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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 33-13

フェイト「……まーた、あのお嬢様がからんでるのか。いい加減、うんざりだな」

レク「最近、毎日、誰かといさかい起こしてるからなぁ」

 

 女の子同士のケンカが中で始まっているのか。

 入りずらい。

二人はドアの前で立ちすくんだ。

 

アン「4時間目までちゃんとあったのよ!! 落とすハズがないわ、コレだけは忘れたり落としたりしないようにいつも気をつけてるんだから!!」

メイディア「でも現にッ……」

 

 落ちていたではないか。

 

アン「どうせ中身を見て笑っていたんでしょ!! ヒドイっ!!」

 

 怒りと羞恥で浮いた涙を袖で拭う。

 

メイディア「中なんて見ておりませんわ」

アン「でもリク君たちに見せようとしてた!! 私、知ってるんだから!!」

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レイディ・メイディ 33-12

 翌日の早朝マラソン終了後、氷鎖女は申し訳なく見つからなかったことをアンに告げた。

 

アン「ちゃんと探してくれたの、先生!?」

氷鎖女「探したとも。隅の隅までずずいっと」

アン「そのカルイところが信用ならないぃ~!」

氷鎖女「んなこと言われてもなかったんだもの……」 口を尖らせる。

 

 これでも夜中の3時までは術まで使って捜索したのだ。

 大切なノートの行方が未だ不明の彼女八つ当たりをして「もう頼まないからいい」と言葉を叩きつけて、困り果てた氷鎖女を残し大股で学舎に戻った。

 

アン『もうっ、もうっ! 先生のバカ! 役立たず! 本当にちゃんと探してくれたのかしら!?』

 

 昨日はパニックに陥っていたうえに疲れも手伝って、簡単に先生を信用して任せてしまったけれど、日付が変わり、冷静になってよくよく考えてみれば先生にとって生徒のノートなんてどうでもいい物ではないか。

そんなに必死になって探してくれるハズもないと思った

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へうげもの、やはり面白い……

以前にオススメ記事を書いた「へうげもの」。
読み返してしまいました。
やはりこれは面白い!!
一度笑った所なのに、また吹き出してもーた。
2回目の方がより理解できて楽しめました。
あまり歴史モノって好まないのですが、歴史小説でも読んでみたくなります。
NHKの大河ドラマにでもなればいいのに。
激面白いです。
自分の大好き漫画の中で、上位5本指に入っているやもしれません。
少なくとも10本指の中には既に含まれてる。
古田織部サイコーvV
だまされたと思って読んでみてー!!

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レイディ・メイディ 33-11

氷鎖女「どのような帳面でござるか?」

 

 また七面倒なことを……。

心の中で毒づいたが、仕方がない。

 

アン「表紙が赤いノートなの。でも見つけても絶対中は見ないで!」

氷鎖女「承知」

 

 アンの移動した場所をもう一度調べ直そうと初めに戻ることにした。

 廊下から教室から、隅の隅まで探し回ったが、結局、ノートは見つからずじまい。

 

氷鎖女「誰かにもう拾われたのでは?」

 

 どう考えてもそれが妥当だ。

だがその結果は一番アンが避けたい事実で悲痛な声を上げる。

 

アン「だったらどうしよう、私、生きていけない!」

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レイディ・メイディ 33-10

 何の物音もしない完全なる静寂の中に、音のないざわめきが空気を支配している。

 聞こえないはずのそれが耳元でせわしくおしゃべりをはじめて、ひどい眩暈と不快感を与えてくる。
自然と呼吸が乱れて心臓が早鐘を打った。

 早くこの閉ざされた空間から逃げないと、おかしくなってしまう。

 あふれ出た呪いの力を人形に移し変え終わると、左の人差し指を犬歯でかみ切り、衣類を外した人形の体に封呪のための文字を自らの血で書き入れる。

それが済むと手早く人形に着物を着せ、同じく封魔の術を長々と書き込んだ布を目隠しに巻いた。

 これで完了である。

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レイディ・メイディ 33-9

 いらない、行かない、大丈夫と心配してくれる教え子たちを残して氷鎖女は急ぎ足で自分の教官室に引きこもった。

 

氷鎖女「……間に合った……」

 

 閉じた扉が開かないよう、留め金を引っかけると背中をあずけて深く息を吐き出す。

 

リク「先生!!」

 

 扉を挟んでノックの音が体を伝わる。

 

氷鎖女「そんなに騒ぐこともない。頭痛がするんだ。静かにしてもらえまいか。本当に具合が悪かったら自分でゆく」

 

 こうまで言われてしまっては引き下がるしかない。リクはノックする手を止めた。

 

クロエ「しょうがないよね」

メイディア「次の時間が始まりますわ」

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レイディ・メイディ 33-8

 さすがは白薔薇候補生。

クロエがリクを押しのけると手早く脈を測って呼吸を確認…………しようとしたら、当の氷鎖女がむくりと起き上がった。

 

クロエ「わっ、ビックリしたぁ」

 

 手を当てようとしたまさにその瞬間に起き上がられて、尻餅をついてしまう。

 

氷鎖女「……で、あるからして」

 

 しかも何事もなかったように授業を再開し始める。

 

クレス「ぅおいっ!?」

 

 手の甲で、氷鎖女の胸を叩くクレス

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