レイディ・メイディ ２９－２

　ゴールも目前だというその日は、朝から濃い霧に覆われていた。

　メイディアとクレス、そしてダレスは例によって例のごとく、それでも進むのを希望する。

　フェイトは反対し、自己主張の希薄なナツメは何も言わなかった。

　クロエだけは霧の中を進むのを反対してくれるかと思いきや、

 

クロエ「霧の中をさまよう恋人二人……」

 

　クロエが突然、ウットリと目を輝かせた。

 

フェイト「……クロエ？」

クロエ「ああ、何てロマンチック」

フェイト「おい、クロエ。正気か？　恋人二人ってどこにそんなのがいるんだ」

クロエ「ちょっと！　フェイトは黙っててよ！　今、ちょうどいいところなんだからっ！」

フェイト「いいところって……」

 

　いきなり叱られて、閉口するフェイト。

レイディ・メイディ 第２９話

第２９話：乱戦

……そんなこんなで、表面化しない問題？は細々とあったものの、今度の試験は至って順調なＧ班だ。

　むしろ、女の子の前で用を足すわけにはいかない“氷鎖女先生”以外は誰も困っていない。

　メイディアのワガママがなくなった分、進む早さは前回の比ではなかった。

　もはやゴールは目の前だと全員が思い始めていた。

　体力のなさが目立って、後半戦は足手まといになってしまうのが白薔薇・黒薔薇候補生の常だったが、ここに配属されている白薔薇専攻のクロエは騎士の家出身で子供のころから鍛えられていたし、黒薔薇専攻のメイディアとクレスはそこにいる氷鎖女の教え子だ。

　氷鎖女クラスは魔術師養成の常識を覆す授業を展開することで知られている。

　普通ならば魔法の知識をどんどん覚えて身につけてゆくというのに、氷鎖女クラスときたら、なんと早朝マラソンから始まるのだ。

　マラソンなどで体力作りを基本とするのは剣士である赤青であって、白黒は机に向かってひたすらものを覚える。

それが現在の魔法界の定石。

レイディ・メイディ ２８－２０

　所々に設置された幻や土くれでできた敵を倒しつつ、山道を進む試験も山場を越えていた。

　頂上で宝を守るガーディアンを想定した魔物が、番号札を取らせまいと待ち構えている。

これがこの試験のボスということになるのだが、実力者のそろったＧの班の敵ではない。

短期決戦でこれを打破し、監視室で様子を伺っていた試験官たちを大いにうならせた。

 

クレス「ガーゴイルなんて目じゃなかったね」

メイディア「さ、急ぎましょう、早く早く」

 

　折り返し地点で今度は坂道を下ってゆく一行。

 

氷鎖女『……アレ？』

 

　隣を歩くクレスに違和感を覚えてナツメは足を止めた。

 

氷鎖女『よ…よもや、そんなハズは……！』

 

　どき……

　嫌な予感が胸の奥で小さな渦を作り出す。

レイメイ舞台裏＝クロエ

　クロエ。扱いに困ったキャラでした。

　こちらのレイメイがスタートダッシュで進むのが早く、逆に、クロエ主人公の薔薇騎士を書いてる方が忙しいこともあって、そちらがあまり進んでなかったので、どういうキャラか不明だったんです。

　設定はあるけど、実際にまだ動いているところをそんなに見ていなかったもので…。

　妄想が激しい＋お兄ちゃん大好きという設定から広げているうちに、何やらおかしな奴になってゆきました；

　クロエ本編の方では、こんな変な場面出て来てないよという所ばかりです（てか、ほとんどこんなのありません；）

　本物クロエには申し訳ない限りです～。こんなにしちゃって（爆）

レイディ・メイディ ２８－１９

クロエ「よーし、将来何になりたいかについて語り合おう！　おーっ♪」

 

　一人で盛り上がり、拳を元気良く振り上げる。

 

フェイト「……うるさい」

クロエ「……ハイ」　首をすくめる。

 

クロエ「よし、将来何になりたいかについて語り合おう！　おーっ♪」

 

　小声で言い直す。

 

ダレス「将来何にったって、薔薇騎士目指してるんじゃないのか、俺たち」

 

　もっともである。

実在した！？ イニシャルＤ・藤原とうふ店パンダトレノ！！

ちょっとコレ、見て下さいよ(笑)
どうみても、アレですよね？
見かけてしまって、大興奮で写真に収めて参りました。
洒落でペイントしたのか、かなり笑えます。
いいなぁ、パンダトレノー(笑)

柱が邪魔して、完全な全体像が撮れなかったんだけど、色んな角度から映しました。
一番コレが名前見やすいかなという１枚を選んで載せました。
ちゃんと見えるかな？
「藤原とうふ店（自家用）」って書いてあります。
ちゃんとトレノですよ。

映像、別角度は「つづきはこちら」の方にＵＰしときましたー♪

一日何度も更新していると……

ヒマなのがバレバレになりもす！！

しかも出掛け先ではなく、自宅から更新！
コイツ、友達いないんじゃないのというイキオイです☆　たまらんばい(笑)
でもヒマ大好きだから、良いのです。
我輩には重大な使命があり、寝る場所すら危うくなっている部屋を何とかせねばならないという…！
え？　先週もその前も言ってたって？

ええい、黙らっしゃい！！(`曲´#)

何のことはないわ！！　終っておらぬのだーっ！！！
決して、途中から本を読み始めたり、片付けた物の場所がわからなくなって、余計な手間を取ったり、おやつ食べ始めたり、メール始めたり、……ブログいじったり……友達のサイト見に行ったりなんか………………にこっ☆
よぅし、今からがんばるぞー！

飽きたら、また更新しにきますけどね。フフ。
このページにつけ足しとか。
暇人は相手してやってね。では！