忍者ブログ
NinjaToolsAdminWriteRes

ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

HOME ≫ [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190]

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


レイディ・メイディ 58-2

 氷鎖女は実際に家では泣いてばかりだと言いかけてやめた。
 メイディアが助かったことは、本人たっての希望で内緒なのだ。
 
リク「……そうだね」
氷鎖女『………………』
リク「折れるときは………簡単なんだ」
氷鎖女「誰でも同じでござろ」
リク「追い詰められて……悲嘆にくれて身投げされるのなら、いっそあの日、一緒に崖から落ちても良かったかな。……ふふっ。なんてね」
氷鎖女「心中か? 割かし、浪漫ちすとなのでござるな」
リク「……冗談だよ。俺とじゃ、メイディが気の毒だ」
 
 自嘲気味に笑う。
 

拍手[0回]

PR

▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 第58話

第58話:幸せ未来予想図と悲劇のマリアンヌ。

 家族が惨殺されて彼は一人きりになった。

 その後、貴族に引き取られるも愛玩具としてで、いくらもいないうちにすぐに逃げ出し、日雇いの仕事でなんとか食いつないでいる内に、とある神父と出会った。

 彼を師として少しだけ剣術と魔術を習い、養成所に行くよう勧められ、今に至る。

 養成所では衣食住がそろっており、生きて行くための技術も身につく。

 出所後は軍に所属することになり、人生が保証されたも同じである。

 だから、神父はここに行くことを強く推したのだ。

 訓練がどれほど厳しくても、飢餓に脅かされない生活を思えば楽なものだった。

 薔薇の騎士を目指して門を叩くのは、純粋に薔薇の騎士に憧れを抱く者、継ぐ爵位のない貴族の次男以下、そして身寄りのない、または日々の生活に困窮する貧しい子供達がほとんどだ。

 平均的なレベルの生活を送る者たちは、まずこない。

 だいたい、親が許さないだろう。

 家の手伝いもしないで何が騎士だと。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

お呼びでない、隠れキャラ。

ウチのパソではなく、ワープロの方。
リクを書くために「赤い瞳」とすると「赤井 仁美」さんが現れ、
メイを書くために「青い瞳」と打つと「青井 仁美」さんが現れます。


……召喚してないから!!

彼女ら、目立ちたがり(?)で、何回直しても、次には一番で登場するんです。
カンベンして下さい。
変換面倒クセー!!(爆)
レイメイの隠れキャラです。
いっつも惑わせてくれます。
時々、直すの忘れて表に登場してたら、教えて下さい。
ここは出番じゃないよって(泣)
一応、自分では気をつけているつもりだけど、誤字とかモリモリ発生させているので(爆)

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

ラストカード、

 1枚きってしまいました。
 話がどん詰まったので、断片の一つを間に挿入。
 シレネ登場です。
 これを入れている間に次のを考える作戦でしたが、しっぽい。
 まだ思いついていません。
 仕方がないので、また苦し紛れの何かを間に挟もうかどうか……ううっ。
 
 イメージをふくらませるためにクガキやイメージ台詞などを書き溜めていましたが、それらも作中で使い切ってしまった感があるしな。
 新たに考えるつもりではいますが、あんまりこう……メイの最大のイベントが終了して気が抜けちゃったかな。
 ラブがなくなったし。
 いや、本当はまだ残っているのですが、そこにいくにはまだちょっと遠い、みたいな?
 書いてて楽しい場面に早くたどりつきたい。
 イベントとイベントの間のつなぎってすぐ挫けそうになっちゃうよね。はぅん。

拍手[0回]


レイディ・メイディ 57-4

ラビア「……貴女は……病んでいたのですね?」
 
 あれほど軍隊を翻弄して暴れまわった魔女とは思えない、頼りない背中にそっと草を踏んで近寄る。
 しかし彼女は振り返らずに湖の水面をただ目に映している。
 
シレネ「ラビア、私はこのまま平穏に生きていたとしても、もういくばくもない」
ラビア「戻って……医者に……」
シレネ「病じゃない。先祖から受け継がれた呪いが、私を内から壊しているんだ」
ラビア「……呪い……」
シレネ「私は所詮、氷鎖女の子……幸せなど求めても結局、このザマ。このようなことになるのなら、早く、早く、呪いに取り殺されてしまえばよかったのに」
 
 苦しそうに笑う気配がした。
 

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 57-3

嘆きと怒りに猛り狂って王を責め立て、彼女は刃を向けられた。
 
「この醜悪な化け物め!」
 
 王は知っていた。
 彼女に取り憑いた人面瘡の存在を。
 それを示して、化け物と呼んだ。
 この国を滅ぼそうとする魔女を殺せと兵を差し向けたのである。
 シレネの中で何か、大事なものが切れてしまった。
 ぷっつりと。
 それは奇しくも、何も知らされていない無垢な王妃から新たな生命が誕生した瞬間でもあった。
 出産の場に王宮賢者たちが呼ばれていたが、招待されたのは12人。
 13人目のシレネだけが呼ばれていなかった。
 理由は明確にはされなかったが、要するに生まれてくる子に害をなす恐れがあると見なされたからである。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

レイディ・メイディ 57-2

 だが、いくばくも経たない内にこの幸せの絵図に亀裂が生じた。
 王子が生まれたわずか1年後に、王妃の懐妊がわかったのである。
 未来の王として望まれた子だったのに。
 王妃の子が生まれれば、継承権は廃止されるだろう。
 シレネは自分の息子が用済みの物のように捨てられた気持ちになっていたたまれなかった。
 王妃の腹は日に日に大きくなり、比例するようにシレネの中の小さかった妬みの芽も大きく育ってゆく。
 あの腹さえ潰してしまえれば。
 死産であったなら。
 王妃がもう二度と子を生めない体になってくれたら。
 さすれば自分の子が立場を脅かされることもない。
 唯一の継承者として、人々にひざまづかれ、約束された幸せをつかみとることができるのだ。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

≪ 前のページ |PageTop| 次のページ ≫

もくじ ▽

初めましての方へ☆必読お願いします ▽

金魚飼ってます☆ ▽

さらに金魚飼いましてん☆ ▽


ブログ内検索

カウンター

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

最新TB

フリーエリア


※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【ゼロ】  Design by NUI.T  Powered by NinjaBlog