滅びの夢：２

　私ハ夢見ル。

　貴方ト私ダケノ世界。

　

　この限りなく広大な世界のどこかで、ちっぽけな誰かが幸福の夢を見る。

それは誰にも咎めることのできない、小さな希望。

［こんな設定にするつもりだった。ざくざくっとあらすじ］

　夢を見ている誰かの夢が、現実を飲み込んでいく。

　政府機関は抵抗するために、その夢にアクセスする機械を作り出す。

　機械はゲームセンターにあるゲーム機のようなカンジで、コクピットのような形になっているものが並んでいる。

　世界の何処にいるとも知れない「誰か」の夢に踏み込むためには、その「誰か」と波長が合っている者でないとならない。

　全国から波長の近い人間が集められ、実験が繰り返される。

　最終的に合格とされたメンバーがアクセスするための機械に搭乗し、頭には神経をつなげるためのコードやら何やらモジャモジャくっついたヘッドギアをかぶって、他人の夢の世界にレッツゴー。

 

　夢の世界に入ると、メンバーはロボットに乗っていることになっており、自由に動き回れる。

　荊に囲まれた中世ヨーロッパの城の中に眠る「誰か」……“いばら姫”を目覚めさせなければならない。

　いばら姫の眠りは、眠りを妨げる侵入者を排除しようと敵を作り出す。

　メンバーはその敵を倒して進まなければならない。

 

　そのうちに、メンバーの中の誰かが疑問を持ち始める。

　いばら姫の世界はこんなにも穏やかで美しい。

　現実の方がもっとずっと醜い争いに満ちているじゃないか。

　いばら姫の夢は、緑溢れる美しい世界。

　優しさに満ちた世界。

　こちらの世界が現実の方がよっぽどいいじゃないか！

　現実に絶望を抱いていた人間が、一人、また一人と夢の世界に加担し始める。

　また一方の一部の人間は、こんな嘘くさい夢のどこがいいんだと強く否定。

　現実世界を守るために来たはずのメンバーに亀裂。

　夢を守ろうとする人間と現実世界を守ろうとする人間とで別れてしまう。

 

　その２者の間で戦いになり、最後は結局、現実派が勝利を収めます。

　で、荊姫の城に踏み込んでみると、中には……

 

　えーと、いばら姫の正体は２パターンあって、子供を連れて幸せそうにしている母親バージョンと一人で黙々と夢の絵を描いている青年。

　その２つです。

　母親の場合の正体はシレネ（桜小町）。

　青年の場合の正体は鎮。

　レイメイにリンク(笑)

 

　夢の中で眠っていれば、目覚めさせればいいと思っていたのに、いばら姫は起きている。

じゃあ殺さなければいけない？

ここでその罪のない穏やかな夢を食んでいる人を殺していいのか、殺せるのか？

メンバーはまた迷います。

中の一人がコンタクトをとってみると、会話が通じる。

わけを話すと「自分はここにいます」と現実のことを教えてくれる。

実際に夢を見ている人を興せばいいのだと言うことになり、結局、殺すことはせずに帰還。

 

戻ったメンバーは「こういう人がいました」と結果報告。

言われた場所に行くと確かに朽ちかけた古城の跡。

こんなところに人がいるのかと捜索。

すると井戸の中から、古代の女性の死体が引き上げられる……

という話。これはシレネバージョンですが。

鎮バージョンはまた別ですけど、書くとレイメイのネタバレになるのでここでは書きません(笑)

 

 

［で、これをこのままやってしまうと……］

　敵キャラがいないワケですよ！(爆)

　仲間割れして敵味方に分かれることは出来るけど、悪の四天王(笑)みたいな役がさ！　できないじゃん！！

　これ、重要なワケ！

　それに組織も政府は最初と最後しかからんでこないし。

　もっと裏で暗躍してくれなきゃ。

 

　魔王が世界征服狙ってたりとかそんなおかしな方が、メチャツヨ四天王（←レイメイ初期参照）作りやすいんですよ(笑)

　話自体は凝ってない方がいいのかな。子供向けアニメのイキオイで。

　どうでもいいけど、世界征服って色々仕事増えるし大変な職業だよね。よくやりたいと思うよね。

　誰かに任せておく方が楽なのに！　なんて責任感が強いんだ！

　……とか思ったりする。

 

　いや、そんなことはいいんだ。

　敵を作らなきゃー(>_<)

　この話で新たにいばら姫の夢を利用しようと企む組織があればいいのかな？

　シレネじゃなくて、特別なヒロインみたいな存在を作って、悪の組織(笑)がその女の子を使って何か企画（！？）立てていればいいのか。

　うーんうーん。