忍者ブログ
NinjaToolsAdminWriteRes

ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

HOME ≫ Category 「レイメイ 46-48話」 ≫ [1] [2] [3] [4]

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


レイディ・メイディ 46―2

 訓練を実施している最中も氷鎖女は、視線を感じていた。

 ムカデの魔物と戦ったときと同じ種類のモノだ。

 しかも全体ではなく、リクを追っているときに限り。

 

氷鎖女『リクか? 狙われておるは……』

 

 最後にリクと争った現場で、氷鎖女は蛙をクナイで串刺しにしていた。

 以前、森の中央で仕留めたクナイは、後日確認してみるとヤモリを貫いて木の幹に深々と刺さっていた。

 ヤモリにカエル。だから、気配が小さかったのだ。

 使い魔を使用して、誰かが見ている。

 それも訓練のたびに毎日。

 ……誰が何の目的で?

 

氷鎖女「次はひとつ……仕掛けてみよか」

 

 クナイを引き抜いて、汚れをふき取る。

 やがて生徒たちが迎えに来たので、何もなかった風を装って合流した。

 

氷鎖女『リクが狙われるとしたら…………可能性は……』

   『……………食い逃げ……かな?』

拍手[0回]

PR

▼ つづきはこちら

第46話:魔法の使えない魔法使い

 かかさまは、手をつないでは下さらない。

 ととさまと真ん中にあにさま、となりにかかさま。

 少し離れて後ろを追うのが、―。

 ―も、かかさまと手がつなぎたくて、後ろからそっと触れようと手を伸ばしてみたけど、払われたらどうしようと思ったら、急に怖くなって引っ込めた。

 気づいて、振り向いて、「どうしたの、―。お前もおいで」そう言って、手を引いてくれたらいいのになと思いながら、その背中を見上げた。

 

 

 

 落ち葉を巻き上げ、森の中を走る。

 魔法が飛び交う。

 小さく、的確に。

 時に大きく、フェイントを織り混ぜながら。

 ヒサメクラスの生徒達はくる日もくる日も、実戦訓練に明け暮れていた。

 2時間の間、氷鎖女に追われ、生徒が逃げるというアレだ。

 動きながら、神経を張り詰めながら、魔力を練り上げて魔法に結び付けるのは容易ではなく、不発も多出した。

拍手[0回]


▼ つづきはこちら

≪ 前のページ |PageTop|

もくじ ▽

初めましての方へ☆必読お願いします ▽

金魚飼ってます☆ ▽

さらに金魚飼いましてん☆ ▽


ブログ内検索

カウンター

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新TB

フリーエリア


※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【ゼロ】  Design by NUI.T  Powered by NinjaBlog