの口癖になって3カ月目。

 季節は早くも初夏を迎えていた。

 雨季に入り、気温の高さと湿気で蒸した室内は余計に人々の神経を苛立たせる。

 外に出られない日々が続き、ほとんど室内での講義と学問にあてられた時間。

 精神的にひどく幼いお嬢様と四六時中一緒のアンは限界に達しようとしていた。

 以前はレイオットやクロエが間に入って味方をしてくれたり、ジェーンやモーリーがはぐらかしてくれていたから良かったようなものだが、今の部屋はそういった類の人材に欠けていた。

 それどころか新しいルームメイトたちの方が、元々部屋が同じだったアンに頼ってきてしまう。

 当然と言えば当然の成り行きだったが、性質のおとなしいアンは押しの強い相手に弱く、結局、渋々従ってしまうだけである。

 

アン「もー、あの子、イヤ。嫌い。面倒見きれないよぉ」

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 16-7

 シャトー夫人に見せたペンダントの文字は自分で刻んだものだ。

 候補生2年目で文字を読み書きできないワケがない。

シャトー夫人は養成所にも薔薇の騎士にも興味がなく、そんな細かいことにまで疑問は持たなかったのだ。

 養成所に通っているという彼女を頼みにして、メイディアを連れ戻すことだけに心を砕いていたのである。

 ひょっとしたら本当にシラーが自分の子でメイディアは違うかもしれない。

 シラーのでっちあげたウソかもしれない。

 マルガレーテがこの世にいない今、真相を知る術はもはやない。

 となれば、シラーを無下にするワケにはいかなかった。

 何しろ、本当の我が子かもしれないのだ。

 だからといって15年間娘として認識していたメイディアをいきなり放り出すこともできない。

 夫人の出した答えはこうだ。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイメイ、100回目。

 こんばんは。ゼロです。
 とうとうレイメイ100回目になってしまいました。
 書いたのは1年前なので、自分でもツッコミ処満載なんですが、言い出すときりがないのでそのまま見なかったことに……
 100回目と言っても、前に書いてあったのを小刻みにして載せたのが100になっただけなので、特にどうというわけでもないのですが、一応区切りいいなーと思って。
 ただそれだけ。

 なんだか、まだ数が少ないので、キリ番もよく自分自身で踏んでしまってます(苦笑)
 気がついたら、「あ。」みたいな。
 キリ番だからといって、これまた何があるわけでもありませんが、ささやかに幸福を感じてみたり。
 ちょうどっていう数字はたとえ無意味でもなんとなく得した気分になるのは、自分だけでしょうか?
 なかなか安くて安易な脳みそしてます。カンタンに幸せ感じちゃう(笑)

拍手[0回]


レイディ・メイディ 16-6

クロエ「どうしたの、急に?」

アン「急じゃない。初めから嫌いだったのよ、あの子!! 皆、よく我慢していられるわね」

 困惑した表情で、レイオット「えっと……アンは……仲良しなんじゃなかったの?」

アン「冗談でしょ? そう見えました? 皆、甘やかせ過ぎなのよ。どうしてあの子は何もできないのに可愛がられるの!!? 私の方がちゃんとなんでも真面目にしっかりやっているじゃないっ!! なのに私のこと、誰も見てくれないっ!!」

レイオット「アン、どうしたの、ちょっ……」

アン「ごめんっ!! 何でもないっ!!」

 

 荷物を持って部屋を出て行ってしまう。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 16-5

クロエ「!? そっ、それはメイディアの方でしょう」

 

 通じていないので、久々に驚く一同。

 そうだ。1年共に生活して多少なりとも彼女のワガママに慣れてしまっていたが、そうだった。

 この子はこういう子なのだ。いわゆる常識が通用しない。

 

メイディア「それに嫌なら断ればよろしいのです」

クロエ「アンの性格上、断りきれないのわかっているじゃない」

メイディア「……む~……何です。二人してワタクシを悪者にして。断らないアンが悪いとは思いませんの!?」

レイオット・クロエ「初めから人に運ばせようとするメイディが悪いっ!!」

 

 声をそろえてピシャリ。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 16-4

 アンが荷物に手をかけようとすると、レイオットとクロエが左右からメイディアを睨む。

 

レイオット「こら、メイディ!! 自分で運びなさい」

メイディア「どうして?」

 

 キョトン。

 

クロエ「アンは貴女の召し使いじゃないのよ」

メイディア「だって、運ぶって本人が言っているのだからいいじゃない」

レイオット「メイディが運ぶように言ったからでしょ」

メイディア「ここに始めに来たときだって運んだわ」

レイオット「私は貴女が重たそうで困っていたから手を貸してあげたの」

メイディア「どうしてそう、上から見下した態度をとるの!? ワタクシが何もわからないと思っているのね!? ヒドイ!!」

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

≪ 前のページ |PageTop| 次のページ ≫

もくじ ▽

初めましての方へ☆必読お願いします ▽

金魚飼ってます☆ ▽

さらに金魚飼いましてん☆ ▽


ブログ内検索

カウンター

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

最新TB

フリーエリア


※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【ゼロ】  Design by NUI.T  Powered by NinjaBlog