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レイディ・メイディ 39-11
2008.05.11 |Category …レイメイ 39-41話
リク「メイディ」
メイディア「あら? 息を弾ませて…………どうかして?」
立ち止まりもせず、いつもの調子で靴音高らかに近づいてくる。
リク「……どうかして…………って…………うん、ええと……」
息を整えながら、走ってきてどうだというのだろうと頭の中で疑問符が踊る。
メイディア「忘れ物?」
リク「ああ……そう……忘れ物……かな」
メイディア「そう」
無関心に通り過ぎようとする少女の細い腕。
真横に交差したとき、それをとっさにつかんでしまった自分に驚く。
リク「……あ」
無意味にザリガニを載せてみたり……
2008.05.10 |Category …日記
欲しい物を1発でゲットできて嬉しい限り♪
しかしコレを友人に自慢しましたら、白い目で見られた。
ウナギも自慢したけど、ダメでした。
どうしてうらやましがってくれないのだー!!?
くそー!!
いいじゃないか! 見たまえ、この勇姿!!
鋏を振り上げ、威嚇するマッカチン!!
たまらんぜ……!
しかも箱入りでっせ!?
何気に可愛いですよ。ちょこんとホラ……ね?
愛らしく見えて来たべさ?
ええと、本日は朝から晩まで勉強するぞー!!
と、ハリキッテいたゼロ。
出だしは良かったのですが、肩こりのせいか天気のせいか、昼辺りから頭痛でたまらんことになってしもいもした;
仕方なく、薬を飲んで小一時間くらい休もうと横になったら、夜までぐっすり寝てしまい……(爆)
あわわわ、いつものパターンに!!
でも寝てスッキリしてから問題に取り掛かったら、頭痛いときには出来なかった問題がすんなり解けてなーんだってカンジでした^_^;
やっぱり体調は万全だと違うなぁ。
寝たのも……寝すぎだけど、無駄ではなかった……ということにしておこう。
レイディ・メイディ 39-10
2008.05.10 |Category …レイメイ 39-41話
クロエ「? 何で皆黙るの?」
沈黙の中で、火ぶたを切った本人だけが取り残されている。
告白されて、困って。
邪魔以外の何者でもない男が現れて。
少女がほっとしながら好きな人がと口にする。
これが現れた男への好意でなくて何であろう?
カイルはキッとフェイトをひと睨みしたかと思うと、涙を浮かべて走り去っていった。
クレス「わかりきっていたけど……」
リク「ザ☆玉砕」
クロエ「あーあ。ビックリしたぁ。……ちょっと悪かったかな、でもしょうがないよね」
そう言う、空気の読めない彼女、好きな人とはお兄さんのつもりで言ったのだった。
もちろんそれを正確に受取った者はこの場に一人としていない。
クロエはたった今、フェイトに告白してしまったようなものになってしまっていた。
フェイト「お、俺に言われても……」
レイディ・メイディ 39-9
2008.05.10 |Category …レイメイ 39-41話
捜し歩いてたった今、窓のすぐ下に見慣れた銀色の髪を見つけたけれど、どうやって渡したらいいのだろう?
アンのノートの時みたいに、疑われるのではないか。
泥棒扱いされるのではないか。
軽蔑されるのではないか。
メイディアはそれを恐れていた。
手の中で夏の夕日に照らされた指輪は、人目で高価な物とわかったし、それにとても古い。
きっと大事なものに違いない。
あわてて探しているのだろう。
メイディア「うーん」
銀髪の少年、一緒にいる黒髪と金髪も知っている連中だ。
3人共同じ方向を覗いているようなので、メイディアもつられて身を乗り出す。
メイディア『……………………』
どうやら、クロエは男子に告白されている最中らしい。
それを男子3人で覗き見とは。
メイディア「んま!!」
しかもここは因縁の、メイディアが初めて告白なるモノをして、初めて手痛くフラレた場所ではないか。
レイディ・メイディ 39-8
2008.05.10 |Category …レイメイ 39-41話
その日の夕方。
もう早速、告白する気満々なカイル少年。
無謀という名の勇者である。
宿舎に帰るところを狙って、夕日をバックに告白するつもりらしい。
こそっと校舎の影に隠れて、友達同士おしゃべりしながら歩いてくるクロエを待ち伏せ。
カイル「よ、よ、よし、来た!! まずは誘ってくるぜ!!」
リク「勇敢だ」
クレス「勇者だ」
あまりの無謀ぶりにリクとクレスが震え上がる。
リク「やっぱりここは一度退こう!! 撤退だ、カイル!!」
クレス「死ぬな!! 戦死するにはまだ早い!!」
カイル「放せよ、なんで戦死って決め付けるんだよ!!?」
ドタバタとその場で暴れる。
レイディ・メイディ 39-7
2008.05.09 |Category …レイメイ 39-41話
モーリー「………………。……ねー、二人とも、なんか変な宗教みたいだから、そーゆーのよせばぁ? ……キモーイ」
アン「……え?」
不満渦巻く想いから引き戻されて、顔を上げる。
シラー「……………………」
一瞬、シラーの鋭い視線が走ったが、モーリーはあえて鈍感なフリを通した。
モーリー「んーん。別にィ。おんなじ言葉繰り返すからー。ちょっと怖いとか思ってみただけ」
「あとはアレよね。メイディが人気がある人にチヤホヤされる理由? 女の子から好意を寄せられるのに慣れてるリッ君には、珍獣メイディが珍しいとかぁ。レイ様もそういうカンジじゃないのって。皆言うこと聞くけど、彼女、つっかかってくるしィ。目立つのは目立つよー? 少なくとも皆と同じラブレター1枚書くよりはねー」
アン「う……」
ジェーン「たまに鋭くて怖いわ、モーリー」
モーリー「だって、伊達にハタチ前じゃないもーん♪」
全員「…………ハタチ前?」
モーリー「……あ。」
サバ読んでいるのを忘れてうっかり。
モーリー「んーん、別にィ。なんでもナーイ」
レイディ・メイディ 39-6
2008.05.09 |Category …レイメイ 39-41話
リク「今、クロエとしゃべってるのは、ダレスとフェイトだね。青薔薇志望で前の試験で2回共同じ班だった」
カイル「ナニ、ダレスと……?」
リク「フェイト」
カイル「フェイトかー。スカしたカンジであんまり好きになれそーもないな。ダレスって奴、なんだよ、ムサくるしいな。気安くしやがって」
4人娘、顔を見合わせる。
モーリー「カイル君はぁ」
ジェーン「クロエがー」
シラー「あはは、好きなのね?」
アン「聞いてないよ……」
恋のライバル情報収集に夢中で。