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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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改訂版:箱君 キャラクターファイル2

今回は、十音裏。
長いので、1匹だけで。
続きからどうぞ(^-^)

▽つづきはこちら

辻裏 十音裏(つじうら とねり)
男/20歳/A型/身長177/一人称:私/本名:辻裏 詩瑆(しせい)/武器:矢立/好きなもの:犬

 四門院の内の、最も重要な北の院を守護する五輪刀筆頭退魔師。
 嵜国最高位の神官。
 嵜国の大名・和成の不貞の子。
 「人有らざる者」を引き寄せ心通わせてしまう体質だったために、幼い頃から北の院に幽閉されていた。
 自分の力をコントロールできるようになり、ハタチになってようやく、北の院の外へ出ることが許された。
それまでは妖との戦いの折に出陣するとき以外、外出は許されなかった。
 彼にとっては、外=戦場でしかなかった。
 自他共に厳しく、沈着冷静で、時に非情。
 小を切り捨てて大を取るような決断を下す。
国と領民を守ることに固執し、そのための犠牲はいとわない。
 因幡に絶大な信頼を寄せている。……が、他を優先させて、切り捨てたこともある。
 信頼ゆえの決断であり、当事者の因幡も正しかったと肯定してくれているが、周囲からは糾弾された。
大事な者でも切り捨てることが出来るため、「氷の君」と陰で囁かれている。

その氷の君の裏の顔は、外と交わったことがないために大変な世間知らず。
 偉いので、ものっそいぼったま。
 何でも騙されるし、すぐに感心する。知らない人にもついていってしまうことがある。
 北の院は、基本的に女性がいない。世話役なども全て男性。
例外で自由に出入りしているのは、五輪刀の音色と深之くらい。
そのため、女性そのものをほとんど見たことがなく、苦手意識を持つ。
 頑固で生真面目な杓子定規人間。
 本当は優しい熱血漢だが、理性が感情を押さえ込み、判断を見誤るまいとしている。
 内弁慶なので、慣れてくると短気でワガママになってくる。
 規律人間なので、守らない人間がいるとすぐ怒りだす。
 戦場場面では、他人の意見にもしっかり耳を傾ける柔軟さを持っているが、通常の生活レベルでは、内弁慶ゆえに自分が間違っていることを指摘されても怒っちゃったりする。
 精神的にレベル低い。

 いきなり外からは入れないはずの北の院に紛れてきた新那を鬼女として捕らえようとするが、にぃなぱんちであえなく撃沈。
 父にも殴られたことないのにってカンカンになって新那を逮捕。
牢にぶち込むが、扇のとりなしで不服ながらも、とりあえず監視下に置くという形で目の届く範囲では自由にさせる。
 新那のことはもはや危険物、珍獣扱い。
 扇・音色のことは、頼りにしており、凶次についてはイマイチ頼りないなと密かに思っている。
 桜華のことは「女童(めのわらわ)」「童(わらし)」と呼び、完全に子供扱い。
 朔夜のことも、眼中にない。

 結界を得意とし、強大な霊力を誇る。
 いつでも呪符を書けるように矢立を常に持ち歩く。
 空中に文字を書き出し、結界を作り上げる。

 和成の妾・瑆姫との間の子で、正室・深之から疎まれている。
 「十音裏」という名は、十の音=人の世のざわめき。その裏にひっそりと在る者。
転じて、表には存在しない者という意味で、悪ふざけに深之がつけた。
(※音が一緒だけど、「舎人」ではありません(笑))
 本名は詩瑆(しせい)。

[イメージ台詞]
「こっ、これ、尾関! 女子(おなご)がそんなはしたない格好をしてはいかんっ!」
「こっ、これ、尾関! すぐに暴力をふるうでない! 私が可哀想ではないかっ」
「私が間違うはずなどなかろうが」o( ̄^ ̄o)彡プイッ
「我等、五輪刀。死を賭しても人の世を守らねばならぬのだ。何人欠けようと引くわけにはいかぬ」
「コレか? ははーん。なんだ、知らぬのか。コレは犬といってだな。……なに? そんなことは知っている? では何が知りたいのだ? 犬は犬以外の何者でもないぞ。……名? 名か。だから、犬だ。わからぬ奴よな」
「十音裏の名はな、十(とう)の音(おと)……すなわち世のざわめき。“世間”その“裏”に在る者の意だ。表向きは存在せぬ者。そういう名だ」

「私の犬がな……深之殿に怪我をさせた。深之殿から私を守ろうとしてくれたのだ……犬は。だが、無論、そのようなこと…………犬は、深之殿のお怒りを受けて、処分されることとなった。私は泣いて土下座して許しを請えば、いくら深之殿でもほだされて何とか許してもらえるのではないかと、思った。……だが、涙が……出なかった。……もし……もし、あのとき……」
『あのとき……上手に泣くことが出来ていたなら……情を引くことができたのかな……』
「周りの者が言うとおりだ。私の心は氷で出来ているのやもしれぬ」
「ああ……つまらぬ話をした。忘れてくれ」

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