忍者ブログ
NinjaToolsAdminWriteRes

ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

HOME ≫ [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194]

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


レイディ・メイディ 55-3

氷鎖女「おとなしく待っておれば良かったものを、早まりおって」
 
 間に合わないかと思ったと彼は少しばかりなじるように言った。
 
メイディア「……だって……」
 
 飛び降りたメイディアを追って、花嫁怪盗もまた飛び降りた。
 空中で捕まえて、気を失った花嫁をまんまとさらって逃亡。
 知らせを聞いた東国の狩人たちが追いかけたが、行き違いになって時間差が生まれた。
 当然、城の兵士たちも追撃しきたが、人形に体力の限界はない。
 兵士たちの攻撃をかわし、公爵の魔法を防ぎ、泥棒は花嫁を抱いたまま、夜も昼もなく数日間、休む間もなくひたすら走り続けて、とうとう領内を飛び出したのである。
 ダンラックが引き入れた手足れの者たちに途中、苦戦を強いられたが、体力勝負でこちらに軍配が上がった。
 何しろ、生身ではないのだから斬りつけられようとどうしようと痛みもなければ疲れもないのである。
 魔力で操っている限り、精神的には黒幕の氷鎖女が消耗していたが、それは相手の比ではない。

拍手[0回]

PR

▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 55-2

 ただ気になる言葉をヨーゼフは遺していた。
 彼は「暁姫」と「日の王子」という名の宝石を探していたのだという。
 
リク『“暁姫”と“日の王子”……? そんな宝石、ウチにはなかった……なかったのに……』
 
 勘違いだったに違いない。
 リクの家は宝石を隠し持つほど裕福ではなかったからだ。
 貧乏暮らしというわけでもなく、至極一般的な経済事情の家庭だったと思われる。
 だが平民の平均的な暮らしでは、宝石など夢のまた夢。
 彼の家で高価なものといえば、母が身につけていた質素な結婚指輪がせいぜいだ。
 そんな大そうな物を持っているくらいなら、もっと大きな庭の屋敷に住んでいたに違いない。
 妹が駄々をこねて泣いて欲しがったけど買ってもらえなかった高級な人形も、リクが憧れたおっきな白い犬も飼ってもらえたハズなのだ。
 でも現実は違う。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 第55話

第55話:あるひとつの真実と結末。
 4月。
新しい候補生が入所して、昨年の1回生が2回生となり、新たに3回生となる者たちは1年親しんだ部屋から移動しなければならなくなった。
 部屋替えが行われたが、基本的にはそう代わり映えしない。
 留年した3回生が加わり、逆に新3回生になれなかった同級生が減ったせいで、一部ずれが生じて顔触れが変わるだけのことだ。
 去年の今頃もレイオット、クロエ、ジェーンやモーリーは同じだったのにアンとメイディアがズレてしまったのはそういうことだ。
 新しい部屋に荷物を運び終えて一息つくと、月初めの郵便物が届いた。
 身寄りのいないリクは一度として郵便物をもらえたことはなかったのだが、この日はどういうわけかどう読んでもリク=フリーデルス宛のものが届いていたのだ。
 封筒の裏を返して、リクはあっと声を挙げそうになった。
 
 差出人:メイディア=エマリィ=シャトー
 

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 54-13

 シラーと入れ違いに白薔薇組のクロエとモーリーがやってきた。
 ルームメイトの彼女たちももちろん、知っているわけだ。
 
クロエ「レイオット……」
レイオット「クロエ……」
二人「ふぇぇ~んっ!」
 
 抱き合って泣き出す。
 
モーリー「なーんか意外ぃ~。メイディア死んで泣く人っていたのねぇ」
 
 モーリーは物珍しそうに抱き合って慰めあう二人を眺めていた。
 
レク「そりゃあ……」
フェイト「……………」
モーリー「お人よしなのかしら。それとも雰囲気に流されちゃうたちなのかしらねぇ?」
レク「友達……だからだよ」
モーリー「アタシは泣かないなぁ。友達死んでも。たぶんだけど。ママが死んだら泣くけどさぁ、友達じゃ、生活何も変わらないじゃん」
レク「そこにいた人が消えてなくなっちゃうのは、やっぱり………寂しいよ。親しかった人なら、な

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

キタキタキタキタキター!!!

雷雨です、先輩!!
雨です!
ヤッホーイ♪
久しぶりに水気じゃあ~vV
降る直前、風がすごくて乾ききった土砂がビシバシ当たってきました。
目を開けられないくらい。
家に帰って目を洗ったら、出るわ出るわ砂砂。
顔もザラザラすげぃや^_^;
でもこれで植物は助かったね。
アスファルトも冷やされて、少しは暑さ和らぐといいけど。
一時的にでも。

拍手[0回]


ギョハ!

またやってもーた(泣)
上書きを_| ̄|○
せっかく書いたところが……ヴァルトとナーダの微妙ラヴがどっかに入っていたはずなのに……
仕方ないので書き直したら、場面が変わって入らなくなっちゃったYO!
ラブ不足悪化。ハァ。

26日分まで更新しました。
その先も書いています。
でもイベントとイベントの間なので書いてる方は退屈でかないません;
早く次のイベントに進みたいものです。
種明かし編は説明と説明のための会話ばかりで、モー!

主人公の最大イベント・嫁入り編が終ってしまい、残すところはリク、クロエ、クレス、鎮になってしまいました。
オイオイ、主人公? みたいなことに……
今まで目立ってきたからいいんだけど。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 54-12

レク「メイディが……」
フェイト「……死んだ?」
 
 三人の間に沈黙が降りる。
 
レク「ちょ、ちょっと待ってよ。メイディはお嫁に行ったんじゃ……」
レイオット「………うん……」
フェイト「まさか……」
 
 自殺?
 そんな単語が脳裏をかすめた。
 あれだけ嫌がっていた結婚。
 皆に形見わけ。
 心臓がどくんと大きく脈打った。
 
フェイト『メイディア……!』
 

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

≪ 前のページ |PageTop| 次のページ ≫

もくじ ▽

初めましての方へ☆必読お願いします ▽

金魚飼ってます☆ ▽

さらに金魚飼いましてん☆ ▽


ブログ内検索

カウンター

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

最新TB

フリーエリア


※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【ゼロ】  Design by NUI.T  Powered by NinjaBlog