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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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響く炎:2

配下の者「跡継ぎはどうなさるおつもりかっ!?」

響「テキトーに決めてくれ」

配下の者「テキトーにってそんなテキトーなっ! なりませぬっ! 跡継ぎのお子どころか嫁もまだではございませぬかっ!」

響「…………よ……余計なお世話だ」

配下の者「余計なお世話なものですかっ! 見合いになれば逃げ出して…。遊び歩いては、姿をくらまして…」

響「今は説教の時ではないわ。早くゆけっ!」

配下の者「……………」

    「わっかりました! では早々に葬式の手配を……

響「…おいっ! 七日は待てよ、コラッ! もしかしたらひょっとして帰ってくるかもしれぬだろっ!?」

配下の者「同じかと思いまするーっ!」

 

 遠ざかる声。

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箱庭の君番外 響く炎

        魔性の者に出会って、まず一番してはいけないことを知っているか?

                      それはな、話を聞いてしまうコトだ。

                            魔性に応えてはならぬ。

                     魔性は、あの手この手で心の隙をつく。

            知らぬ間にだまされて、魂(タマ)までとられちまうって話だ。

                            …わかったか、キョー…

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