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スプライト 著:石川優吾
2013.04.03 |Category …映画・小説・漫画等の紹介・感想
「時間」が黒い水として見えるようになってしまった人々が、「時間」から逃げ回るタイムスリップSFサバイバル……でいいのかな?(笑)
謎が多い+まだ全部読んでないので、上手く説明できない(;´∀`)
けど、そんなカンジ。
読んだのが結構前なので、あらすじとか細かいところは怪しさ満載です;
ざっとこんなカンジ……と見てもらえれば……(^_^;)
謎が多い+まだ全部読んでないので、上手く説明できない(;´∀`)
けど、そんなカンジ。
読んだのが結構前なので、あらすじとか細かいところは怪しさ満載です;
ざっとこんなカンジ……と見てもらえれば……(^_^;)
▽つづきはこちら
[あらすじ]
女子高生の時任 好子(ときとう よしこ→愛称:スー)は、親友である蘭丸 霧子(らんまる きりこ)と平田 美希(ひらた みき)と共に叔父・田中 正午(たなか しょうご)が暮らす高層マンションにやってくる。
叔父の正午は中年にもなって引きこもりオタク。
何年もオンラインRPGに没頭して外に出てこない。
生活必需品などは、姪であるスーがこうして届けに来ていた。
正午の家に三人がやってきたとき、家具は倒れて壊れ、天井や壁なども崩壊するような激しい地震に見舞われる。
続けて黒い大津波が町を飲み込んだ。
高層マンションの上の方に部屋があったために、何とか津波に飲まれずに済んだが、下の階は水に浸かっている。
他の部屋の住人も何人か助かっているようだ。
家は、家族はどうなってしまっただろう?! パニックを起こすミキ。
町がどうなったのか様子を見てこようと屋上に行くと、そこには子供たちが集団で生活?をしていた。
中には防空頭巾を被ったモンペの女の子や着物の子などが混ざっており、何だかおかしい。
しかも彼らは、襲ってきた黒い津波の正体をどうやら知っているようだ。
この黒い水は「時間」であり、浸かると時間に飲み込まれる→歳をとる。という。
彼らは「時間」からずっと逃げ回っている、ずっと昔の人間だったのだ。
モンペの女の子・節子は戦時中から、孫兵衛に至っては、258歳である。
他の子もそれぞれ、主人公たちより年上の子供だった。(ロストチルドレン)
ロストチルドレンや残ったマンションの住民たちと一緒に協力し合いながら、何とか生活を始めるスーたち。
ところが再び地震だか津波だかが襲ってきて、事態は一変!
水か引いたのは良かったが、町がほとんどなくなって、代わりに緑が広がっている。
なんと彼らは2060年の未来へタイムスリップしてしまっていたのだ!
そこではレギオンと呼ばれる巨大昆虫のような化け物が闊歩しており、人間をさらっては巣に持ち帰っていた。
この世界の子供がレギオンに襲われていたのを助け、この時代のことを聞く。
助け出した子供は、加齢症という謎の病気により、体は子供なのに顔は老人という姿をしていた。
2060年の加齢症の子供たちは、差別され、大人の奴隷のようにしてコキ使われていた。
反乱を起こし、子供たちは子供たちだけで生活をするようになり、今に至る。
彼らと同盟関係を結び、助け合う約束をするスーたち。
しかし彼らには別の狙いがあった。
加齢症は発症すると急激に老化が始まり、長くは生きられない病気でこのままでは老いで全滅してしまうことを彼らは恐れていた。
「大人」には恨みがあり、絶滅してもらいたいが、自分たちの子孫を残すためには、「大人の女の身体」がいる。
そこで彼らは、スーたち女性たちを捕らえ、男たちは殺してしまおうと考えているのだった。
人間VS人間の戦争?になるものの、最初にレギオンから助けた加齢症の子が身を挺してこの戦いを終結……させるんだったかな?
そんなこんなで次に戦国時代にまたタイムスリップしたところまで読みました。
まだ続きがあるのですが、読んでません。
[感想]
ちなみにこの作品、東日本大震災の前に連載スタートしているので、何だかちょっと予言めいてて怖いですよね(^_^;)
連載中に実際に地震や大津波で被害者多数とか作者としては、漫画は無関係とはいえ、ちょっとアレだったろうなーと余計なことを考えてしまったり;
ポニョとかサザンの曲・TUNAMIが放送禁止になるくらいだしね。
タイムスリップ、サバイバルとか好きな要素が盛り込まれており、ステキ設定で楽しめましたが、ちょっとパンチ力が足りず、続きがそれほど気にならない(爆)
「時間」から逃げ回るとか、設定が面白いだけに残念だったなーと。
十分、面白いっちゃあ面白いので、好きな人はハマると思うんだけど、我的にはって意味で。
主人公スーの周囲はイイキャラ揃っているのに、何故か当のヒロイン・スーがボッシュート!(苦笑)
親友のキリコは半分ヤンキー?入ってる子で、ヤクザの兄さんと一緒になって闘ったり、すぐキレるからキレ子とか呼ばわりされてて笑えるし、イイ奴です。
オタ叔父さんの正午(叔父さんと言っても割りと若くて中年くらい?なのかな?)がミキを見て、自分のRPGのパーティーのキャラ「ももたん」にイメージがにていると勝手に思い、ミキを「ももたん」と呼び始めてしまったり、呼ばれている方のミキとのやり取りが面白い。
正午はまさにネット廃神なので、普通にネット用語満載。
「俺」を「漏れ」とかフツーに使ってます。
臆病で弱っちぃので、ピンチなときのダメッぷりもイイ味出してます。ナイス杉!
正午がヒッキーなのは、実は前々から時間が見えていたからなんです。
ずーっと昔、スーがまだ幼い頃、スーとその弟を連れて遊園地に連れていったのですが、観覧車に乗るときにスーの弟は観覧車には乗らないで、二人が戻るのを下で待っているというので、正午とスーだけで乗るのですが、そのときに始めて「時間の波」に遭遇。
スーの弟がそれに飲まれていなくなってしまうのです。
甥が行方不明になってしまったのは、叔父のせいとして責任を問われ、本人も黒い水のことを説明するも、当然信じてもらえず。
それから高層マンションに引きこもることになります。
この弟(甥)についても何だか謎があるようなのですが、まだ解明されていません。
超利己的で物資を占領しようと企むデブ双子が同じくマンションの住人で、イイカンジに憎らしく描かれています。
オイオイ、ここは協力した方が今後のためにいいだろって思うのですが、何故かいつでも上から目線(笑)
めっさイジワルな二人で、自分たちに逆らったロストチルドレンの少年をフルボッコにしたり容赦がない。
しかし再び黒い水が襲ってきたときに、デブ弟の方が、自分たちがフルボッコにして動けずに逃げられない少年を黒い水に浸かってまで助けてきてくれるのです!!
うおーっ!! こういう、悪役の改心に弱いんだ、我!!。・゚・(ノД`)・゚・。
で、双子なのに兄よりずいぶんフケてしまうのですが、それを兄が笑うんですよ!
とんでもないぜ! 兄!!
なんであんなガキ連れてきたんだよという兄に、弟は自分たちがあそこまでやっちゃったんだし……と責任を感じて助けに行ったとです。
それも兄にとっては笑いの種でしかない。
これまで何をするにも意気投合していた二人の間に亀裂が生じ始めます。
弟は、少年を助けたことで食事を分け与えられ、こんな自分にも分けてくれるのか、ありがとう。とお礼を言います。
弟の中で何かが変わっていきます。
こうやって仲間入りしていくとだいたい誰かの為に死んでしまうのがお約束なので、心配です(´;ω;`)
分け与えられた食事を兄にも持っていくが、弟はわざと目の前でそれを床に落とす。
兄はそれでもニコニコして床に這いつくばってムシャムシャ汚らしく食べますが、弟が去った後、凶悪な表情に……!
うわー。弟は兄に殺されてしまうかもー!?((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
この漫画で一番気になるのは、実はここだったり!(笑)
それから、ヤク中気味のヤクザの兄さん(オッサン?)。
なにげにカコイイ。武器の管理を組から任されている身なので、銃をモッサリ所持していて、戦闘に入るとやはり彼が中心です。
デブツインイ゛が食料を占拠して皆が困っているときも助けにやってきて、ここぞでオイシイところをよくかっさらっていきます。
ヤク中なので、しょっちゅう妄想にINもします(笑)
作者がヒロインをヨイショしたいからなのか、このヤクザさんがスーが好みなのか、単に優しくされたからかわかりませんが、スーに優しくされるとヤクザ兄さんの中でスーが天使バージョンになってしまうのです。
羽が生えてるというか。
この表現は、後から出てくるスーの幼馴染のやはりヒッキーの少年でも使用されるのですが、我としてはちょっと謎な表現でした(^_^;)
で。問題の主人公スーちゃんですが。
魅力、……ドコ?
ミキがスーについて来たせいでこんなことに巻き込まれた! 帰りたい!!ってパニックに陥るところがあるのですが、それについて、ミキが嫌だとはまったく感じません。
元々、大人しい性格というかキリコたちよりか弱いカンジだし、こんな気持ちになってしまっても普通の心理ですし。
それにすぐあんなこと言ってゴメンね的なフォローもしているので、ミキに責められてスーが可哀想!までには至らない。
もっと理不尽に徹底的に責めていれば別ですけど、自然の範疇でしたので。
で、ミキがレギオンに襲われた際にもスーが勇敢にもミキとレギオンの前に立ちふさがったり、要所要所で優しさや勇敢さを見せてくれるスーなんですが……
スーのところだけ大袈裟に描かれているけども、それより前に散々キリコが銃を片手に勇敢に皆を守って闘っているんですよね~(^_^;)
ヤクザと一緒になって戦闘に積極的に加わるのはいつもキリコなんです。
それに自分も不安なのに表に出さない。
けれど、その辺は皆にスルーされてて、スーが何かしたときだけ、天使扱いで……うーん?と見ている方は納得しかねる(´-ω-`)
スー自体がアレというより、作者の扱い方が下手なのかなという気が……
みなさぁ~ん! スーはこんなによい子です! 皆、こういう健気な子、当然好きでショ? 可哀想だよね、勇敢で超イイコだよね!? 応援してェ~ン☆☆☆……って裏で作者が叫んでいるようでキモス!(爆)
性格的に欠点がまったくなくて完璧女神なところも魅力を感じない点かな。
やはり、どこか崩れがないとリアリティが感じられなくて、何も感じないというか……
嫌いよりマズイwww
好きも嫌いも感じなくて、この主人公がいなくても周りのキャラだけで十分、物語進むじゃんっていう……
必要性を感じない、魅力もよくわからない。いてもいなくてもイイキャラにしか感じないんですよね。
だから一生懸命、作者がアピッているのかもだけど、それがまた鼻につくというかwww
スーみたいなタイプが理想とする読者にはいいのかな。
我は入っていけませんでしたね。
他のキャラはキャラとして成立しているのに、スーだけがただの記号か何かに見えて仕方ない(;´∀`)
ちょっち感動?したトコロ。
2060年にタイムスリップして自分の家がどうなったのか見に行きたいと言い出すミキに後の二人もそれぞれ見たいと言い出します。
ヤクザは見ても仕方ない。かえって絶望するだけだと言いますが、どうしても見たいという三人を仕方なく車に乗せて連れていきます。
奇跡的に家は残っていたけど、廃墟同然。
スーのところはなんだったかやはり印象になくて覚えていません。
ミキはやっぱり突きつけられた現実に落胆して、スーにずっと慰められていました。
で、キリコのところで我はちょっちヤラレました(TωT)
キリコは家族と上手く行ってなかったので、ミキほどは家族に対して期待はしていなかったのです。
弟が優秀なので家族は弟ばかりに愛情を注いでおり、それゆえ、弟はキリコを見下している。
キリコはキレやすくて不良っぽいのもこの環境のせいらしい。
自分のことなんて両親はどうでもいいんだろうと思っていたキリ子だったが、家の中で母の日記を見つけてしまうのです。
あの大津波にあった日。実は地震で崩壊していたのは、あのマンションだけで他の人々は津波の存在も知らず、普通にあの後も生活をしていたのです。
消えたのは他の人々ではなくて、キリコたちの方でマンションが崩壊した事故で行方不明という扱いで新聞に乗っていた。
それを切り抜いて母が日記に貼っていたので、キリコの知るところとなります。
母はずっとずっとキリコの生存を信じて、キリコ宛の日記を書き続けていて、そこでキリコが実はちゃんと愛されていたのだと母の愛情に気づき涙します。
我もヤバかった!(笑)
そうなんだよね、大抵の親はこうなんだよね!!
キリコはこの日記のことを誰にも語りません。
いつも強気で行動で示すキリコが初めて見せた動揺と涙は重かった。
……その点でもスーが軽すぎ;
なんだろう……スーには辛いのを隠して頑張ってる感がまったく感じられないんですよね。
ペラくて共感がまったくできず……。
ビミョーです。
この続きはたぶん読まないと思われる。
デヴツインズのところだけ気になりますが、買ってまで読む気にはなれない。
てか、買ったのは我じゃなくて兄だけど!(笑)
ちなみに兄も似たような感想で、あれば読むかもしれないけど、わざわざ買おうとは思わないな、と。
でも絶賛している読者も多いので、あくまで個人的な感想ということでー。
女子高生の時任 好子(ときとう よしこ→愛称:スー)は、親友である蘭丸 霧子(らんまる きりこ)と平田 美希(ひらた みき)と共に叔父・田中 正午(たなか しょうご)が暮らす高層マンションにやってくる。
叔父の正午は中年にもなって引きこもりオタク。
何年もオンラインRPGに没頭して外に出てこない。
生活必需品などは、姪であるスーがこうして届けに来ていた。
正午の家に三人がやってきたとき、家具は倒れて壊れ、天井や壁なども崩壊するような激しい地震に見舞われる。
続けて黒い大津波が町を飲み込んだ。
高層マンションの上の方に部屋があったために、何とか津波に飲まれずに済んだが、下の階は水に浸かっている。
他の部屋の住人も何人か助かっているようだ。
家は、家族はどうなってしまっただろう?! パニックを起こすミキ。
町がどうなったのか様子を見てこようと屋上に行くと、そこには子供たちが集団で生活?をしていた。
中には防空頭巾を被ったモンペの女の子や着物の子などが混ざっており、何だかおかしい。
しかも彼らは、襲ってきた黒い津波の正体をどうやら知っているようだ。
この黒い水は「時間」であり、浸かると時間に飲み込まれる→歳をとる。という。
彼らは「時間」からずっと逃げ回っている、ずっと昔の人間だったのだ。
モンペの女の子・節子は戦時中から、孫兵衛に至っては、258歳である。
他の子もそれぞれ、主人公たちより年上の子供だった。(ロストチルドレン)
ロストチルドレンや残ったマンションの住民たちと一緒に協力し合いながら、何とか生活を始めるスーたち。
ところが再び地震だか津波だかが襲ってきて、事態は一変!
水か引いたのは良かったが、町がほとんどなくなって、代わりに緑が広がっている。
なんと彼らは2060年の未来へタイムスリップしてしまっていたのだ!
そこではレギオンと呼ばれる巨大昆虫のような化け物が闊歩しており、人間をさらっては巣に持ち帰っていた。
この世界の子供がレギオンに襲われていたのを助け、この時代のことを聞く。
助け出した子供は、加齢症という謎の病気により、体は子供なのに顔は老人という姿をしていた。
2060年の加齢症の子供たちは、差別され、大人の奴隷のようにしてコキ使われていた。
反乱を起こし、子供たちは子供たちだけで生活をするようになり、今に至る。
彼らと同盟関係を結び、助け合う約束をするスーたち。
しかし彼らには別の狙いがあった。
加齢症は発症すると急激に老化が始まり、長くは生きられない病気でこのままでは老いで全滅してしまうことを彼らは恐れていた。
「大人」には恨みがあり、絶滅してもらいたいが、自分たちの子孫を残すためには、「大人の女の身体」がいる。
そこで彼らは、スーたち女性たちを捕らえ、男たちは殺してしまおうと考えているのだった。
人間VS人間の戦争?になるものの、最初にレギオンから助けた加齢症の子が身を挺してこの戦いを終結……させるんだったかな?
そんなこんなで次に戦国時代にまたタイムスリップしたところまで読みました。
まだ続きがあるのですが、読んでません。
[感想]
ちなみにこの作品、東日本大震災の前に連載スタートしているので、何だかちょっと予言めいてて怖いですよね(^_^;)
連載中に実際に地震や大津波で被害者多数とか作者としては、漫画は無関係とはいえ、ちょっとアレだったろうなーと余計なことを考えてしまったり;
ポニョとかサザンの曲・TUNAMIが放送禁止になるくらいだしね。
タイムスリップ、サバイバルとか好きな要素が盛り込まれており、ステキ設定で楽しめましたが、ちょっとパンチ力が足りず、続きがそれほど気にならない(爆)
「時間」から逃げ回るとか、設定が面白いだけに残念だったなーと。
十分、面白いっちゃあ面白いので、好きな人はハマると思うんだけど、我的にはって意味で。
主人公スーの周囲はイイキャラ揃っているのに、何故か当のヒロイン・スーがボッシュート!(苦笑)
親友のキリコは半分ヤンキー?入ってる子で、ヤクザの兄さんと一緒になって闘ったり、すぐキレるからキレ子とか呼ばわりされてて笑えるし、イイ奴です。
オタ叔父さんの正午(叔父さんと言っても割りと若くて中年くらい?なのかな?)がミキを見て、自分のRPGのパーティーのキャラ「ももたん」にイメージがにていると勝手に思い、ミキを「ももたん」と呼び始めてしまったり、呼ばれている方のミキとのやり取りが面白い。
正午はまさにネット廃神なので、普通にネット用語満載。
「俺」を「漏れ」とかフツーに使ってます。
臆病で弱っちぃので、ピンチなときのダメッぷりもイイ味出してます。ナイス杉!
正午がヒッキーなのは、実は前々から時間が見えていたからなんです。
ずーっと昔、スーがまだ幼い頃、スーとその弟を連れて遊園地に連れていったのですが、観覧車に乗るときにスーの弟は観覧車には乗らないで、二人が戻るのを下で待っているというので、正午とスーだけで乗るのですが、そのときに始めて「時間の波」に遭遇。
スーの弟がそれに飲まれていなくなってしまうのです。
甥が行方不明になってしまったのは、叔父のせいとして責任を問われ、本人も黒い水のことを説明するも、当然信じてもらえず。
それから高層マンションに引きこもることになります。
この弟(甥)についても何だか謎があるようなのですが、まだ解明されていません。
超利己的で物資を占領しようと企むデブ双子が同じくマンションの住人で、イイカンジに憎らしく描かれています。
オイオイ、ここは協力した方が今後のためにいいだろって思うのですが、何故かいつでも上から目線(笑)
めっさイジワルな二人で、自分たちに逆らったロストチルドレンの少年をフルボッコにしたり容赦がない。
しかし再び黒い水が襲ってきたときに、デブ弟の方が、自分たちがフルボッコにして動けずに逃げられない少年を黒い水に浸かってまで助けてきてくれるのです!!
うおーっ!! こういう、悪役の改心に弱いんだ、我!!。・゚・(ノД`)・゚・。
で、双子なのに兄よりずいぶんフケてしまうのですが、それを兄が笑うんですよ!
とんでもないぜ! 兄!!
なんであんなガキ連れてきたんだよという兄に、弟は自分たちがあそこまでやっちゃったんだし……と責任を感じて助けに行ったとです。
それも兄にとっては笑いの種でしかない。
これまで何をするにも意気投合していた二人の間に亀裂が生じ始めます。
弟は、少年を助けたことで食事を分け与えられ、こんな自分にも分けてくれるのか、ありがとう。とお礼を言います。
弟の中で何かが変わっていきます。
こうやって仲間入りしていくとだいたい誰かの為に死んでしまうのがお約束なので、心配です(´;ω;`)
分け与えられた食事を兄にも持っていくが、弟はわざと目の前でそれを床に落とす。
兄はそれでもニコニコして床に這いつくばってムシャムシャ汚らしく食べますが、弟が去った後、凶悪な表情に……!
うわー。弟は兄に殺されてしまうかもー!?((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
この漫画で一番気になるのは、実はここだったり!(笑)
それから、ヤク中気味のヤクザの兄さん(オッサン?)。
なにげにカコイイ。武器の管理を組から任されている身なので、銃をモッサリ所持していて、戦闘に入るとやはり彼が中心です。
デブツインイ゛が食料を占拠して皆が困っているときも助けにやってきて、ここぞでオイシイところをよくかっさらっていきます。
ヤク中なので、しょっちゅう妄想にINもします(笑)
作者がヒロインをヨイショしたいからなのか、このヤクザさんがスーが好みなのか、単に優しくされたからかわかりませんが、スーに優しくされるとヤクザ兄さんの中でスーが天使バージョンになってしまうのです。
羽が生えてるというか。
この表現は、後から出てくるスーの幼馴染のやはりヒッキーの少年でも使用されるのですが、我としてはちょっと謎な表現でした(^_^;)
で。問題の主人公スーちゃんですが。
魅力、……ドコ?
ミキがスーについて来たせいでこんなことに巻き込まれた! 帰りたい!!ってパニックに陥るところがあるのですが、それについて、ミキが嫌だとはまったく感じません。
元々、大人しい性格というかキリコたちよりか弱いカンジだし、こんな気持ちになってしまっても普通の心理ですし。
それにすぐあんなこと言ってゴメンね的なフォローもしているので、ミキに責められてスーが可哀想!までには至らない。
もっと理不尽に徹底的に責めていれば別ですけど、自然の範疇でしたので。
で、ミキがレギオンに襲われた際にもスーが勇敢にもミキとレギオンの前に立ちふさがったり、要所要所で優しさや勇敢さを見せてくれるスーなんですが……
スーのところだけ大袈裟に描かれているけども、それより前に散々キリコが銃を片手に勇敢に皆を守って闘っているんですよね~(^_^;)
ヤクザと一緒になって戦闘に積極的に加わるのはいつもキリコなんです。
それに自分も不安なのに表に出さない。
けれど、その辺は皆にスルーされてて、スーが何かしたときだけ、天使扱いで……うーん?と見ている方は納得しかねる(´-ω-`)
スー自体がアレというより、作者の扱い方が下手なのかなという気が……
みなさぁ~ん! スーはこんなによい子です! 皆、こういう健気な子、当然好きでショ? 可哀想だよね、勇敢で超イイコだよね!? 応援してェ~ン☆☆☆……って裏で作者が叫んでいるようでキモス!(爆)
性格的に欠点がまったくなくて完璧女神なところも魅力を感じない点かな。
やはり、どこか崩れがないとリアリティが感じられなくて、何も感じないというか……
嫌いよりマズイwww
好きも嫌いも感じなくて、この主人公がいなくても周りのキャラだけで十分、物語進むじゃんっていう……
必要性を感じない、魅力もよくわからない。いてもいなくてもイイキャラにしか感じないんですよね。
だから一生懸命、作者がアピッているのかもだけど、それがまた鼻につくというかwww
スーみたいなタイプが理想とする読者にはいいのかな。
我は入っていけませんでしたね。
他のキャラはキャラとして成立しているのに、スーだけがただの記号か何かに見えて仕方ない(;´∀`)
ちょっち感動?したトコロ。
2060年にタイムスリップして自分の家がどうなったのか見に行きたいと言い出すミキに後の二人もそれぞれ見たいと言い出します。
ヤクザは見ても仕方ない。かえって絶望するだけだと言いますが、どうしても見たいという三人を仕方なく車に乗せて連れていきます。
奇跡的に家は残っていたけど、廃墟同然。
スーのところはなんだったかやはり印象になくて覚えていません。
ミキはやっぱり突きつけられた現実に落胆して、スーにずっと慰められていました。
で、キリコのところで我はちょっちヤラレました(TωT)
キリコは家族と上手く行ってなかったので、ミキほどは家族に対して期待はしていなかったのです。
弟が優秀なので家族は弟ばかりに愛情を注いでおり、それゆえ、弟はキリコを見下している。
キリコはキレやすくて不良っぽいのもこの環境のせいらしい。
自分のことなんて両親はどうでもいいんだろうと思っていたキリ子だったが、家の中で母の日記を見つけてしまうのです。
あの大津波にあった日。実は地震で崩壊していたのは、あのマンションだけで他の人々は津波の存在も知らず、普通にあの後も生活をしていたのです。
消えたのは他の人々ではなくて、キリコたちの方でマンションが崩壊した事故で行方不明という扱いで新聞に乗っていた。
それを切り抜いて母が日記に貼っていたので、キリコの知るところとなります。
母はずっとずっとキリコの生存を信じて、キリコ宛の日記を書き続けていて、そこでキリコが実はちゃんと愛されていたのだと母の愛情に気づき涙します。
我もヤバかった!(笑)
そうなんだよね、大抵の親はこうなんだよね!!
キリコはこの日記のことを誰にも語りません。
いつも強気で行動で示すキリコが初めて見せた動揺と涙は重かった。
……その点でもスーが軽すぎ;
なんだろう……スーには辛いのを隠して頑張ってる感がまったく感じられないんですよね。
ペラくて共感がまったくできず……。
ビミョーです。
この続きはたぶん読まないと思われる。
デヴツインズのところだけ気になりますが、買ってまで読む気にはなれない。
てか、買ったのは我じゃなくて兄だけど!(笑)
ちなみに兄も似たような感想で、あれば読むかもしれないけど、わざわざ買おうとは思わないな、と。
でも絶賛している読者も多いので、あくまで個人的な感想ということでー。
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