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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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箱君短編4「水面に映る月」の今頃、玄武紹介(爆)

DSCN31250001.jpg こないだというか……うん、ずいぶん前に投書しました玄武短編。
望ちゃんがどんなヤツだっけ?と言ってたので、原稿を探しました。
新しく描いたのはずいぶん別人入っていたので、諦めて捨てました(爆)
同じキャラ描けないよ(T_T) ムリ!!
整形したのか、髪型変えたのかって言うイキオイで違う;
特にハリハリの髪型って苦手。よく描くけど未だに苦手。
十音裏とかも毎回、怪しいですもん。
何度描いても同じように安定して描ける人は尊敬します(滝汗)
 
えっと、あの短編内容ですが、時期としては、箱君が終った後の時代です。
箱君の悪役ボスである楴丞丸が死んだ後。
忘れた頃に後書きみたいの書くなって? あは^_^;
 
 そんなワケで今頃になって玄武の紹介。

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水面に映る月:あとがき

 オチまでがんばって無理やり作って書いたら、タイトルがそぐわなくなったので、変えました(爆)
昔話風味。
最後の方、疲れてきちゃってちょっとアレなのでそのうち手直しするかも。
時期としては、箱君が終った後の時代です。
箱君の悪役ボスである楴丞丸が死んだ後。

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水面に映る月:3

玄武「よし、お前自身がひょうたん変わりだ。術を使えるようにしてやろう」
 
 本当は術を授けるのはあまり良くないんだけどな。でも、まっ、いっか。
 この哀れな女にほんの少しの力を。
 口移しで与えてやった。ひょうたんにやったみたいに。
 お? ……与えた力が強すぎたかな?
 女はそのにカクリとひざを折ってぼんやりしていた。
 
玄武「これでよし。願えば水の力がお前を助けよう」
女「………………………………」
玄武「ではな」
女「あ……水神様……!? 待っ……」
 

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水面に映る月:2

 俺は人の姿になって、近くの村に出向いた。
あの女を探すためだ。
 ……あー、いたいた。やっぱり思った通り米屋の下働きだ。
どっかの奉公人だろうとは思っていたがな。
どーせイジメられでもして現実逃避にポックリ逝こうと思ったんだろうよ。
 逝くなら、他のトコにしてくんなー。
俺は歓迎しないゼ、シケた女なんぞ。
 女の手には明らかに重い米俵を持って、ヨタヨタと蔵を往復している。
 しばらく見ていたら、案の定、転びやがって、家の住人に怒鳴られていた。
 ハイ、ハイ、どうもスミマセン。そんな言葉を一日何回も繰り返して、女の一日は過ぎて行く。
それにしてもシケた女だ。……つまらん。

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箱君・アリス番外:水面に映る月

人は弱く、心はうつろいやすく。
水面に映る儚い月のように。
小石一つで波紋に消される
確かなモノは瞬間だけ。 

箱庭の君/合わせ鏡のアリス
玄武番外編:水面に映る月
 
 
 東に青龍、西に白虎。南に朱雀、北に玄武。
 人の身でありながら、神獣である我ら四体を召喚し、使役し、この世を恐怖のどん底にき落とした楴丞丸がこの世から消えてどのくらいが経ったろうか?
 側で戦の行方を占う役目はあの方の死と同時に終了した。
 お役御免となった俺が泉に身を溶かしてずっと眠っている間に時は流れる。
 まっ、現の世がどう変わろうと俺には無縁のコトだがな。
 微睡み(まどろみ)続ける俺の泉に、ゴミが落ちてきた。
 静かだった水面に広がる波紋。水鏡に映っていた月が形を崩す。
 時々あるんだよ、人間が落ちてくんの。せっかくいい気持ちで眠ってたのにサ。
 ったく……迷惑千万だゼ。
 俺は投げ込まれたゴミ……人間の女を住処からおっぽりだした。

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