レイディ・メイディ ３０－１４

　彼らが捕虜に気をとられている間に、試験官室と連絡を取ろうとナツメが集まりからそっと離れる。

 

氷鎖女「以後、どうなっておられるか」

 

　しばらく待つと返答が返ってきた。

 

レヴィアス「すでにレグン中隊とウイングソード小隊が山に入っております。貴方は彼らを無事に下まで帰して下さい。よろしいですね？」

氷鎖女「承知。…………それと、霧が晴れた。魔術師はもう逃げたかと思われるが、こちらで捕らえた捕虜はいかがいたす？」

レヴィアス「置いて来て下さい。位置は知らせてあるので間もなく引き取りにくるでしょう」

氷鎖女「……承知」

レイディ・メイディ ３０－１３

　夢中で転んだことを気づかなかった、てっきり後をついて来ているものだと思ったと言い訳を交えてステラに謝れば、彼女は、

 

ステラ「いいのよ。こうして私もアンも無事だったワケだし。それでよしとしましょうよ。私だって、立場が逆だったらわかんないもん。……アンじゃなくてクロエがコケてたら、間違いなく置いて逃げてたけどね。ドジが転んだ、これ幸いってね」

 

　自分の冗談で笑い、クロエがこれまた冗談とわかっていてヒドイ！と抗議の声を上げた。

　役者が違うとはこのことか。

完敗だった。

　けれど彼女の大らかな性格に救われた気がする。

申し訳なく思いつつも、冷たい目で責められるのは辛いから。

レイディ・メイディ ３０－１２

氷鎖女「………す？」

リク「す？」

氷鎖女「あ、いえ……あの……豆……？」

リク「うん。豆大福。クレスが可愛がっている猫で―……」

突然いきり立って、クレス「かっ！　可愛がってなんかいるもんかっ！！　それに豆大福なんかじゃないっ！！　ダイヤモンド・チェリーだっ！！！」

 

　ダイヤモンド・チェリーだー！　イヤモンド・チェリーだー……ンド・チェリーだー……チェリーだーだーだー…………

　それは思いかけず大きく響き渡ってしまい、全員がクレスを注目する。

レイディ・メイディ ３０－１１

　そんなことをしている間にリクとレクは上に到着。

　すぐにレクとクレスがメイディアの縄を引く。

　登りついたフェイトもそれに参加し、やっとのことで全員が救出された。

 

アン「リク君っ！　良かった！！」

 

　抱き着いて大声で泣き出す。

 

リク「……ありがとう、助けを呼んで来てくれて」　アンの背中をあやすように叩く。

メイディア「……そうね。よくぞ一人で登りました。さすがはアンです」

 

　足元に落ちている、自分の作った危うい布のロープに視線を落とし、腕を組んでもっともらしくうなづいてみせた。

　そんなメイディアの称賛はアンには届いていないけれど。

レイディ・メイディ ３０－１０

メイディア「なんですってぇーっ！？　……キャアッ！？」

 

　いきり立った瞬間、足を引っかけていた古木が完全に抜けて、メイディアはガクンと衝撃に体を揺らした。

 

レク「メイディッ！？」

 

　驚いて悲鳴に近い声を上げる。

 

フェイト「心配ない。ロープがある」

レク「そ、そうだった。…………心臓に悪いな、もう」

順調♪ 快調♪ ハリキッてマウス☆

６／８に向けての簿記試験勉強、途中でどぉ～あっても理解できなくて、どん詰まっていたのですが、本日ようやく解消されましたーｖＶ
ふぃ～。
突っかかり解消したら、次のところは簡単ですぐに通り過ぎられてバンザーイ☆

どうしようもない程ナマケモノのゼロですが、最近は勉強に部屋の大掃除にがんばってます。
普通の人には、たぶん何でもないことでしょうけど、自分は本当にダラダラ星人なので、働いてる！って気分になって充実気分満喫です(笑)

売ろう売ろうとしながらそのまんまになっていた古同人誌もダンボール２つくらい詰めたし。
昔の原稿も手紙もだいぶ捨てたし。
油絵の具セットも引き取り咲が決まったし。
順調です。
４５ℓのゴミ袋、いくつもパンパンじゃよー。どんだけ溜め込んでるんだ；
1つ押入れダンスを捨てるつもりなので、今月も少しずつでも頑張って物を捨てていきます！
広くなれー、広くなれー。
そしたら、やりたかったけど、できなかったことをモリッと挑戦するつもりでいます☆
新しいことをやるには古いものを捨てていかないとね。

目標は、部屋に友達呼べること(苦笑)
しかし、ウチは襖だから、友達呼んでも会話が家族に筒抜けだからなぁ；
誰も来たがらないよなぁ(笑)
トイレ、鍵ついてるのに鍵閉めないで入る連中しかいないし…………(滝汗）
少なくとも、女友達には嫌がられること請け合いだ！！(爆)

レイメイ舞台裏＝リク

　割と書きやすかったかな？

　リク主人公の本編が割りと進んでくれてたので、実際に動いているのを見ながら右にならえできたせいかもしれません。

　だから、リンクしている場面も多かった……のですが、実はリク本家、スタートから書き直すということなので、かつてはリンクしていた場面…となってしまうかもしれません（苦笑）