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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 50-6

メイディア「変わっておりません。だいたい、部屋の中身も全部言えますし、これまでの思い出だって……きっとお父様がお忘れになっているでしょう思い出だって……全部……」

 

 強気を保っていたが、やがて声は涙に濡れてか細くなっていった。

 帰ってくるなり、この仕打ちは何なのだろう。

 全く身に覚えがない。

 メイディアであることは間違いないから、誤解はすぐに解けるであろう。

 それよりも父に疑われた事実が悲しかった。

 父はどうしてこのようなことを言い出したのだろう、突然。

その真意がわからない。

 

メイディア「いくら何でもあんまりですわ。声をお聞きになればすぐにわかりましょうに。顔かたちが似ても声まで同じ人間なんてそうはいません」

伯爵「…………」

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レイディ・メイディ 50-5

夫人「いいから、メイディ……ほら」

 

 後を引き取って、母親が卓上に用意された紙とインクを指し示す。

 

メイディア「んもぅ。手が汚れます」

 

 仕方なく、それに従って手をつく。

 

メイディア「これでいかが?」

 

 失礼、と言って、年老いた神父が手形を見比べる。

 当の本人が手を洗うために部屋を出て行ったあとで、神父は伯爵に告げた。

 

神父「あのお方はメイディア嬢ではありません」

 

 部屋の空気が凍りついた。

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暑かった……(‐_‐;)

土曜日はしかし暑かった。
外出していたときに丁度、通り雨に降られてザーザー沢山降ったのですが、これで涼しくなるかなと思ったら、余計に蒸しちゃって……^_^;
コンクリートに手をついてみたら、雨はお湯になってました(爆)
一時的に強く降ったけど、時間短かったから、コンクリを冷やすまではいかなかったみたい。
恐るべし人工物+太陽熱!
しかし来週いっぱいは雨予報のこちらの地方。
涼しくなるといいけど、雨は雨で面倒くさい。
早く夏よ去れー。夏はキライじゃー(泣)

本編、サクサク進んでます。
月曜日の0時分まで予約しました。
かなりやっつけ仕事入ってしまってますが(滝汗)
もっとじっくり時間かけてやるつもりだった場面が、あっさりと通り過ぎてしまった;
伏線張っておくの忘れてしまったというか……
仕方ないのでいいやと終らせてしまいもした。
嫁入りまで、あと少しぃ~!
そこまでが一つの大きな区切りなので、嫁入りさせたくてさせたくて仕方ないんですが、その後の展開はまだ考えていないんですよね。
まぁ、嫁さんイベント終るまでにはまだ間があるし、何かしら思いついている……だろう^_^;

出てきたキャラたちも片っ端から片付け片付け。
でもここにきて新しい登場人物が参加してきちゃうんですよねぇ。
あの、ちょこっとだけ顔見せした氷鎖女一族の人たちが。
せっかく片付けている最中なのに(>_<)
もっと早く出しておくべきだったぁ~_| ̄|○
氷鎖女一族、どこで挿入したらいいのかわからぬぅ~(爆)
ぶっちゃけ、出さなきゃ良かった(滝汗)
計画性ナッシン。

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レイディ・メイディ 50-4

シラー『こんなドレス着られるなんて…! 夢みたい!』

 

 シラーの頬が紅潮した。

 借り物とはいえ、夢がかなったのだ。

 

シラー「………って、えっ、えっ、ちょっと! 苦しいわよ!?」

メイド「コルセットはキツく絞めませんと」

シラー「出、出る…っ! 内蔵的なモノが出ちゃうぅっ!!」

メイド「くびれをきちんとつくるためにはこのくらい我慢なさって」

シラー「くびれなら十分にあるわよ」

メイド「こういうものなのです」

 

 ぎゅううっ。

 紐を引く。

 ……どうやら、華やかなだけではなかったらしい。

 おそるべし、殺人服。

 コルセットだけでなく、メイディア用にしつらえたドレスは胸の大きいシラーにはちょっと苦しい。

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レイディ・メイディ 50-3

 うっとりと自分に見入っていると、背後にもう一つの顔が映ってはっとなる。

 メイディアだ。

 

シラー「ごっ、ごめんなさい、私ったら。勝手に……私が触れたモノなんてしたくないですよね。洗ってきます」

 

 いそいそとドアに向かう。

 

メイディア「………………」

メイド「まぁ、シラー様。そんな……」

メイディア「そんなに自分を卑下して楽しいかしら、シラーブーケ?」

メイド「お、お嬢様……」

 

 また激しいイジメが始まるかと思い、使用人たちが身を固くした。

 妾の娘。

 それをこの気性の激しいお嬢様が許すはずがない。

 若いメイドはシラーに手伝わせたことを後悔した。

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レイディ・メイディ 50-2

シラー『ってことは、メイディアが外へ嫁に行って、私がこの伯爵家を継げるってことじゃないの? まぁ、なんてラッキーなの! こんなに上手く、しかも簡単にいくなんて! 無理やりにメイディを失脚させようなんてしなくても良かったんだ。あははっ♪』

 

 結局、メイディアは使用人たちに押さえ付けられて、自室に監禁されてしまった。

 

夫人「はぁ。……ごめんなさいね、シラー。こんな醜い争いなんて見せてしまって」

シラー「いいえ、奥様。お気持ち、お察し致しますわ」

夫人「ありがとう。……驚いたでしょう? あの子ったら、お嫁に行くのを嫌がって養成所に逃げ込んだの。私も気持ちはわからなくはないのだけど……でも公爵様をこれ以上お待たせするわけには……」

シラー「こっ……公爵様!?」

 

 すっとんきょうな声を上げる。

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レイディ・メイディ 第50話

第5話:メイディア=エマリィ=シャトー

 初雪のちらつく頃。

 母、危篤。

 その情報が伝えられて、顔を青くしたのはメイディアとシラーブーケ、両名だった。

 帰郷を許されない薔薇の騎士団養成所でも、親の生き死に関わる際だけは特別に許可が下りる。

 シャトー伯爵家から遣わされた馬車に乗り込み、友人たちに見送られて二人は養成所を出立した。

 

メイディア「お母様…! お母様…!」

 

 道中、メイディアは女神ローゼリッタに一心に祈りを捧げ続けた。

 愛する母を連れて行きませんようにと。

 もう一人、シラーブーケの気持ちも穏やかではいられない。

 

シラー『冗談じゃない! あの母親に死なれてごらんよ。今までの私の苦労が水の泡! 何としてでも持ちこたえてもらわなくちゃ』

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