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ゼロのノート

ト書きでカンタン☆ 気楽に気軽に創作物語。

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レイディ・メイディ 5-3

メイディア「何故ですの?」

 

 ニヤリと口の端を吊り上げて詰め寄るメイディア。

仲良し作戦はどうしたのだろう。

 

氷鎖女「えっと…そのぉぅ…あれ…だから…じっ…実は…」

 

 追い打ちをかけられてしどろもどろ。

何か良い言い訳を考えている様子。

 

メイディア「実は?」

 

 容赦なく追い詰める

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レイディ・メイディ 5-2

メイディア「ですから、ワタクシとしてもヒサメ先生とは仲良くやっていきたいのです。初対面は最悪でしたから、仲良くなるきっかけを外してしまいましたけど」

氷鎖女「殊勝なことを言うでござるな。いきなりどういう風の吹き回しなのやら。何の裏でござる?」

メイディア「まぁ、ヒドイ言いよう! せっかくワタクシから妥協してあげているというのに。先生は人を信じるということを知りませんの!?」

氷鎖女「まぁ、あんまり」

 

 小さく言って、頭を面倒くさそうに掻く。

 

メイディア「ハイ?」

氷鎖女「あ、や、別に」

 

 問い返されてうやむやに答えた。

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レイディ・メイディ 第5話

第5話:メイディアVSティーチャー・ヒサメ

 東の空が明るくなってきて、5月の朝らしい少し肌に冷たく気持ちのよい風が吹く。

 今日も晴天になるだろうことをうかがわせる爽やかさだ。

 そんな朝だというのに、なーぜーか、ルームメイトが一匹足りない。

 昨日の晩、一昨日の晩といなかったのも知っていた。

 あえて理由を聞こうとしなかったのだが、朝まで帰って来ないとなると問題かもしれない。

 レクと同室のリクはカーテンの隙間から中庭の噴水を見つめていた。

 同じく同室のフェイトは、先日行われた赤青対抗練習試合で女性のレイオットに歯が立たなかったのが悔しくて、夜な夜な一人で練習始めているんじゃないのか?などとあまり心配していないようだ。

 

フェイト「あのバカのことだ。きっと朝になったのも気づかずにやっているか、疲れてそのまま寝ているかだろ」

リク「ああ、もしかしたらそうかもしれないねぇ。……ん?」

フェイト「どうした?」

リク「もう食堂で朝食とっているのかも」

フェイト「……君は食べ物のコトしか頭にないのか」

 

 あきれたというふうに腰に手をあてる。

 だいたい食堂が開いている時間でもなかろうに。

 他のルームメイトは夢の中で、起きて会話している二人でさえもパジャマのままの早朝。

 話題のレク=フレグリットは未だ草むらの中だった。

 女の子にだまされて縛り上げられ、一晩放置プレイ!?されてしまっていたのである。

 ところで、この人の良い少年をだました非道な女の子・メイディア=エマリィ=シャトーは、朝っぱらから教官・氷鎖女を呼び出し、朝の散歩へと誘い出していた。

 そう、2晩かけて作った恐怖の落とし穴にいざなうために……

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