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みやまよめな:48
2008.06.04 |Category …みやまよめな
社『……しまった!! 誰かに言い付けて私のいない間はにぎりつぶさせておくんだった!!』
椿「ええ、ですから、お返事はまだ返していないようなんですけど…………」
社「そ……そうか……。まぁ、姉上の名は実際に戦場に出ている私よりも知れ渡っているからなぁ……」
椿「ドンピシャリの占い姫ですからね~♪ しかも美人だし」
社「うむ……。しかし、殿方も気の毒なことよ。いくら求婚したところで、応じる姉上ではないからな」
椿「え、でも……それが……」
社「ん?」
椿「……都様も悪い気はしてないようですよ? ……熱烈な文や贈り物も届いているようだし、女としたらクラリときますって」
社「!! そ……そうなのか……? あ、そう……そいつは意外だ……ははっ、あの姉上が……ね」
空々しくとぼけてみせるが、内心、穏やかではない。
ひらめいた!!
2008.06.04 |Category …日記
突然、頭に天啓が……!!
のび のび太って、のびのびしているってこと!?
子供はのびのび?
わぁ、きっとそうだよね!? ねっ!?
今の今まで、野蒜(のびる)のことかと思ってたよ!!
あの……その辺に生えている……野草の……ネギみたいな……
てっきり、アレかと思ってました、今の今まで。
太い野蒜のようにたくましくとか。食べ物がなくなっても、その辺に生えている野草(野蒜)を食べて食いつなげる元気な子とか、勝手にそんなのに仕立て上げていました。
うわぁ、大発見だぁ~☆
ヒャッホゥ、ヒャッホゥ♪
何でいきなりって、次に新しい物語書くとしたら、メガネっ子主人公がいいなぁと思って。
そしてソバカス。
そしたら、急にのび のび太が。
オッス、オラ、のび太。のびのびしたナイスガイ。決して野蒜じゃないぜぃ?……とか脳内で囁いてきました。
すげぃや。
皆、知ってた?
……のびのびが当たっているかわかんないけど。
何だか、気持ちよく寝られそうです。
長年の胸のつかえが取れたようだ。
つかえてなかったけど。
でも本当は、そうじゃないぜぃ? こうじゃぜぃ?って、正解を知っている方がいらっしゃいましたら、教えてやって下さい。
どこで自慢げに語って恥かくか知れぬ人物なので。我輩が。(爆)
みやまよめな:47
2008.06.04 |Category …みやまよめな
5,
葬儀が行われ、社が正式に当主としての座に着いた。
“下手人”はただちにひっとらえられ、新当主じきじきに処刑。
都は館から自由になり、元の懐かしい家に戻って来た。
庭のはき掃除をしながら、
椿「こんなこと言ったら、アレだけどさ。よかったよねぇ、お館様亡くなられて……」
庭木の手入れをしながら、
万次「めったなこと言うもんでねーよ、椿ちゃん」
たしなめる。
椿「だってさ、これでもう都様がいじめられることもないし、こっちに帰ってこれて万々歳だよ」
手を止める。
万次「そううまくいくもんかね?」
こちらはそのまま仕事中。
みやまよめな:46
2008.06.04 |Category …みやまよめな
父「………はっ。………何を申すかと思えば……」
手元の杯を飲み干す。
社「……なりませんか?」
突然、怒鳴り、
父「たわけっ!!!!」
杯を社の顔にぶつける。
社「…………………」
立ち上がった父をゆっくり見上げる。
キテます、キテます(泣)
2008.06.03 |Category …みやまよめな
みやまよめな:45
2008.06.03 |Category …みやまよめな
しかし、彼女の口から殺めるなどという言葉を聞きたくはなかった。
彼女はいついかなるときも慈悲の心を深く持ち、それゆえに今まで自分の力を呪ってきたのではなかったか……。
そして、社はそんな彼女が好きだった。
優しく清らかでもろい……。
自分がいなければ、ただ泣くばかりの姉を守るというのが彼の存在意義と言ってもよかった。
だから言ってしまえば、彼女が悲しめば悲しむほど、追い詰められれば追い詰められる程、社にとっては歪んだ悦びの糧となっていたのである。
都「そなたは何かあればいつも呼び付けてくれと言ったではないか」
社「ですが……」