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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 61-2

アン「………………」
ジェーン「ま、わかんなくもないわよね。リッくん助けたのってメイディアだし」
アン「違うわ! レク君とフェイト君よ!」
モーリー「最終的にはねー」
アン「…………」
モーリー「で、メイディアがいなくなっちゃったら、ヒサッちにべったりになったじゃない? 元々、ヒサッち大好きだけど。寂しかったんだと思うのー」
ジェーン「でもそのヒサメ先生もお兄さんに獲られちゃったからー」
 
 二人、声をそろえ、
 
モーリー・ジェーン「チャーンス到来ッ☆」

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レイディ・メイディ 第61話

第61話:リクの恋人
 氷鎖女兄がしばらくの滞在を許されて数日。
 双子は四六時中べったりくっついている。
 食事や就寝のときは当然としても、授業のときまで傍らにいるのだから、傍から見たら異常なくらいだ。
 だが、それ以上に異常なのは、これだけ仲が良さそうでありながら、鎮の手の位置が必ず刀を抜ける位置に収まっていることである。
 ただくっついているのではなく、実際には監視の役目を光らせているのだとほんの一握りの人間は気づいていた。
 授業が終了して質問をしたいリクが鎮を追いかけて呼び止めると左右対称の動きで双子が同時に振り返る。
 生活が始まってみると動作が同じで外見があまりに似ていないのに関わらず、二人が似ているような錯覚に陥るのが不思議だ。

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